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奈良・寅のお寺 信貴山 ⑥「毘沙門天を祀る本殿 朝護孫子寺」

2023年10月15日 | ハイキング・登山
信貴山は広くて長くなりましたが
⑤「成福院 寅柄のポスト・お砂踏み霊石・寅大師」の続きです。


朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)

902年(延喜2年)醍醐天皇が「朝廟安穏・守護国土・子孫長久」の、祈願寺としたことから「朝護孫子寺」の勅号を賜りました。


朝護孫子寺前の右側に「三寅像」

寅の年、寅の月、寅の刻が重なる12年の時を信貴山では
「三寅の福」と呼び、聖徳太子が祀った奥秘仏本尊の開帳や、毘沙門潅頂を始め全山挙げての法要が執り行われます。



写真左に少し見えているのは「手水舎」で
階段の左側に少し見えている建物が「霊宝館」です。


経蔵堂

左に手水舎、右側の屋根が見えている霊宝館の間にあります。



本殿への階段を上がった所から撮りました。


朝護孫子寺 本殿

902年(延喜2年)に醍醐天皇が
朝廟安穏・守護国土・子孫長久 の祈願寺としたことから
「朝護孫子寺」の勅号を賜りました。



本堂内陣の奥には
毘沙門天王のお使いである二十八使者像が安置されています。



朝護孫子寺本堂の「毘沙門天王」と書かれた
寺額や欄間に、巨大なムカデが彫られています。


戒壇巡り

本堂横に位置する戒壇巡りは
約900年の昔、覚鑁上人(新義真言宗の開祖)が、当山に籠って修行されたとき、毘沙門天王より授かった「如意宝珠」を、本堂の地下にお祀りされています。

真っ暗な回廊を進み、宝珠を納める錠前に触れると
心願成就のご利益が大変あらたかだそうですが
巡りはしないで、本堂に上がり手を合わせてきました。



本堂からの眺めは 大和平野・・・



そして、眼下には大寅と剱鎧護法堂の入口が見えています。



友人が「あそこに剱鎧護法堂も見えてるよ。」の声に



左側を見ると、最初に行った剱鎧護法堂がありました。



福神毘沙門天王さま



右手に如意宝珠の棒、左手に宝塔を持っておられます。
信ずる者の願いに任せて与えてやるとの福徳の御印です。

この後は、信貴山雄岳山頂の空鉢護法堂へお供えのお水を持って向かいますが、長くなりますので次へ続きます。


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