わずか十日前までは紅葉見物の人出でにぎわっていた北野天満宮も、モミジや欅・椋など
落葉樹の葉はすっかり落ちてしまいました。大鳥居の前の今出川通りの銀杏の街路樹だけ
はまだ落葉さなかの木もあって彩りを添えていますが、道に面したお宅の掃除へのご苦労
は大変です。京都市の公園管理課の話では落葉する前の枝伐採は2年に一度だそうです。
さて、ウオーキング途中に初冬に咲く花を探してるのですがすっかり少なくなりました。
そのような中で山茶花・ツワブキ・冬桜の三種花の写真を撮りましたので紹介します。
山茶花はツバキ科の常緑樹、花の少ない初冬に咲く貴重な耐寒性の花です。
花色には桃・赤・白等あり、同属同科の椿と区別は難しく、花弁がばらばらに散る
のが山茶花で、地面に落ちた花で確認するのも一つのほうほうだとか。
中国語でツバキの木を「山茶」といいその花を「山茶花」と称し、葉をお茶のように
飲料となることが名前の由来だそうです。
次にツワブキの花です。「艶葉蕗」と書き、艶のある葉の蕗が名前の由来だそうです。
葉の表面には光沢があって美しく、しかも日陰でもよく育つところから日本庭園の下草
として利用、石組みや木の根本に植えられていることが多い。斑入りの葉が鑑賞用に
重宝がられているが、蕗と同じように茎を食用とすることもあると知ってビックリです。
キク科ツワブキ属の多年草、黄色の花が冬の庭園に彩りを添えています。
三番目は「冬桜」です。京都府立植物園には「十月桜」と表記されていました。
写真は11月末に平野神社で撮影したもので、11月初旬からポツリポツリと開花し
はじめ、日が経つにつれて花の数が増しています。
調べてみると10月ごろから咲き始め、冬の間も少しずつ咲き、春先まで咲き続ける
珍しい桜だそうです。平野神社には楼門の左に大きい木が一本、桜池に数本、桜
園にも数本植えられています。寒い冬に凛と咲く冬桜に毎朝勇気づけられています。
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