竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

真竹を伐る。

2009-12-20 09:00:57 | 竹工芸
寒いですね。
でもそうとばかり言っていられません。
今朝はジョギング、走り出すと寒さを感じなくなります。
家に帰ると寒い、でも日が当たってくると、縁側は温室になります。
 
ジョギングの帰りに真竹の林に入ってみました。
5、6年イノシシに筍を食べられて新竹が出なくなり、
今ではすっかり荒れています。
でも10本前後は使えそうな竹があったので、
午後はそれを伐りに行きました。

 

イノシシにやられる前は杉の間に真竹が伸び伸びと育ち、
日光も差し込んで明るくきれいな竹林でした。
そばに谷川が流れていて、いつもせせらぎか聞こえています。
ここでの11月の竹伐りは、とても楽しい時間でした。

 

今日は寒々とした一日でしたが、竹は伐り終わりました。
真竹は長いままで火で炙って油抜きをします。
表面の汚れがきれいに取れて、陽に晒すと白い竹になります。
淡竹でも出来ますが、真竹の方がつやがあります。
淡竹は表皮を磨きとって染めたりしますが、
今年は磨きだけのままの篭も作ってみます。
表面が自然に酸化して、10年もたてばいい色になります。
その間色の変化を楽しめます。
篭は10年ぐらいは軽くもつのですから。
この忙しい時代、そんな悠長な・・・
みんなが急いでいます。
でも私が急いだとて、その行き先は・・・・・
ゆっくり自然と人生を楽しみましょう。

テープを巻いてあるのは来年伐る竹。


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