黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『笑酔亭梅寿謎解噺』田中啓文(集英社)

2005-05-27 | 読了本(小説、エッセイ等)
元担任教師から無理矢理、落語家・笑酔亭梅寿に入門させられた不良少年・竜二(髪形は金髪のモヒカン)。
破天荒な梅寿の元で、落語家として成長してゆく竜二の青春ミステリ(?)。
梅寿の落語<たちきり線香>で三味線をつとめた後事故死したあかね。その3周忌の法要を兼ねた落語会で起こった不思議な出来事の真相とは……『たちきり線香』、『らくだ』というあだ名を持つ外国人落語家の殺人事件の謎を解く『らくだ』、ベテラン漫才師がテレビに出たがらない理由とは……『時うどん』、初高座を前にトラブルに巻き込まれる竜二……『平林』、後家殺しの殺人容疑をかけられた兄弟子を救う『住吉駕籠』、破門され、家を出た竜二。ところが、かわいがっていた梅寿の孫・テルコが誘拐され……『子は鎹』、若手噺家の登竜門<O―1>に出ることになった竜二。しかし兄弟子に邪魔され……『千両みかん』。上方落語をモチーフにした7編。

おもしろかったです~。
『笑酔亭梅寿謎解噺』というタイトルですが、どちらかというと謎を解いているのは、竜二だったり(笑)。
ヤンキーな外見でありながら、実は落語家として天性の才能を持っている(本人は気付かず)という竜二が、師匠・梅寿たちに囲まれ成長していく様が微笑ましいです。

<05/5/27>

『のだめカンタービレ 10』二ノ宮知子(講談社)

2005-05-27 | 読了本(漫画)
クラシック音楽の聖地に旅立った千秋とのだめ。期待と不安に胸を躍らせながらパリでの生活が始まった。早くも指揮者コンクールに挑む千秋とはうらはらに、のだめはホームシックに……。

パリ編開始。
のだめのフランス語の覚え方が、いかにものだめらしくておかしかったです(笑)

<05/5/27>