ある日届いた<広報まいさか>に、ひっそりと掲載されていた『となり町』との戦争開始のお知らせ。
町に銃声が聞こえるわけでも、硝煙の匂いが漂うわけでもないその戦争はしかし、<広報まいさか>によって報告される『戦死者』の数として、確実にあらわされていくのであった。
そんな中、その戦争に『偵察業務従事者』として関わることになった僕・北原修路は、任務の為、舞坂町役場のとなり町戦争係・香西さんと偽装結婚し、偵察任務につくことになったのだが……。
どこまでも<現実>として感じられない戦争、というのが、情報過多の中で、逆に現実味を失っていくこの時代を風刺しているようでおもしろかったです。
<05/4/12>
町に銃声が聞こえるわけでも、硝煙の匂いが漂うわけでもないその戦争はしかし、<広報まいさか>によって報告される『戦死者』の数として、確実にあらわされていくのであった。
そんな中、その戦争に『偵察業務従事者』として関わることになった僕・北原修路は、任務の為、舞坂町役場のとなり町戦争係・香西さんと偽装結婚し、偵察任務につくことになったのだが……。
どこまでも<現実>として感じられない戦争、というのが、情報過多の中で、逆に現実味を失っていくこの時代を風刺しているようでおもしろかったです。
<05/4/12>