Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

隣の国の海洋汚染

2007-08-25 20:35:22 | Thinkings
 賢者は歴史に学び、凡人は体験に学び、愚者は何も学ばない。
 割と有名な言葉ですが、誰の言葉かは知りません。さて、中国は凡人か愚者のどっちでしょうか?

 渤海の汚染海域3倍に 中国、40億トンが流入 Sankei.Web

 24日の新華社電は、2006年に渤海へ流れ込んだ汚水が40億トンを超え、汚染された海域の面積が02年の約3倍になったと伝え「このまま放置すると、渤海は“死の海”になる」と訴えた。

 まるで、産業革命の時のイギリスか、高度経済成長期の日本を見ているかのようです。中国が賢人であったなら、先進国の歴史に学び、すでに開発されている様々な環境汚染を低減させる方策をとったことでしょう。しかし、現実はそうはなりませんでした。むしろ、小さな島国であるイギリスと日本に比べ、人口も多く国土も広い中国では、被害が大きくなっているようです。
 北海道ほどの広さの海域が死の海になるというのは空恐ろしいですけれど、それ以外にも連日報道される、様々な環境汚染のニュースが取り返しのつかない現状を物語っています。

 さて、アメリカ以外(日本はアメリカ寄りかもしれないけれど)の先進国と呼ばれる国では環境について口やかましく規制されており、未来に今の環境を残すために努力している訳です。
 さて、中国は歴史に学べませんでしたが、体験に学ぶことができるでしょうか。それとも、広い国土をいたずらに汚して行くのでしょうか・・・?今後10年、注目していきましょう。


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