Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

GoogleはChromeとAndroidをどうしたいのか

2010-09-03 23:59:59 | Technology

 事実上、GoogleプロデュースのオープンソースOSであるAndroidは、ソニエリのXperiaを初め、高機能スマートフォンに主に搭載されてiPhoneの追撃を行っているところです。
 元々携帯電話向けに開発されたAndroidですが、Linuxであったこと、マルチプラットフォームに対応していたことから、ノートPCやタブレット端末にも搭載されることが多くなってきました。中にはSIMカードが刺さっていないとAndroidマーケットのダウンロード認証が働かないなんてトラブルもあるようですが、iPadの対抗馬として支持を集めているところです。

 そのAndroidの新バージョンが、タブレット専用OSになるとリークされた模様。

来年リリースのAndroid 3.1は「Honeycomb」に決定! 初のタブレット専用OSだよ... GIZMODO

HoneycombなるAndroid 3.1は、興味深いことにスマートフォンに搭載される予定はなく、高機能のタブレット専用OSとなるようで、サムスン電子も来年リリースされる新モデルに採用が決定していますよ。

 なるほど、今後は携帯電話の派生という形ではなくて、タブレットに特化されたOSとして、より最適な操作環境を提供できると言うわけですね。

 ・・・ところで、タブレットと言えば、忘れてはならないのがChromeの存在。オープンソースとの違いはあるとは言え、どちらもGoogleプロダクトには違いないわけですけれど、今回の件でChromeの領分をAndroidが侵し始めた形になってしまっています。

 思えば、Chromeブラウザにしても、Googleが大部分の資金援助を行っているFirefoxがある訳で、部門ごとに勝手にやっているというのが本当のところだとは思いますけれど、Google全体としてChromeとAndroidという二つのブランドを、どう棲み分けさせていくかというのは、今後の一つのテーマとなりそうですね。