携帯電話、使いこなしてますか?私は胸を張って「無理です」と言えます。
今使っている機種は、すでに一年半以上のつきあいですが、未だに一度もみたことが無いメニュー階層とか機能とか、わんさかありますからね。マニュアルも開いてすらいないし。結局のところ、通話とメールでほぼ大半。後は申し訳程度にしか使っていないこの状態では、世界一多機能な日本製携帯のスペックを「使いこなしている」と言えるくらいに引き出すのはどだい無理なんですよ。
そういう自覚が痛いほどありますので、このニュースを見たときに、改めて携帯のメニューを探ってしまいました・・・やっぱり知らない項目や機能がたくさんでてきましたとも。
ユーザーが使っている携帯電話の機能は、搭載機能のわずか20%――。携帯電話サポート企業の英WDSGlobalが9月24日、携帯電話の機能利用についての調査結果を発表した。
携帯電話ユーザー500人を対象に行われたこの調査では、ユーザーが日常的に使っている携帯のサービスおよび機能は全機能の20%で、4分の1の機能は存在すら認識されていないことが明らかになった。
イギリスでの調査でこれなんですから、日本で同じ調査をやったとしたら10%を切るんじゃないですか?私もそのあたりをさまよっている自信がありますけど・・・。
そうなっている原因として、メニュー構造の複雑化とかユーザーインターフェイスのまずさが挙げられるそうです。現在、日本の多くの携帯が採用している10キーUIは、多機能さから考えると、確かに限界に来ているような気がします。
この「機能が使われない」問題を解決するために考えられる方策は二つ。
1.機能をバッサリ削る 無駄な機能は付けない
2.10キーUIをみなおす 多機能を受け入れ、インターフェイスを何とかする
すでにシンプル携帯とかも出ていますけれど、二極化のモデルみたいになりました。こういうアプローチで考えると、iPhoneって良くできたUIを持っているなと思いますね。
今まで10キーUIをみなおさずにここまで来た理由として、「従来型の踏襲」「移行のしやすさ」がネックとなり、なかなか変えてこれなかったという話を聞いたことがあります。しかし、どうせまともに使われていないのが分かったなら、バッサリ変えてしまっても良いんじゃないか?と改めて思いました。
ちょこちょこと変更してきている機種もあるようですが・・・抜本的な何かに期待します。