このところブログをしばらく休んでいます。
昨年は走る意欲を失っていました。それでは糖尿病対策の運動療法になりません。
そこで走っている間に写真を撮って、それをブログに載せることで、走る意欲をかき立てようとしました。これはしばらくうまく行っていました。でも毎日走ると変化のある写真が撮れません。
そんな時「源氏物語」の朗読を走りながら聴くようになりました。
これがとても面白いので写真を撮ったりブログを書かなくても走り続けられます。
今「玉鬘」まで来ました。この調子なら冬中で読み終わるかもしれません。
完全に理解しているわけではないので、終わったらまた繰り返して読めばいいかもしれません。そんなわけでブログは休みがちになります。
今日は今年初めて電車に乗って都内に」出かけました。
行く先は用賀の世田谷美術館、松本竣介展をやっています。
家人が昨日見に行ってとてもよかったというので私も見に行くことにしました。
1月14日までなのでぎりぎりです。
世田谷美術館は1,2度行っています。
田園都市線の用賀から17分歩けば着くので、それ程遠くでもありません。
それに途中は「いらか道」という面白い歩道を通るので、退屈しません。
瓦と同じ焼き物で作られた道で、ところどころに百人一首が彫ってあります。
松本竣介は明治末年生まれ、岩手県の盛岡に育ちます。
盛岡中学一年のときに病気で聴力を失います。それから本格的に絵をこころざし、
東京で絵の勉強をします。二科会を中心に活動しルオーやモジリアニの影響も受けますが、独特の線と色彩で独自の世界を築いて行きます。でも1948年36歳の若さで病死してしまいます。
私は1942年作の「立てる像」が好きで絵の前にしばしたたずみました。
これほで絵に引き込まれたのは久しぶりです。
近頃あまり美術展にも行かず、行動半径が狭くなっていましたが、今回の体験は自分の活性化にもつながるので、これからもいい展観があれば出かけたいと思います。
その後もう一つ展覧会を見に行きました。それについては次回に。