Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

Googleが小売店舗にリーチ

2010-09-18 23:59:59 | Technology

 最近は、(主にamazonのおかげで)オンラインでの買い物が増えました。都心部と違って郊外の田舎町なので、ゲームなどはともかくとして、PC関連の周辺機器その他諸々はオンラインで買った方が圧倒的に安いんです。本にしても、購入を忘れたくないor入荷数が見込めないものについてはオンライン通販を利用しています。

 でも、生活必需品であったり、ちょっとした嗜好品といった「その他すべて」のもののほとんどは、相変わらずリアル店舗でのお買い物になっています。すぐに必要な火ばさみとかバケツ、カフェでのひとときをオンラインで買うことは出来ませんものね。

 そういう状況は世界中どこでも同じ事。オンライン企業にとっては、間接的にしか進出できない、それでもって経済規模はすさまじく大きい眠れる金脈になっている訳です。そこでGoogleは、アメリカにおいてリアル店舗に機械をばらまくことに決めたようですが・・・

Googleがチェックインや格付け用のモバイルデバイスを全米の個人小売店に800万台ばらまく TechCrunch

 GoogleはFacebookやYelp、Foursquareなどに勝つための秘密兵器として、合衆国中の小企業(主にお店)に特製のモバイルデバイスをばらまく…本誌はこの計画に近い筋から情報を得た。そのデバイスを使ってユーザ…それらのお店のお客になる人たち…は、チェックインや、企業/お店に対する格付けなどができ、さらにおそらく、Google Checkoutで品物の購入もできる。情報筋は、配布台数は800万と言っている。

 お店に来てもらった顧客にその機械を使わせて、お店の格付けや口コミ、Google Checkoutと連動させて支払いや個人認証も行える・・・要するに、各店舗にGoogleの窓口を作るような試みですね。

 しかしながら、同じようなサービス・・・さすがに支払いまでは頼めませんが、口コミや格付けと言ったサービスに関しては、すでに食べログやぐるなびなどの各種サービスが日本では稼働しています。海外においても同様のサービスがあるでしょうから、機械を配布するとは言え、後発のサービスにならざるを得ないでしょう。
 もっとも、日本においてもEdyやIDが長い時間をかけて普及してきた経緯がありますから、どうなるかは分かりませんが・・・評価を入力するのが煩わしい、店がわが不正に評価をいじった等、「結局支払いの為にしか使われなかった」というオチになりそうな気もしないでもありません。