MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.051 「僕の彼女はサイボーグ」(2008年 日本 120分 シネスコ)

2008-06-08 01:34:06 | 2008年劇場鑑賞
監督 クァク・ジェヨン
出演 綾瀬はるか
    小出恵介
    桐谷健太



本日2本目の映画は日本映画ですが、監督が韓国人の監督さんクァク・ジェヨン
「ラブストーリー」「猟奇的な彼女」などの韓国映画でおなじみの監督が日本で撮ったSFチックなファンタジーラブストーリー。
この監督の映画は結構見てますが、日本でもヒットした「猟奇的な彼女」より「ラブストーリー」の方が良かったですが、さて今回はどんなものでしょうか?
個人的にはあまりこの監督の映画ではハズレがないので少し期待しての鑑賞です。

(あらすじ)

21歳の“僕”(小出恵介)を救うために未来の“僕”が現在の自分に送ったという最高にキュートな“彼女”(綾瀬はるか)は、やることなすことすべてが大胆でラフなサイボーグだった。
“彼女”は“僕”のピンチを幾度となく救ってくれるが、感情を一切持たない“彼女”に思いが伝わらず、“僕”は一方的に別れを告げてしまう。
しかしそれは、決して起こるはずのなかった、運命を変えてしまう“恋”の始まりだった。



サイボーグに恋をするっていう設定に思い浮かんだのは、ウェス・クレイブン監督のホラー映画「デットリーフレンド」を思いだしました。
勿論、過去から自分を守るために過去の自分がサイボーグを送りこむって言うのは「ターミネーター」を連想しますね・・・いろんな映画の要素が入った映画ですね。

それとこの映画のやはり綾瀬はるかの起用が成功ではないでしょうか?
サイボーグとしての動きや仕種が似合ってたし、こんなサイボーグなら家にも来て欲しい・・・なんて世の男性陣たちに思わせるような存在感がありましたね。
で、“相手役”の小出恵介のキャラがクァク・ジェヨン監督の「猟奇的な彼女」のチャ・テヒョンのようなキャラとかぶるような気がするのですが気のせいかな?
人が良さそうでどこか頼りなさそうなあ所がソックリでした。

前フリなどして色々と伏線を張ってあり、それらがラストに生きてくる展開はソコソコ面白かったなんだが、一番印象に残るのが時折珍妙な動きをする顔も綺麗なら肌もスベスベなサイボーグ綾瀬はるかでした。(この映画に関してはおじさんは彼女にやられたなぁ~)



タイムトラベル物には必ず時間軸などの不合理性が付きまとうけど、今回もおかしい場面あるけど敢えてツッコ込まないけど、ただ小出恵介が子供時代の故郷に戻るシーンはどう考えても???
2008年現在で21歳の大学生と言う設定なんだが、そんな彼の子供時代(推定7~9歳ぐらいかな)のシーンが出てくるけど、7歳だとしても14年前なら1994年・・・なのにそこに描かれる風景はどうみてもALWAYS 三丁目の夕日の世界・・・ランニングに半ズボンで虫取りの網を持って走る子供たち・・・どう考えても当時の子供なら虫取りなんて活発なことせず自宅でスーパーファミコンなんかで遊んでますって・・・駄菓子屋や大人たちの服装も昭和の風情・・・時代が合わないな~
韓国人のクァク・ジェヨン監督は「ALWAYS 三丁目の夕日」を多分見たと思うけど、おそらく過去の日本を描くってなったら何でもかんでもあの風情にすればいいと思ったのかな?
タイムスリップの不合理性以上に気になったな~

それと2008年現在でのクラブのダンスシーンではこれまた昔懐かしいロボットダンスまで出てきます・・・でも綾瀬はるかちゃんが可愛いから許す!



☆☆☆ 2008.6.5(木) 布施ラインシネマ10 シネマ6 18:10 I-3