Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

Amazonで著者の自己紹介

2010-09-01 22:55:52 | Life

 ふらりと本屋に立ち寄ると、ベストセラーや新刊が平積みされていますし、また、本棚を埋め尽くす既刊本に目を奪われます。これらの本の内容や売り上げについては話題に上ることもありますけれど、その筆者については芸能人でもない限り、それほど人となりを知られていることはありません。本の一冊一冊には、すべて筆者というバックボーンがあるというのに、です。

 本を読むことで、内容から筆者を想像することは出来ますけれど、カバーの折り返しに付いている略歴からは、そんなに多くを読み取ることは出来ません。

 ですから、Amazonのこのサービスは結構貴重なんじゃないかと思うんです。

Amazon.co.jpに著者や出版社が情報発信できる「著者ページ」 ITmedia

 Amazon.co.jpは9月1日、著者ごとの作品一覧や略歴などの情報をまとめて見られる「著者ページ」をスタートした。書籍の著者や出版社が自ら情報を更新。森見登美彦さんや伊坂幸太郎さんなどが利用しており、著者ページストアで一覧を見られる。

 普段は著者名と作品でしか接点のない、著者の「生の姿」が見えるので、実際の本の選び方についてもとても参考になると思います。今はまだ、非常に限られた人しか情報が載っていませんが、コミックの作家や技術書の著者にも広がれば、なかなか読み応えのあるコンテンツになるのではないでしょうか。

 ・・・その人の人となりが「あらかじめ分かる」というのも重要です。ベストセラーや話題の本を表紙買いして内容を鵜呑みにする前に、あらかじめ著者の情報を仕入れる事で、情報を取捨選択しやすくするのは非常に有意義だとも考えます。・・・残念ながら「本に書いてあることは大体あってる」とは、とても言えなくなってしまいましたからね・・・

 単純に、「この作者はどんな人なんだろう」という欲求にも答えてくれる、将来の発展が非常に楽しみなサ-ビスです。なにより、Wikipediaのように「伝聞」ではなく、著者の監修の元、もしくは著者本人が書いているところがすばらしい。そしてそのまま本が買えることもすばらしいです。このまま存続してくれるとうれしいですね。