こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

私の教養指数

2017年02月26日 | 読書、映画、音楽、美術

村上春樹の数年ぶりの新作小説、騎士団長殺し、を読み始めた。

字が小さくて、老眼が始まっている私には読み進めるのが少々辛いのだが、やはり読めば楽しく、時間はかかるだろうが読破できるだろう。

ブログのアップはないわ、本も読んでいないわで、なんだか私の教養指数が限りなくゼロに近づいているように思う。

原因はある程度わかっているが、逆に言えば、教養などなくても大丈夫だということになる。

面白いことは、ブログの順位とかそんなのも今はなんとも思わなくなっている。不思議なものだ。一応、ブログ村とかのバナーは張っているけれど、それはこんきもを読んでくださっている方へのお知らせであって、そこに載っている私の順位を上げるためのものではない。

今の職場での毎日は、目が回るようで落ち着いて何かを考えるということはできないでいる。これは、流されているだけなのかもしれないが、これはこれでいいのかもしれない。

 

  先週、講演にて

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笑顔で

2017年02月21日 | 日々思うこと、考えること

昨日は春の嵐で電車のダイヤが大幅に乱れてつまらないことを書き連ねてしまった。

年度末となって、片付けなくてはいけない仕事が山積みで少しイライラしていることも自覚する。

こんな気分で仕事をしていたら周りの人に迷惑をかけてしまう。いつも笑顔を絶やさずに仕事したい。





今日の夜明けは美しかった。

 ニッコリ

 

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春の嵐で大混乱

2017年02月20日 | 通勤・交通・旅行

春二番?が吹いて、東海道線も横須賀線もダイヤが大混乱。頼みの綱の京急線まで遅れてしまって迂回しようもなくなった。

遠距離通勤はこういう時に困る。帰らなければいいのだけど、それもどうかと。

大地震がきたら、さすがに帰れないな。でも、どうしよう・・・。

 

  日一日

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調子にのるな

2017年02月18日 | 日々思うこと、考えること

調子にのるなといっても、どこかの政治家のことではなく、自分自身のこと。
最近、ブログを書くことが極端に減ってしまったからか自分のことをよく考えることがなくなったようだ。
ただでさえ、傲慢不遜な人間がそういうことをやめたらどうなるか。恐ろしいことだ。
そうはいってもあれこれいろいろあって、人間上手に生きて行くのは難しい。





だからせめて、今の自分を過信せず、
常に謙虚に、
他人のことは馬鹿にせず、
いつも笑顔でいたいものだ。

  あと、お酒にも注意しよう

 

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偶数月の第1水曜日はCPC

2017年02月02日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
私の勤め先の病院では偶数月の第1水曜日に病理解剖症例の検討を臨床医と病理医とで行うCPC(臨床病理カンファレンス)が開かれる。この病院に来てから十カ月、私が担当させてもらうのは一昨日で五度目となった。
今勤めている病院は一般市中病院なのだけど、専門病院勤めの長かった私には、ありふれた病気も勉強し直さなくてはいけないことが多い。癌取扱い規約は版を重ね、行なうべき染色は増えた。このままでは井の中の蛙だと、専門病院を辞め、五十の手習いよろしく、私が最も尊敬する病理医のところに押しかけ、仕事を通じて指導してもらった。昔取った杵柄と言えるかわからないが、そこそこの診断はできるようになった。だけど、肝心の病理解剖はまだまだだった。

人体病理に関する全ての知識を動員して行う病理解剖は、病理医の仕事としては最難関の業務。全身の諸臓器に亡くなるまでに起こった変化を丹念に調べ、それらの所見を総合して診断する。ほんの少しの見落としや誤った解釈が、臨床診断との齟齬を生み出す。一昨日の症例でも、死因について解釈の難しいところがあり、上司の助けを仰ぐこととなった。私が思いつかなかったような解釈を与えてくれたおかげで、収拾がつかなくなりそうだったディスカッションもなんとか収めることができた。

CPCが終わった後、上司に「ありがとうございました。それにしても解剖の診断というのは本当に大変ですね」とこぼしたら、「当たり前だよ、僕だって報告書を書くのはいつも本当に苦労しているんだ」と返された。レジェンドといわれるような病理医であってもそうこぼしてしまうほど、病理解剖の報告書を作成するのは難しい。

病理解剖に対する考え方というのはいろいろあって、存在意義について否定的なことを言う人は多い。検査の延長のように考える臨床医は少なくない。だが一昨日のCPCでもいろんなことがわかり、臨床医も病理医も患者さんから学ばせてもらったことがたくさんあった。病理解剖は物理的、経済的そして何より精神的に行うことが難しいが、その存在意義は揺るぎないものだと、改めて感じる。

 コツコツとでも前に進む


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