No.011 「王になった男」（２０１２年 １３１分 シネスコ）

監督　チュ・チャンミン
出演　イ・ビョンホン
　　　リュ・スンリョン
　　　ハン・ヒョジュ



久々に韓国映画です
久々にイ・ビョンホンの映画を見ます
なんばパークスシネマの座席に着くと見渡す限り年配の女性が目に付きます
さすがにイ・ビョンホン・・・人気ありますね

（あらすじ）

1616年、暴君の悪名高き朝鮮第15代王の光海君（イ・ビョンホン）は権力争いの渦中にあり、常に暗殺の危機にさらされていた。そんな折、彼とそっくりの容姿を持つ道化師ハソン（イ・ビョンホン）が王の影武者として宮中に上がることになる。
重臣たちは、何とかして身分の低い平民であるハソンを王に仕立て上げようと画策するが……



もっと暗くてサスペンスな話かと思ったらなんとハートフルコメディ見たいな映画でした
そういう意味では思ったより面白かったですね
王の影武者が暴君と恐れられた王とはまったく違う政策で周囲の見る目を変えていく・・・
入れ替わりを知ってる２人の重臣たちにあれこれ仕来たりを教えてもらう部分をコミカルな演出で見せたり、本物の王と関係が冷めてた王妃との関係が修復されていく部分はラブストーリーのようだったりして、どこか大統領のソックリさんが替え玉を演じるアメリカ映画「デ―ヴ」を連想しました

王とは性格がまったく裏腹でお調子者の芸人ハソンと当たりかまわず怒鳴り散らし荒れ狂う暴君の光海君のこの２人の役の使い分けをイ・ビョンホンが上手く演じ分けていたと思います
でも終盤あれほどの暴君と恐れられた王が替え玉の為に一肌脱ぐ？場面は少し違和感あり・・・細かくは書けませんがね
何を持って急に良い王になってしまったのか・・・チョイ謎？



でも映画としては暗い陰謀モノと言う感覚は無くホント終わって見れば良い話って感じで、船のお見送りシーンにもジーンときてしまう
見る前からストーリーを知らずに見たのでもっと陰謀渦巻くドラマかと思ってただけに良い意味で期待を裏切られて私は満足でした(でもやはり「デ―ヴ」に似てるな～)




★★★★　２０１３．２．２１(木)　なんばパークスシネマ　シアター５　１８：００　Ｄ－２２