Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

利用許諾は誰のため?

2005-02-26 00:32:30 | PC
 そんなもの企業のために決まっているじゃないですか。

 iPodShuffleは買っていなくても、とりあえず代わりがあるので快適な音楽生活を送っているKermountです、今晩は。

 さて新しいソフトを買ってきて、とりあえずインストール。そうすると、2番目くらいに表示されるのが使用許諾契約を長々と表示するウインドウ。
 日本のソフトだったら”同意”、英語のソフトだったら”I Agree.”を押して、さっさと次の行程に進むだけの、大半の人にとっては「要らない」画面です・・・いや、本当は要るんだけどね。

 そこで見つけたのがこんな記事。

 だれも契約書を読んでいない

 tamo 曰く、 "本家記事によると、PC Pitstopというソフトウェア会社が使用許諾契約書に「メールを送ってくださったら金一封などを差し上げます」と書いておいたところ、4ヶ月かけて3000回ダウンロードされた後にようやく一人からメールが来たそうです。このエラい人は1000ドルを受け取ることになったそうです。"

 確率3000分の1。しかも、チャンスはすぐ目の前に転がっていたのにもかかわらず、です。
 しかし、私には彼らを笑うことはできません。だってここ数年間、まともに利用許諾契約書を読んだ事なんてないんですもの。

 仕事柄、結構契約書には目を通すのなんですが、何故かソフトウェアに関しては全くと言っていいほど見ないですね。たまにスクロールバーをきちんと下まで動かさないと次に進めないソフトがあって、そう言うものに当たったときは「めんどくせえな」とスクロールバーをマウスでつかんで、一気に下まで引きずったものです。

 しかし、これは確かに危険なことです。
 今は大半のソフトウェア会社が良心的なところなので助かっていますが、いざ契約書に無茶苦茶な条項が書き加えられた場合に、今まで通りすっ飛ばしていては大変な被害を被るかも知れません。

 例えば条文の中程に、

 「このソフトウェアを利用しているPCが外部のネットワークと接続され、且つ、弊社のサーバーに接続できる状態である時、弊社は、利用しているPCの外部記憶装置に記憶されている情報を、無作為に抽出、転送することができる。」

なんて一文があった場合、目も当てられません。

 これからは、ちょっと注意してみてもいいかもしれません。・・・あの文章を読むのはいかにも骨が折れそうですが。

 PC-9801の時代,とあるソフト(フリーのミニゲーム)で,契約条項の最後に「明日の朝食は和食にすること.味噌汁は必ず含めること.」なんていう項目がありました.うちは当時祖母がまだ健在で,彼女の強硬な主張によりずっと和食だったので問題ありませんでした.

 ま、こういう遊び心、というか「どうせ誰もよまねえんだろ」的な条文ならおもしろいんですけどね。

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