kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

大阪府立中之島図書館 ・撮影許可が必要だった「中央階段ホール」 

2024年05月25日 | 健康ハイキング・歴史クラブ・教養講座
5月度健康ハイキング「大阪市役所」の続きです。


ガイドさんから「日本銀行大阪支店 旧舘」の説明が終わり



「大阪府立中之島図書館」へ向かいました。

ガイドさんの説明を聞いてから中に入りましたが
素晴らしい「中央階段ホール」を前にして館内を出たので
私が何度が来ていた時に撮った写真を再投稿します。


大阪府立中之島図書館  2009年5月15日(金)

大阪府立中之島図書館は、大阪市役所の東口の前にあります。

明治37年(1904)江戸時代から大阪を本拠地として事業を続けてきた、住友家 第15代住友吉左衞門友純(ともいと)氏の図書館の建物と図書購入資金の寄贈によって、石造りの重厚な「中之島図書館」が建設されました。



設計は住友家の建築技師長であった野口孫市氏と
技師として日高胖氏が参加しました。

外観はルネッサンス様式を、内部空間はバロック様式を基本としながら、優れたデザイン力による格調の高い建築です。

コリント式円柱に支えられる正面はギリシア神殿を、ドーム状の中央ホールは教会を思わせる造りになっています。



中之島図書館の前に立って正面玄関を見上げると
右から左に「大阪図書館」の文字があります



「中央階段ホール」は撮影許可が必要なので
  撮影許可を頂いて撮らせて頂きました。




二階中央ホール正面に掲げられた銅板があります。
 上「建館寄付記」
 下「増築寄付記(小銅板額)」 



そして、左右の壁面に彫刻が2つ立っています。

どちらも銅製のギリシア風半裸の青年像である。
むかって右側の引き締まった表情で前方を注視しているのが「野神像」で、「野性」を表し、左側の「文神像」は広げた書物に眼差しをむけており、「知性」を表現していると言われている。



この彫刻がおかれたのは、大正11年の左右両翼の増築の時で



作者は「長崎平和祈念男性裸像」で知られる北村西望氏です。



中央ホールギャラリー上部のフリーズ(中間帯)には
本館を新しい八聖殿になぞらえて

階段正面上から右回りに菅原道真、孔子、ソクラテス、アリストテレス、シェイクスピア、カント、ゲーテ、ダーウィンの八哲の名が記されています。

大正11年(1922)住友家の寄付により、日高胖氏の設計で左右両翼部分が増築され、ほぼ現在の建物が完成しました。昭和49年に、本館及び左右両翼の2棟が国の重要文化財に指定されました。

再投稿ですが長くなりましたので、次へと続きます。
コメント
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