黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『悪夢はダブルでやってくる』浅暮三文(小学館)

2005-04-15 | 読了本(小説、エッセイ等)
GWの9連休を家でゆっくり過ごす為、スーパーに買出しに出かけた男。そこで買った特売の缶詰を開けると、そこから中身とともに怪しげな魔法使いが飛び出してきた。
望みをひとつかなえてやるという魔法使いだったが、缶詰の中身のオイルサーディンで部屋を汚され怒った男は、その望みをいうことを拒否。彼の望みを叶えなければならない事情に迫られている魔法使いは、逃げ回る男を執拗に追いかける。
そうこうしている間に、彼も魔法使いにかけられた魔法に巻き込まれ、一緒に缶詰に閉じ込められるはめに。
次々と缶詰を渡り歩く(?)男と魔法使い。そして話は意外な展開へと爆走していくのだった…。

語りの微妙さ加減も相俟って、非常に馬鹿っぽくて(←誉めている/笑)、おもしろかったです。

<05/4/15>