竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

寒い!歳のせい?高齢の楽しみ

2013-12-04 09:10:25 | 竹工芸
一昨夜無事に小平に着きました。松田から東名と圏央道を通って相模原に出るので、5時間半で着きました。
 
近年本当に寒がりになりました。ヒートテックの長袖の上下を着てなんとかしのいでいます。
冬の朝走り出すのが億劫になっています。掛川でも一日おきに走っていました。
昨日は10時ごろから図書館に行きがてら10キロ走りました。
日が高くなってからがいいですね。
 
私は着膨れてのろのろ走り、若い人たちは薄着でスイスイ走っています。
4,5年前からすっかり寒がりになりました。歳なんでしょうね。
まあ、走るだけでもいいか、と慰めています。
 
来る途中富士市で夕陽の当たる富士山が見えました。車を止める場所がなくて止まった時はちょっと遅かったようです。

 
上水の道は落葉がいっぱい、辺りの木々も黄葉が目立ってきました。
植物は秋から冬、歳をとったように緑の葉が黄色や赤に変わって葉を落とします。
でも葉の落ちた枝には堅い芽が生えて、春になればまた緑の葉が繁ります。

 
人間はただ年老いて行くのみです。
お正月はそんな人間に植物的な生のあり方を教えるものかもしれません。
 
この夏6人目の孫が生まれますが、その分こちらは枯れていきます。
若さを保つことは無理でも活動は継続できます。
 
竹細工を習う生徒が増えてきて、大いに刺激されています。
今まで作ってきた手の込んだバッグなどを教えるのは無理です。
もっと簡単で面白いものが出来ればいい。
 
竹細工をやりたい女性たちにはセンスのいい人たちがいます。
今まで軟らかくて扱いやすい黒竹を使って花篭のようなもの編んできました。


写真はわたしの作ったものです。生徒達は技術が未熟なためにそれを崩して、
かえって花籠としては面白いものを作ります。

 
これからは先日伐って持ってきたハチクを使って編むことになります。
 
生徒達が実用的な笊や籠を編んでも仕方がありません。
それは滅びつつあるものです。
でもそれはそれで昔からの素晴らしい工夫に満ちた世界です。

 
私個人はその技術を突き詰めて行きたいと思いますが、それは私の仕事です。

 
生徒達はその技術を活かしながら自分なりの籠を編んでいけばいい。
どんなものが出来るか、楽しみです。
 
私もしばらくは売るということを考えずに籠を編むことが出来ます。
これも楽しみです。