黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『SILVER DIAMOND 5』杉浦志保(冬水社)

2005-04-25 | 読了本(漫画)
異世界から現われた千艸、成重、灯二らと共に、ついにその世界へと降り立った羅貫。
彼らが訪れたのは、その存在を疎まれたものたちが警備する辺境の土地だった。
植物が育たない不毛の地であるその世界で、植物を瞬時に成長させる『沙芽』の力を持つ、羅貫を見た人々は……。

いつもながら、人々に畏怖されているはず千艸の、天然なんだか狙ってるんだかわからない発言の数々が、大爆笑です。

<05/4/25>

『旬(いまどき)』鈴木有布子(新書館)

2005-04-24 | 読了本(漫画)
料理人を志す高校生・海。彼は亡くなった義父の連れ子である、美人なキャリアウーマン・あや子と同居生活をしていた。
ところが海は自分の想いを認識しはじめて……。
血の繋がらない二人の恋行方を描く連作。

ほのぼの~な感じで、よいです。
以前検索したときに知りましたが、鈴木さんは『にいがたマンガ大賞』でも最優秀作品賞と水島新司賞を受賞されてるんですよね~。その受賞作もちょっと読んでみたいかも♪(……その前に『月光ゲーム』の予告編を読まなくては/笑)
あ、ウィングスコミックス恒例のカバー下も、爆笑しました。

<05/4/24>


『伯爵と妖精 あいつは優雅な大悪党』谷瑞恵(集英社/コバルト文庫)

2005-04-23 | 読了本(小説、エッセイ等)
リディアは、妖精が見えて、彼等と話す事ができる、『妖精博士』。父に会う為ロンドン行きの船に乗った彼女は、突然現れた若い男に誘拐されてしまう。エドガーと名乗るその男は、自分は伯爵だといい、彼の身分を明かす為の宝剣探しを依頼する。胡散臭いと思いながらも、彼と契約してしまうリディア。
一方、巷では凶悪な強盗事件が噂になっていた。犯人の特徴は、エドガーに似ていて……。

非常にコバルトの主人公らしい女の子ですね~。
ちょっとハラハラもしつつ、楽しく読みました。
シリーズの第一作ということなので、これから楽しみです♪

<05/4/22,23>

うちの猫?

2005-04-22 | 雑記
……いえいえ、外猫です(笑)。※模様は同じですが、会社付近にいる猫とは別猫。
本人ならぬ本猫は、最近すっかり自分の家だと思っているらしく、かなりくつろいでおります(先日は、父の枕元に寝てました/笑)。
……それにしても猫って、何故人が読もうと広げている新聞の上に乗るのが好きなのでしょう?(笑)

『草原からの使者 沙高樓綺譚』浅田次郎(徳間書店)

2005-04-21 | 読了本(小説、エッセイ等)
総理大臣の最有力候補と目されながらも、その地位を得ることができなかった議員に仕えた、元秘書がその陰にあった秘話を語る『宰相の器』、祖父は男爵の称号を持つほどの旧財閥の血筋であり、長者番付第一位にまでなった人物が無一文になるまでの顛末『終身名誉会員』、莫大な資産をもつ馬のオーナー・ブリーダーの3代目の座をかけて行なわれた競馬の勝負。そのレースは、大人気馬ハイセイコーが出場するダービーだった…『草原からの使者』、アメリカの退役軍人が持つ、小さな星条旗の理由について語る『星条旗よ永遠なれ』。
……各界の名士が集う『沙高樓』。世の高みに登りつめた人々がミステリアスな女装の主人に誘われ秘密を披露しあう、『沙高樓綺譚』の続編。

どれも「嘘のような本当の話」な感じの幻想的なお話なのですが、この雰囲気の中では『星条旗よ~』が、ちょっと微妙というか、異質かも;

<05/4/21>

『骨董市で家を買う ハットリ邸古民家新築プロジェクト』服部真澄(中央公論社)

2005-04-20 | 読了本(小説、エッセイ等)
「骨董市で、家を買おうとおもうの」
小説家である奥様のそんな一言に始まり、骨董市で知り合った骨董商・日向氏から紹介された福井の古民家を、東京に移築することを決めた服部夫妻。
順調にいくかと思われた移築計画だったが、予定はどんどん遅れ、出費は増え……。
家が建つまでの顛末を、夫の視点から描くエッセイ的小説。

随所に挿入されている、実際のお家の写真が、とても素敵でした♪
……でも大変そうですね(笑)>古民家の移築

<05/4/20>

『反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパークⅤ』石田衣良(文藝春秋)

2005-04-19 | 読了本(小説、エッセイ等)
天才的な風俗のスカウトマン・タイチに思いをよせるウェイトレスが巻き込まれたトラブルを解決する『スカウトマンズ・ブルース』、昔ヒット曲を飛ばした歌手の詐欺から救う『伝説の星』、大人気の人形を製造している中国工場で起きた姉の死を訴えるキャッチガールに手を貸す『死に至る玩具』、そして続発する集団自殺をネットで扇動するスパイダーと対決する『反自殺クラブ』。池袋のトラブルシューター・マコトの活躍する4編を収録した短編集。IWGPシリーズ5冊目です。

好きなシリーズですし、それなりに楽しめたのですが、切れ味がいまひとつな感じかも;

<05/4/19>

『鏡姉妹の飛ぶ教室 <鏡家サーガ> 例外編』佐藤友哉(講談社ノベルス)

2005-04-18 | 読了本(小説、エッセイ等)
いつも通り、過ぎて行くはずだった、六月六日。
突然の大地震により、中学校の校舎は崩壊。校内は一瞬にして地獄絵図と化した。
そんな閉ざされた空間の中、繰り広げられる<闘牛>を狙う<闘牛士>たち、そして生徒達の戦い。
一方、鏡家の三女・佐奈は、クラスメイトの兵藤に助けられつつ、同じ建物の中にいるであろう、妹・那緒美の姿を探すが…。

テンポ良く、読みやすくはあったのですが、少々微妙;(ラストが…)
良くも悪くも、若い時だからこそかける小説だと思います。

<05/4/18>