MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.008 「アンダーカヴァー」 (2007年 117分 ビスタ)

2009-01-23 23:25:35 | 2009年劇場鑑賞
監督 ジェームズ・グレイ
出演 ホアキン・フェニックス
   マーク・ウォールバーグ
   エヴァ・メンデス



TOHOシネマズなんばから慌てて移動、「ザ・ムーン」のエンドロールを見ずに移動したので本編に何とか間に合った・・・
次はガラッと変わってクライムサスペンス映画「アンダーカヴァー」・・・予告の段階から期待しての鑑賞です。

(あらすじ)

名門警察一家に生まれながら、家族に背を向け、マフィアが経営する人気クラブのマネージャーとして生きる弟ボビー(ホアキン・フェニックス)。
父(ロバート・デュヴァル)の後を継ぎ、エリートコースを歩む警察官の兄ジョセフ(マーク・ウォールバーグ)は、そんな弟に対し、マフィアを裏切って潜入捜査に協力するよう持ちかけるが……



この映画てっきりマーク・ウォールバーグが主演かと思ってたらホアキン・フェニックスが主演のような映画でしたね。
またそのホアキンが実に良い芝居をしていたと思います。
エリートな兄とは対照的な出来の悪い弟を好演し、優等生のマーク・ウォールバーグと対照的なキャラ設定がこの映画に大きなコントラストを出してましたね。

名門警察一家の中で一人だけはみ出し者である弟・・・ロシアンマフィアの経営するクラブでマネージャーとして働く彼にエリート警官である兄が組織への潜入捜査への協力を依頼する・・・反目する兄と弟のドラマ展開は香港ノワールを彷彿させる。
全体的に暗い感じの重い空気の映画だが、それだけに男臭い渋めのタッチがハリウッド映画と少し趣が違う雰囲気。
その中で妖艶な美貌で登場するエヴァ・メンデスがまたいいですね
エロい雰囲気の中にもホアキン演じるボビーに尽くそうとする姿が印象的。



香港ノワールのようなドラマ設定だが、香港映画によく見られるド派手な銃撃シーンはこの映画でありません。
その分ドラマがしっかりしていて、悪役も含めてキャスティングも実にハマってる。
唯一迫力のあるアクションシーンが雨の中のカーチェイスです。
デジタルドメイン社が特殊効果を担当したこの場面は何と降りしきる雨がフルCGだとか・・・いゃ~これは凄いですね~
また一度ロシアンマフィアの凶弾に倒れた兄が現場復帰しても撃たれた後遺症で、肝心な時にすくんでしまうのもリアリティがありましたね。
また時代設定が1988年ってことで劇中80sサウンドが流れるのも聞きどころのひとつですね。



★★★★ 2009.1.22(木)敷島シネポップ2 18:50 D-6

No.007 「ザ・ムーン」 (2007年 100分 ビスタ)

2009-01-23 09:49:06 | 2009年劇場鑑賞
監督 デヴィッド・シントン



今日は雨の降るしきるなか仕事終わりに映画のはしご・・
ミナミのTOHOシネマズなんばと敷島シネポップのはしごするんですが、何と最初の映画が終わると同時に次見る映画の本編前の予告が始まると言う綱渡りなはしご鑑賞です。
果たして予告の間に雨の中劇場間の移動が出来るのでしょうか・・・
最初の映画が「ザ・ムーン」と言う月面着陸したアポロのドキュメンタリー映画ですがNASAの秘蔵映像が沢山出てくるらしく楽しみです。

(あらすじ)

アメリカ合衆国が宇宙計画でソビエト連邦に後(おく)れを取っていた1960年代。
ケネディ大統領の強い意志のもと、人類初の月面着陸を目指してアポロ計画が発動。
全世界が注目する中、1972年までに9機のロケットが月へと飛び立ち、12人が月面を歩く結果となったが、そんな当時の状況をアポロ計画に参加した宇宙飛行士たちが振り返る。



アポロ計画に参加した宇宙飛行士の語りによって当時の状況やそろぞれの心情が語られ、それに合わしてNASAの記録映像が挿入される形式で映画は進行しますが、画面に向かって語る現在の宇宙飛行士とその当時の若き現役の頃本人の映像と被せて見せるのは時の流れと真実味があって良いですね。

また月面の暗い世界に陽が当たるシーンの感動や月に降り立った世紀の瞬間、ロケットが打ち上げされる場面の至近距離の映像など大スクリーンで見ると一際感動や迫力も違うものですね。
当時のことを楽しそうに語る現在の元宇宙飛行士の楽しそうな表情などを見てると大変な偉業に参加した喜びと誇りのようなものをそこから感じられます。



しかし感動の映像だけでなく衝撃の場面もあり、それが数々の打ち上げ失敗のシーン。
無人とはいえロケットが大爆発して炎上、墜落する場面は大画面で見る分、迫力と同時に衝撃もありますね。
こういう数々の失敗が偉業達成の裏側にあるというのを改めて思い知らされます。

内容的にはTVでも十分かも知れない気はするけど、こういうのは大画面で見るのもまた迫力があっていいですよね。
退役した宇宙飛行士が宗教的な思想になっていくって良く聞くけど、たしかに帰還後は皆さん悲喜こもごものようですね。
月から見る地球の美しさなど実際目の当たりにするとやはり、通常の価値観を超越した感覚になるんでしょうかね~
こればかりは行ったものしか判らないかもね?



★★★ 2009.1.22(木) TOHOシネマズなんば スクリーン7 17:00 J-5