ブログの編集画面に「ブログの開設から」というカウンターがあり、今日でそれが3,000日となった。この間書いた記事は2,300あまり。ボツ記事をいれたら、結構な数を書いてきたことになる。これまで、幾度となくやめようと思うことがあったがその都度読者の方に励まされ、ここまでやってくることができた。感謝いたします。
初日(2007年9月9日)の記事(人にはやさしく、そして自分を幸せに)を久しぶりに読んだら、その時の様子や気持ちがありありと目に浮かんできて、しみじみとした気持ちになった。娘に意地悪なことを言ってしまい、そんな自分が少しでも優しい人間になることができたらいいと思って始めたブログだったが、まだまだ私が望む自分にはなっていない。こうありたいという気持ちはずっと持ち続けているのだけど、なかなかそれは難しい。
つい先日も夕食のとき、娘が学校でのことを話していた途中、言い回しを間違えることがあったのだが、コロ健その言葉尻を捉え、揚げ足取りをしてしまった。娘は悲しそうな顔をして、それきり黙ってしまい、話は終わってしまった。一緒に食事をしていた妻と息子からも冷たい視線を浴びせられ、私はいたたまれない気持ちになった。「またやってしまった」、そう思った時はあとの祭、せっかくの楽しい夕餉のひとときを私の思いやりの無い一言で台無しにしてしまった。
家族だからといって、私が死ぬまで一緒にいてくれるわけではない。ましてや子供は神さまからの預かりもの、遅かれ早かれ私達の元から去っていく。その前の一緒にいることのできるほんの少しの間だけは無用な意地悪などしたくはないのに、ついやってしまう。家族に対してさえそうなのならば、家族以外の人に対してはいったいどう接しているのだろうかと考えると不安になる。そしてそのようなことはすべて私に返ってくる。
今ある家族関係も、職場、社会での立ち位置もすべては私が生きてきたことの結果だ。
今ある結果は、これ以上でも、これ以下でもない。今日もこうしてこんきも(ブログ)を書いていられることを幸せに思いこそすれ、こうして3,000日経ったのに全く進歩がないからといって、自分を否定的にとらえるつもりはない。自分自身の人生を理解し、受け入れながら前に進んでいくことで人生を切り開いてゆきたい。
それにしても、初心忘るるべからずとはよく言ったものだ。