Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

閉町式

2005-02-06 18:28:50 | Dialy
 平成の大合併の波に、私の勤める町も飲み込まれることになりました。
 それが正式に決まったのが半年前のこと。本日はいよいよ合併を明日に控え、町を”閉める”式を行いました。

 そこで。私、伝説を作りました。
 「最後の遅刻者~閉庁式に寝過ごした男~」として後世に語り継がれる事でしょう。
 9時集合で、起きたのが7時15分。携帯の目覚ましが7時45分にセットしてありましたので、「あ、あと30分寝られるな」と思ったのが運の尽き。

 目が覚めたら9時10分でした。
 ほど無く同僚から電話。「おーい、今どこにいるん?」

マナーモードになっとるやんか!

 まだ家にいたんですけど、「今、移動してます!」と一言言って大急ぎで準備して車をかっ飛ばしましたが・・・いやあ、気まずかった。

 10時からの閉庁式はつつがなく終わっていきました。
 町長、議長がスピーチの最中涙ぐみ、雰囲気はよりしめやかに。私は心の中で「おいおい、いい演技だよ!町長やればできる子だったんじゃん!」と拍手を送っていました。母上様、私は町長が本気で涙しているなんてこれっぽっちも思わないような、心の汚れた大人になってしまいました。

 そんな私も、町の旗が降ろされたときはさすがに「ああ終わったなあ」とちょっとセンチメンタル。私のように、就職試験で初めて町の存在を知り、たった3年しか在籍しなかったものでもこうなのですから、この町で生まれ育ち、ずっと地元で働いてきた諸先輩方の胸に去来するものはさぞかし大きいと思います。

 明日からは晴れて「市職員」。それも地元の市ですので、ようやく我が市の為に働けるようになったというもの。そろそろ仕事にも慣れ、だらけかけていた気持ちを切り替えるにはいい機会です。心機一転、頑張っていきますとも。

 とりあえず、「最初の遅刻者」になることだけは避けないといけませんね。