MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.062 「ゾディアック」 (2006年 米 157分 シネスコ)

2007-06-24 01:15:35 | 2007年劇場鑑賞
監督 デヴィッド・フィンチャー
出演 ジェイク・ギレンホール
    マーク・ラファロ
    ロバート・ダウニー・Jr



この日2本目は・・・文字通りのハシゴでの鑑賞。
「プレステージ」を見終わって僅か「ゾディアック」本編まで3分の移動時間。
ま、布施ラインシネマ10の7階から5階に降りるだけだけど、慌しいの何の・・・
何かギリギリ間に合っての鑑賞。

もう10年ほど前ですが「週間マーダ-ケースブック」という雑誌があり、毎回購入していました。
実際の犯罪者、もしくは事件を一冊丸ごと掘り下げた雑誌で中々興味のある内容でした。

結構そういう実録物も興味あるので、ついつい集めてしまってましたが途中から買うけどあまり読まなかったな~
そんな意味でこの作品は実際の事件を映画化した作品だけあって注目しておりました。

(あらすじ)

1969年、自らを“ゾディアック”と名乗る男による殺人が頻発し、ゾディアックは事件の詳細を書いた手紙を新聞社に送りつけてくる。
手紙を受け取ったサンフランシスコ・クロニクル紙の記者ポール(ロバート・ダウニーJr)、同僚の風刺漫画家ロバート(ジェイク・ギレンホール)は事件に並々ならぬ関心を寄せるが……。

157分と言う長尺な作品ですが、この内容でこの時間は普通の感覚ではキツイかもね~
先に書いたようにこう言うのは個人的に好きなんで、全然苦にならなかったけど、普通にデートムービー感覚で来た人なんかは内容的にも重い気分になる157分だから辛いかも知れないですね。

この事件の詳細は名前ぐらいしか知らないけど、実際の事件を日付通りに描いていき、事件を独自に追う2人の記者ポールとロバートと共々見てる観客もこのゾディアック事件の渦中に陥れてくれます。
デヴィッド・フィンチャー監督の執拗なまでのゾディアック事件に対する興味や思いが映像となって迫ってきます。

事件を追う2人の記者を演じるジェイク・ギレンホールとロバート・ダウニーJrが実に好演してると思います。
どことなく新聞社のシーンや2人の姿を見てると「大統領の陰謀」と重なる部分がありました。
あの映画もロバート・レッドフォードとダスティン・ホフマン演じる2人の記者が事件を追って行くけど、何か今回の作品と被る雰囲気がありますね。
心なし画面の色調も70年代の映画のように感じたのは私だけかな・・・?

当時の現場写真を元に再現された殺人シーンを取って見てもこの監督の執拗なまでのリアリズムがヒシヒシと伝わりましたよ。
デヴィッド・フィンチャー監督はこう言うのん好きなんやろうね~



★★★★ 2007.6.21(木) 布施ラインシネマ10 北館 シネマ4 19:25 J-4