Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

iTunesに「定額」で挑むNapstar

2006-10-03 19:39:20 | Thinkings
 現在、日本で最も使われている統合ミュージックソフトは間違いなくiTunesでしょう。それと同時に、日本で最も使われているオンラインミュージックストアはiTunes Storeとなっています。要するに、Apple勢が日本のオンラインミュージックを牛耳っていると言っても過言ではない状況なのです。

 そんな中、iTunesには無い強みで、日本市場に挑む陣営があります。

ナップスター、定額制音楽配信を3日22時より開始
-月額1,280円から。276社が150万曲を提供
AV Watch

 サービス内容と料金は、サブスクリプションサービスでPC上にダウンロード可能な「Napster Basic」が月額1,280円、PC上にダウンロード後、対応ポータブルデバイスへも転送可能な「Napster To Go」が同1,980円。そのほか、楽曲1曲単位からアルバム単位での購入も可能なアラカルトサービス「Napster a la carte」も1曲100~300円で用意し、最も多い価格帯は洋楽が1曲150円、邦楽が200円。

 要するに、PCで聞くだけならば、月額1,280円で聞き放題。ポータブルプレイヤーや携帯で持ち運ぶならば、1,980円というわけですね。
 確かに音質はCDに劣るものの、お金を気にしなくてもいいというのは魅力です。これならば新譜だけでなく旧譜についても、気軽に楽しむことができそうですね。

 ただ、この「定額制」を武器にしているのは、実はNapstarだけではないのです。

 Microsoft、米国で「Zune」を11月14日に発売 - 249.99ドル MYCOMジャーナル

 Zune向けのオンラインストアとなる「Zune Marketplace」には、Zune Passという月額14.99ドルのサブスクリプション形式と、楽曲を1曲99セントで購入できるダウンロード販売の2種類のサービスが用意される。

 現在、1ドル116円ほどなので、1700円強。Napstarに対抗する気があるならば、1500~1800円程度の価格設定にしてくるかもしれません。

 とは言え、私たちに取ってみれば、選択肢が増えるのはありがたいこと。これでAppleも定額制を導入してくれればありがたいのですけれど・・・

 ネットもパケットもそうですけれど、時代は「定額制」に向かっているのかもしれませんね。あの保守的な音楽業界でもこうなのだから、ISPの従量制移行なんて話は、どっかいっちゃってくれるとうれしいですなあ、本当に。


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