呑んベエSTING

ロック、やきとん、丼、ERをこよなく愛するオヤジのたわ言

ヨコハマ・本気トーク・ブルース 老舗バー「クライスラー」編

2014-03-18 21:15:27 | 呑んだり喰ったり語ったり


「宮川橋 もつ肉店」でいい気分になりましたもんで、
「クライスラー」に突入しました。

福富町の一番いかがわしい場所にある、
1950年開業の老舗オーセンティックバーでございますよ。




ビルの2階にあるお店につながる階段が、
ドキドキ感を誘います。




先客無しだったので、
バーテンダーに断って店内を撮らせていただきました。

ここも長いカウンターが印象的です。




数々の名酒が並ぶカウンター内の酒棚。

見ているだけで飽きません。




奥のボックスシートの壁沿いに並ぶプレミアムボトルの数々。

これこそクライスラーの歴史そのものだろう。

写真を撮り忘れたけど、
クラシカルなジュークボックスもいい味を出してるんです。




まずはニッカウヰスキー「竹鶴」のハイボールをもらいました。

プロの作るハイボールってなんで味が違うのだろう。
気のせいとも思えませんよ。


「クライスラー」は看板を見た方は気づかれたと思いますが、
元々は「オーシャンバー」なんですよ。

そう、
「オーシャンウィスキー」を飲ませる店だったんですよね。

「オーシャン」は元々長野か群馬の葡萄酒を造っていた会社が
軽井沢で作っていたウイスキーのブランドで、
その後「三楽」(現在「メルシャン」)に買収されて
「三楽オーシャン」って呼ばれてたかね。

もう「メルシャン」はとっくにウイスキー事業から撤退しているので、
「オーシャンウィスキー」はもう飲めないウイスキーになってしまった。

「クライスラー」でも
在庫限りでシングルモルトウイスキーの名酒「軽井沢」をメニューに出していたが、
ビックリするぐらいの値段でとても手が出ませんですね。

昔はそれほど高い酒じゃなかったんだけどね。
プレミアム価格でやんすな。

自分にとっては「オーシャンウィスキー」と言えば
「シップボトル」だったかな。
バブル時代の六本木や歌舞伎町だね。



トイレに行ったら、
壁中にオーシャンブランドの酒のラベルが貼り巡らされていた。

スピリッツ系やリキュール系のラベルもあって、またまたビックリ。

まさしく歴史です。




2杯目は趣きを変えてアイレイ・シングルモルトスコッチ「ラフロイグ」をロックで。

臭っ!旨っ!
やっぱり好きだなぁ、このクセのあるお味。。。


かれこれ25年以上前に「クライスラー」に連れて行ってくれたのが父親でした。

父は会社の金を使って関内辺りのクラブ巡りをするのが日課だったのですが、
どうもホステスさんと同伴する際にこのバーを使っていたようですね。
(もしくはアフターかな?)

なんかその時にいろいろと男と女の話しを聞かされたなぁ。。。

いい想い出だよね。

父はもうよいよいで、外に呑みになんか連れて行けやしない。

連れて行けりゃぁ泣いて喜ぶんだろうけどね。


そう言えば、
銀座にも同じ店名のオーシャンバーがあって、
看板も同じだったのでバーテンダーに聞いてみたら、
やはり同じ経営で、銀座はご主人、横浜は奥さんがやっていたそうです。

銀座は残念ながら7年前に閉じてしまっています。


「クライスラー」は古きよき時代のヨコハマを知っていて、
そしてそれを伝えてくれている空間なのです。

ヨコハマ・本気トーク・ブルース 野毛は今でも元気だ!編

2014-03-18 10:50:10 | やきとん・やきとり・やきにく・ステーキ
中華街を後にして石川町方面へ。

石川町というと中華街や元町を連想されると思うが、
石川商店街やひらがな商店街は古くから賑やかな場所だったのです。

ちょっと寂びれた感もありますが個性的な店もたくさんあります。


中村川沿いに石川町の奥へ奥へと進んでいきます。

対岸はドヤ街のある寿町。
やっぱり横浜はこの辺のいかがわしさが残っているところがイイ!




目的の車橋に到着。

かの有名な「もつ肉店」の本店があるのです。

しかし、
「本日は開店時間が遅れます」の張り紙が。。。


空しく戻りますが、
野毛に近い宮川橋にも支店があることを思い出して向かうことに。


「あなた知ってる~港ヨコハマ~」と青江三奈も歌っていた伊勢崎町から
横浜一のヤバイタウン福富町を抜けて行くコースにしてみました。




まだ薄暮に時間帯だったので福富町も静かです。

もう少し先で写真撮影しているとキャッチの兄さん方に何を言われることやら。




福富町のオアシス、バー「クライスラー」も開店前でした。
後で行きましたけどね。




都橋商店街

大岡川の都橋から宮川橋沿いにカーブを描くように立ち並ぶ呑み屋街。

2階建てで間口一間ぐらいの店がずらりと並ぶ、
まさしく昭和の屋台や露天を集めたような建物です。

この時間はほとんどの店が開店準備中でした。




キタ~! 「宮川橋 もつ肉店」

立ち呑みです。
キャッシュ&デリバリです。
大声禁止です。

みんな粛々とルールに沿って呑んでいます。

たまに阿呆がいますが、みんなに冷ややかな目で見られます。




ヤバイ!よく焼かなきゃね。




盛りがたまりません。




杉田と違って串焼きもあります。

他のツマミで腹いっぱいであまり喰いませんでしたが。

これにホッピー2杯で1,000円ちょっとかぁ。。。
すげえなぁ。。。


ほろ酔い気分で宮川橋に戻ると、



都橋商店街(呑み屋街)全開です!




以前、
師匠に連れて行ってもらい家族とも行ったことのある名店「初芳鮨」

また両親連れて行きたいなぁ。。。


その後、「クライスラー」で一杯やってから野毛方面へ。

野毛はお客さんでどの店も溢れていました。

ビックリ!

若者向けのショップや飲食店も増えていて、
客層もずいぶんと変わりましたね。



こちらと向かいの「福田フライ屋」は相変わらずの佇まいでしたが。。。


野毛は元気です。



こちらの影響が大いにあるのでしょうね。


横浜に活気があることは嬉しい限りです。

ヨコハマらしさが減っていくことは寂しいことです。

もっともっとディープなヨコハマをまた時間があるときに散策しましょうかね。