Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

新しいiPod、新しいiTunes

2008-09-10 19:31:05 | Thinkings

 と言うわけで、現地時間の9月9日、Appleから新しいiPod nanoとtouch、容量が増えたClassic、そしてiTunes 8がお目見えしました。

 iPod + iTunes

 新nanoの話題については、発表前から噂が飛び交っていましたし、流出情報とほぼ同じで驚きませんでしたが、新touchはちょっと意外でしたね。

 まず、筐体の裏側が滑らかなカーブを描くようなデザインに変更され、持った感じがさらに薄くなったとか。また、バッテリー駆動時間が音楽再生22時間から36時間に延長され、一万円値下げ。ソフトウェアの変更点はアップデートで前機種にも提供されます。
 ここまではよくあるマイナーチェンジですけれど、スピーカーとボリュームボタンの追加には本当に驚きました。ハードウェア的に何かを追加するなんて思ってもみませんでしたから、まさかボタンを追加するなんて・・・。しかしながら、前機種を使ってきた身としては、実にツボを突いたバージョンアップだと思います。

 旧touchにはボリュームボタンがついていませんでしたので、ボリュームの調整も当然ソフトウェアから。スリープを解いてプレイヤー画面から操作するか、ホームボタンをダブルクリックで簡易プレイヤーを表示させるしかありませんでした。とっさの操作なんて当然できませんので、いらつくこともしばしばです。
 スピーカーについては、ちょっと動画を見ようと思ったときにわざわざヘッドホンを繋ぐのは非常にめんどうくさいと言うことを常々痛感しておりました。音楽はそういうもんだと割り切れても、動画は何故か別なんです。個人的に。また、他人に見せるときに外付けスピーカーを持ち出すのもおっくうですからね。

 そういった、地味ですが痛い欠点をうまく解決した今回のバージョンアップ。よくリサーチしているなと感心しました。・・・でも、前機種でしばらく頑張ります。

 nanoに関しては、加速度センサーが搭載され、画面が大きくなって薄くなりました。ですが、デザイン的には前の方が好きですね。のっぽすぎてかっこ悪く思えてしまいます。湾曲したスクリーンもちょっと苦手です。ムービーでみると、表示に関しては気にならなそうでしたけれど。とにかく薄くて長いという印象です。
 最初は前の縮んだnanoも違和感がすごかったので、なれればかっこよく見えるのかも知れません。

 やはり、Appleはnanoを売りたいんでしょうね。毎回大きくデザインを変えてきたり、上位機種の機能をいち早く取り込んだり・・・出たときはminiの替わりだったのが、いつも間にやらいいとこ取りのメインストリーム機になってしまいました。
 値段的にも機能的にも隙が無くなっていくiPod nano。次の世代ではどんな形になるんでしょうかね?