さすがにまだ早すぎるとは思いますが、第一線からのリタイア後に何をするかというのは意外に重要です。再就職も良いですし、趣味に没頭するのも良いでしょう。なんにせよ、「毎日が日曜日」は最初の一ヶ月で終了。後はひたすら退屈で張り合いのない日々が待っている・・・とも言いますから、リタイア前から何らかの「やるべき事」を見つけておくのはとても大切な事ではないでしょうか。
さて、リタイア後だけでなく、実益も兼ねる有益な趣味として、家庭菜園があります。耕地という根本的な課題が解決できるなら、体を動かして植物と触れ合い、しかるべき時には成果を味わうことも出来ると言う、盛りだくさんのレクリエーションです。生き物相手ですから成功も失敗も、何らかの形でフィードバックがありますから、達成感もひとしおです。
しかしながら、なんにも知らない初心者がやるには、ちょっとハードルが高いというのは否めません。道具一式はホームセンターでそろえられても、肝心の育て方が分からない・・・その敷居をネットを使って下げるという、面白いサービスがあるみたいです。
園芸入門サイト SproutRobotは有機種子を郵送して栽培指導をメールで行う TechCrunch
このサイトに、自分が育てたいものを伝えると、品質の良い種子を送ってくれて、その後メールで、種子をまく時期から始まって、最後の収穫に至るまで、栽培方法を詳しく教えてくれる。
なんでも、年間20ドルで3種類、70ドルで10種類の栽培指導が受けられ、一番難しい種まきの時期に種子を送ってくれるので、まき時を逃すこともないとか。後は、要所要所の時期にメールで栽培方法のティップスが送られてくるので、初心者にとってはナイスなナビゲーションになるようです。
また、値段についても、小袋で300~600円程度が日本の相場みたいですから、ナビが付いて2,000円なら日本でも利用したい人は多いのではないでしょうか。
まだ未完成のサービスだそうですが、日本でも同じようなサービスを始めないでしょうか?サカタのタネとか農協が、新しい需要を開拓するために始めるのは当たり前すぎかもしれませんが、自治体や三セクがUターン政策と合わせて行ってみるとかすれば、面白いかもしれません。
”シルバー人材センターを活用した、きめ細かな農業指導付き”とかですね。