MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.005 「K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝」 (2008年 137分 シネスコ)

2009-01-17 00:08:36 | 2009年劇場鑑賞
監督 佐藤嗣麻子
出演 金城武
   松たか子
   仲村トオル



正月映画鑑賞予定の取りこぼし作品最後の映画が「K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝」でしたがやっとこさ本日鑑賞です。
さすがにヒット作とはいえ 正月も過ぎて平日の夕方って事もあり、布施ラインシネマ10のシネマ9はガラガラ・・・と言うより貸し切りです。
他は誰もいません!しかし律儀に最後列のチケットなんで最後列に座っての鑑賞・・・ま、予告の間に人入って来るかも知れないしね。

(あらすじ)

極端な格差社会の架空の都市“帝都”では、富裕層のみを狙い、美術品や骨董品を鮮やかに盗み出す“K-20”こと怪人二十面相が世間を騒がせていた。
ある日、サーカスの曲芸師・遠藤平吉(金城武)は、財閥令嬢・葉子(松たか子)と名探偵・明智小五郎(仲村トオル)との結納の儀に潜入して写真を撮ってくる依頼を引き受ける。



舞台は架空の都市帝都(一応東京のつもりですね)時代は1949年と言う表記で決して昭和24年とは言わない。
それもこれもハリウッド映画を思わせるような奇想天外な設定の為、なんでも出来そうな舞台設定にしてるのかも知れないけど、その分時代考証にとらわれる事なく目一杯弾けたエンターテイメントな映画になってます。

怪人二十面相と言うキャラをよくぞ引っ張ってきたな~と言う印象で日本にもこんなヒーローが居たのを思い出させてくれましたね(ま、私だけかも知れないけど)ダークヒーローとしては名前や風貌は昭和テイストなんですが、やはり怪人二十面相はあの感じでないとね~
また浪越警部や小林少年など原作でお馴染みのキャラも登場。
何故か小林少年はチョイ嫌な奴に見えて仕方ないんだが・・・少年探偵団も一瞬出てきます(これまたなんか悪い連中見たいな事を思わせる雰囲気)



怪人二十面相に間違われる金城武、明智小五郎役ね仲村トオルはまずまずだが松たか子の姫さんはチョイ微妙な感じだったけど、でもやたらでしゃばって来る欝陶しさは松たか子に合ってたかな~と言う気もしましたね。

また大仕掛けな巨大マシンや松たか子の操縦するミニコプターやピストルなど大道具小道具もハリウッド風な仕掛けで、こじんまりと予算不足を連想しがちな日本映画の活劇とは一歩少し出たような感じで良いと思います。

ここまで書くと大絶賛だけど、実際は期待してた感じよりやや下回った印象です。場面に寄ってはくどいシーンが時々あり(高島礼子の聖歌隊のシーンなど)もう少しその辺がよければ☆一つプラスしたんですがね~



★★★ 2009.1.15(木) 布施ラインシネマ10 南館 シネマ9 16:30 L-5