Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

セクハラした非差別主義者

2005-02-27 23:56:25 | Thinkings
 差別、ってありますよね?学校で習ったいわゆる、「えた、」というやつの事です。
「21世紀のこの世の中で、未だそんなことがあるのか?」
 私も思っていましたが、未だにどうもあるらしいです。どこの頭のおかしい出版社か知りませんが、「差別のリスト」を作って、経営者などに売りさばいたという話も聞いたことがあります。ま、この場合買う方も頭がおかしいとは思いますが。
 とりあえず、頭のかわいそうな人たちの間では、需要があることは事実ですね。

 しかし、彼らもやられっぱなしと言うわけではありません。
 1922年にかの有名な「全国」が創立され、その活動は現在に至ります。

 彼らの目的は人権を守ること。時代錯誤的な人種差別を許すわけにはいきません。
 しかしねぇ、そんな彼らが人権侵害とはまずいんじゃない?

大阪の解放同盟幹部らがセクハラ

 同府連などによると、問題の発言は昨年10月初め、解放同盟の大阪市内の支部幹部を囲む宴席であった。前支部長が、同席していた別の人権団体の女性職員を名指しして「○○さんのヌード写真を撮って売り出そう」「(支部の)資金を稼ぐためや」などと繰り返した。女性は抗議したが、2次会でも「きょうは○○さんの自尊心をぼろぼろに傷つけたろうと思っとったんや」と発言したという。

 一緒に参加していた現支部長も、2次会で女性の年齢に触れて「この年では、もう売り物にならんな」などと嫌がらせ発言をしたという。


 私が考えているセクハラよりも、ずいぶんと酷いことを言っています。何とも陰惨です。とても人権問題に取り組む連中とは思えませんね。
 人権問題に取り組むなら、自らが実戦せずになんとするか。まさにミイラ取りがミイラになった瞬間といえるでしょう。
 彼らには猛省して頂きたいものです。

 さて、ここからは余談です。
 私、以前は「えた・」等という問題はすでに過去の問題であり、いたずらに表に出すものではない。そっとしておけばいいのに・・・と思っていたんですが、どうもそれは違うようです。

 人間にとって、何が一番恐ろしいか。それは「知らない」ということです。
 例えば、ペストやインフルエンザという伝染病によって、以前は「人口の40%」なんていう被害が出ていました。これはひとえに、対処法を「知らなかった」から起こりえた悲劇です。
 差別に置いても「知らない」が為に、差別の輪に加わってしまうこともあるでしょう。なぜ、彼らが差別されているのか分からなければ、自分とは違う未知のものとして、すんなりと差別を受け入れてしまうかも知れません。そう言うことをなくすためにも、教育は必要だと思うのです。

 さて、最近は「差別」をたてに、不当に仕事や金銭を要求する「ニセ」なるものも増えているらしいです。・・・実はうちの職場も以前に被害に遭ってましてね・・・
 そういう知識も頭に入れておいても損はないですね。 

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