MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.055 「ザ・シューター/極大射程」 (2007年 米 125分 シネスコ)

2007-06-08 21:59:58 | 2007年劇場鑑賞
監督 アントワーン・フークア
出演 マーク・ウォールバーグ
    マイケル・ペーニャ
    ダニー・グローヴァー



連日今週は映画を見に行ってますが、今度は堺浜にある今年は何度も足を運んでるMOVIX堺での鑑賞。
今年は何度も足を運んでるので鑑賞ポイントが貯まって二回は無料で見れるので此処へ来ました。
鑑賞するのが「ザ・シューター/極大射程」 マーク・ウォールバーグ主演のアクションサスペンスで原作は有名見たいですが私は知らなかったですね。

(あらすじ)

元海兵隊のスナイパー、ボブ・リー・スワガー(マーク・ウォールバーグ)は一線を退き、広大な自然が広がる山奥で隠遁生活を送っていた。
しかし、退役したアイザック・ジョンソン大佐(ダニー・グローバー)が彼のもとを訪問し、大統領暗殺計画が発覚したため、ボブの力を借りたいと言う。
ところが、それは巧妙に仕組まれた罠だった。

狙撃者を主人公にした作品で思い浮かぶのはトム・べレンジャー主演の「山猫は眠らない」シリーズを思いだすけど、あちらはB級アクションで段々シリーズ重ねるごとに質が落ちて行ったけど、なかなか狙撃者を主人公にした作品としては嫌いではなかった。
狙撃者を主人公と言うと敵と離れて戦う事になるのでアクション映画としては至近距離とかの格闘と比べて難しいと思うのですが、この作品は1.6キロも離れた所から狙撃と言う離れ技が出てくるけどそれだけ距離が離れると着弾に5~6秒かかると言うセリフは興味深いですね。
撃てばスグ相手が倒れたりするようなもんだけど、そこらへん結構リアルに描いてますね。
またそれだけ標的から距離が離れれば風邪向きや地球の自転さえも影響があると言う部分はちょっとした狙撃の豆知識見たいで感心してしまった。

マークウォールバーグは地味だけどそれがかえってスタイリッシュなスナイパーらしくて良いですね(「ボーンアイデンティイ」のマット・デーモンと少し雰囲気被ってるかな) 久々のダニー・グローバーの悪役もピッタリハマっていましたね。
「リーサルウェポン」の刑事役がすっかりいい人のイメージとして定着していたけど、やはり「カラーパープル」や「刑事ジョンブック 目撃者」の時見たいな悪役もハマりますね。
久々と言えばネット・ビューティも久しぶりにスクリーンで見ましたね。
「スーパーマン」でレックス・ルーサー役のジーン・ハックマンに怒られまくってた気の弱い手下オーティス役が印象的だが今回は事件の裏に潜む黒幕として憎々しい雰囲気を出しております (まるで時代劇の悪役でよく出てる遠藤達朗ばりの憎々しさ)

暗殺者の濡衣を着せられ逃亡しながら反撃して復讐をする主人公はよくあるパターンだけど、テンポもよく最後まで飽きることなく画面に惹き付けるし 悪役が憎たらしいぶん見終わった後の爽快感がたまりませんね 。



★★★★ 2007.6.7(木) MOVIX堺 シアター7 16:20 H-18

No.054 「監督・ばんざい!」 (2007年 日本 104分 ビスタ)

2007-06-08 00:12:47 | 2007年劇場鑑賞
監督 北野武
出演 ビートたけし
    江守徹
    岸本加世子



北野武監督作「監督・ばんざい!」と松本人志監督作「大日本人」・・・今、話題の日本映画が同時期に公開された。
くしくもお笑い芸人ビートたけしに続いてメガホンを取った松本人志の初監督作が同時期に公開されてこの2本を続けてハシゴして鑑賞。
「大日本人」を見た後、同じシネコンで1時間後に始まる「監督・ばんざい」は果たしてどんな映画か???

(あらすじ)

十八番のバイオレンス映画を二度と撮らないと封印宣言してしまった映画監督(ビートたけし)が、ヒットを目指してさまざまなジャンルの作品に挑むことを決意する。昭和の名匠・小津安二郎風の作品や不得手な恋愛映画、SF映画などに挑戦しては壁にぶつかって試行錯誤を繰り返す。そんな中、地球にはある危機が迫っていた……。

「大日本人」が変な映画なら、この「監督・ばんざい!」は妙な映画・・・正直、北野武の頭の中のアイディアをスクリーンの上で箇条書きで並べたような訳の判らない作品。
前半はオムニバス風で、小津安二郎を思わす作品からホラー映画、「~三丁目の夕日」風の昭和30年代を描いたノスタルジックな雰囲気の作品、更にラブストーリー・・・色んな映画をショート、ショートで豪華キャストで見せてくれるが、どれも中断したとのことから解決しないまま終了!

最後に出てくるエピソードがSF風の「約束の日」と言う映画。
それまでは何とか見れたけど、この一番長いエピソードになる「約束の日」
このエピソードからキツクなってきましたね~たけし映画ではお馴染の岸本加代子と鈴木杏のコンビを中心にビートたけしや江守徹、新日本プロレスの蝶野と天山のコンビなど多彩なメンバーが絡んでくるけど、特に目立つのが井出らっきょ・・・また彼が異常なまでのテンションで登場するけど、「もうエエ加減にしてくれ~」と思ってしまうほど目に付く鼻に付く・・・このエピソードは北野武というよりビートたけしの色が出た感じの話で笑う場面も多いし、コントばりのベタなギャグが連発されるけど、時には白塗りで登場する井出らっきょには笑うというより白けてしまいましたね。
もうこの辺は早く終ってくれ~て感じでした。

まだ「大日本人」のほうが変な映画だけど面白く見れましたね。
やはり北野武はバイオレンスが似合うのかな~?



★★ 2007.6.6(水) 布施ラインシネマ10 北館 シネマ7 19:30 M-12