道の駅「絵本の里けんぶち」にご当地ポストお目見え
ウサギの「ムーニヤ」をポストに直書き
剣淵町東町の国道40号線沿いにある道の駅「絵本の里けんぶち」にご当地ポストが設置され、11月23日に絵本「ムーニヤとほしのたね」を執筆した札幌在住のイラストレーター、佐藤正人さんや小学生たちが出席して除幕式が行われました。ポストには、主人公のウサギのムーニャが剣淵町の四季を楽しむ姿の絵が佐藤さんの筆によって直接描かれ、上部には立体像も設置されています。
除幕式には、佐藤さんをはじめ早坂純夫町長、高橋毅町議会議長、山口直喜・名寄郵便局長、北上川地区統括局長の宮島貢・士別中央通郵便局長、佐藤和博・西原郵便局長、同町放課後子ども教室に通う小学生代表10人、ムーニャの着ぐるみが出席しました。
宮島局長は「ご当地ポストに直接絵を描いていただけるのは極めて珍しく、当地にできたことを大変うれしく思っています。都合で来られなかった羽田野由人・剣淵郵便局長もご当地ポストによる手紙文化の振興、地域発展に努力していきたいとの決意を寄せています」とあいさつしました。
早坂町長は「剣淵郵便局前に続き町内2つ目のご当地ポストが出来ましたが、今後も増やして絵本の里を積極的にアピールしたいと思います。SNS等の利用が増えていますが、手紙には温かさがあります。SNSで親しくなった世界中の友達にこのご当地ポストから暖かい手紙を差し出してください」と語りました。
作者の佐藤さんは、手掛けた絵本の「ムーニャとほしのたね」で平成13年にけんぶちふるさと絵本賞を受賞しています。席上、佐藤さんは「全国各地のご当地ポストをネット等で調べましたが、ほとんどはラッピングによるもので、直接絵を描いたケースは見られませんでした。ムーニャはいつも星を抱いていますが、今回はポストの色にちなんで赤いハートにしました。手紙を出した方の思いが全国に届くことを願い、関わりの深い剣淵町の皆さまと手紙を届けてくれる郵便局社員に感謝の気持ちを込めて描きました」と制作経過を説明しました。
佐藤さんは、ポストの正面が夏、左面が春、右面が秋、裏面が冬をテーマに剣淵町の四季折々を楽しむムーニャを描いたと紹介しました。ポストの上部には、ムーニャの像が載っており、インスタ映えのスポットとしても期待も込められています。
除幕の後、佐藤さんは放課後こども教室ヤカタクラブに通う小学生10人と、自分がデザインしたポストカードを使って初投函に臨みました。天候に恵まれた会場では、大勢の町民や道の駅を訪れた観光客たちが詰めかけて除幕式の模様を見守り、幕が除かれてご当地ポストが現れると大きな拍手が広がっていました。
除幕式の様子

ご当地ポストと記念写真に納まる作者の佐藤さん(左端)と早坂町長

初投函する佐藤さんと小学生

ご当地ポストとともに左から山口局長、佐藤局長、宮島局長

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