こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

母の喜寿のお祝い

2014年11月30日 | 日々思うこと、考えること

母が来月喜寿(数えで77歳のお祝い)を迎える。まだまだ意気軒昂な父、二つ年下のダウン症の弟も一緒に一足早くお祝いの食事会をした。その父のお祝いをしたのが2年半前。早いものだ。

昨日今日の学会は九州久留米であった。博多とともに豚骨ラーメン発祥の地とのことで、大雨の中有名店にたどり着いて一杯食べ、急いで帰って来た。

朝のうちはよい天気で、会場の近くの城跡をのんびり散歩した。昨晩あまり飲まずにさっさと寝たので体調も良くなっていてよかった。

セッションでは、病理医の発言する場もたくさんあって、ここを先途というほどではないけれどいろいろ発言させてもらって私にとっては有意義であった。

それにしても、私の両親は元気でうれしい。認知症を示唆する所見は全くない。少なくとも、物忘れの度合いは私たち夫婦と大して変わらないレベルではなかろうか。

母方の祖母が元気ということもあり、母もおちおち老け込んでなんていられないのだろう。

最近、知り合いのお父様で母と同い年の方が亡くなった。お世話になった病理の先生もお二方亡くなった。私の両親にだって、いつなにがあるかなんて、わかりはしない。生活に支障が出て来るようになったら、一緒に暮らしたいと思っているけど、今の元気さをみていると、それはまだずいぶん先の話のような気がする。

 

いつまでもお元気で 
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ぼうっとしてたら緊張しなかった

2014年11月29日 | 日々思うこと、考えること

今朝起きた時は、発表の演説は無理だと思っていたが、風邪の悪化はなんとかとまっている。薬のおかげだと思うが、それでも痛いよりはいい。

 

さて、今日の学会は昼からで、私の発表は14時すぎ。8題めだ。臨床系の学会での、紅一点ならぬ病理一点(病理医が一人しかいない)なので、他の演題、たとえば超音波の所見などの画像所見とか血液のデータの評価とかそんなのは聞いていてもあまりよくわからず、眠くなる薬を飲んでいるせいもあって少しぼうっとしながら聞いていた。

学会によっては入れこんで、緊張しながら発表に臨むときもあるが、いつもはなるべく平常心をもって臨むようにしている。ところが、今日はそんな調子で待っていたら、いつの間にか私の前の先生の順番となったので、『次演者席』という演題の近くの席に移動した。

それでも、やっぱり元気が出てこない。演説発表の時っていうのは、スキーのアルペンのスタートの時のような感じで壇上に飛び込んでいく感覚なのだが、今日はぼうっとしたまま。なんだかグニャグニャした感じで、緊張しないまま壇上に上った。

ギリギリまで粘ったおかげで、まずまずの発表を行うことができた。質問もいくつかあって、可もなく不可もなくといったところだった。可が無いというのは、発表内容が難しすぎて私自身良い落としどころがみつけられなかったためである。

 

今回は薬の副作用でぼうっとしていたが、元気な時もこんな風に発表に臨めるといいのだが、なかなか難しい。

無理をしてもしょうがない、今夜はさっさと寝て明日に備えよう。

いたたた 
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風邪ひき

2014年11月28日 | 日々思うこと、考えること

風邪をひいてしまったようだ。

3、4日前から喉の奥に違和感を覚えていたのだが、昨日はつばを飲み込む時にも痛みを感じるようになってきた。

少々熱っぽいが、喉の痛みに比べたらどうということはない。

先週、学会出張で暖かい沖縄に行って、帰ってきたら寒い雨続き。これではからだもこわしてしまう。

明日学会発表があるのだけど、無事声が出るか、とても心配だ。

熱も今は微熱だが、明日あたりはあがっているかもしれない。今日一日はマスクして(正しいマスクの付け方は→こちら)静かに仕事をしていよう。

今日は、当番日。カンファレンスもひとつある。そして、発表スライドを完成させなくてはいけないのだが。

 

みなさまもご注意あれ
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「軍師官兵衛」は戦国サラリーマンドラマ

2014年11月27日 | 日々思うこと、考えること

V6が紅白歌合戦に初めて出場することになったことがニュースになっている。ジャニーズのなかではコロ健も知っている有名なグループなので、初出場とは驚いた。おめでとうございます。そのV6の岡田准一が主演の今年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」は戦国サラリーマンドラマ、たとえば戦国時代版「課長島耕作」といった感じだ。だから、岡田准一と島耕作が入れ替わったとしても、そんなに違和感はないだろう。

出向に始まり、吸収合併、左遷、裏切り、粛清人事。公私ともに決して順風満帆ではないが信頼できる部下と愛妻に恵まれ、一国一城の主すなわち子会社の社長にまで上り詰めた。落ち着いたかと思ったら、海外事業展開。それも、なんとか乗り越え、日本史史上最大級の派閥争いにも勝ち組につき、お家安泰の大団円。

「ハッ!ハッ!」という返事、ずいぶん大袈裟に聞こえるけれど、ホントのところはどうだったのだろう。

それとも、今でもそういう返事はあるのだろうか。たしかにコロ健も「ハッ!」とはいかないけど、上司からの指示には「ハイ」と返事しているから同じようなものかもしれない。

 

今日のこの記事を書き終わってから、この話題、以前書いたのではないかと振り返ったらありました、4月7日(『黒田官兵衛と明智光秀』)。読み返しましたが、基本的なコンセプトは変わっていません。

 

 ぶれてません
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いろんな人に助けてもらってありがとう

2014年11月26日 | 妻の名言

いつものように、不肖コロ健が、「はあ」とため息をついていたら妻にどうしたのかと尋ねられた。

「世の中、いろんな人がいて、大変だよね。」と言ったら、

「何を言っているの、世の中いろんな人がいて、いろんな人に助けてもらっているんでしょう。助けてくれている人たちに感謝している?

いつもありがとうって思っている?」と言われた。

 

社会はいろんな考え方を持った人が集まって成り立っている。自分と同じ向きに立っている人もいれば、真後ろを向いている人もいる。

向いている方向が同じでも、向きが逆でも、タイミングによっては自分にとって良く思えたり、悪く思えたりする。

 

どっちのタイミングが多いかと考えると、自分にとって良く思えるほうがずっと多いに違いない。桁外れに多い。だけどそのことには気がつかない。

なぜなら、逆の嫌なことはどんなに小さなことでも気になるが、快適なことはすぐ当たり前になって忘れてしまうからだ。

だから、そういう助けてもらっていることを決して忘れず、いつもありがとうって、感謝していなければいけない。

 

変わらなきゃ
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読みたくない記事、見たくない画像

2014年11月25日 | 電脳化社会

そうそうネットサーフィンをするほうではないが、最近は向こうから記事がやってくる。多いのはFacebookで誰かが”いいね”した記事とか、フォローしている記事。

そんな中にときどき、読まなければよかったと思える記事、見なければよかったと思える画像が紛れ込んでいる。

人権を侵害するもの、自然破壊や動物の虐待。人間の嫌な面が記録されている。最近ではタイトルを読んだだけで内容がだいたいわかるので、なるべく開けないようにしているのだが、今度はタイトルそのものが嫌悪感を催すものになってきている。

 

そういうことを読んだり見たりすることも必要だという考え方もあるだろう。知らんぷりをしていたら、人権問題の解決、自然保護はできないのかもしれない。ネットの即時性、拡散性を利用してこういったことに役立てるのは有意義なことなのだがそれに耐えうる精神の強さがないと受け入れるのは難しい。

それに、寝る前にこういった記事、画像を読んだり、見たりしたら最後、なかなか寝付けない。夜中に起きてしまうこともある。気をつけないといけない。

それらの事実から目を背けるわけにはいかないが
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沖縄、広島、長崎

2014年11月24日 | 日々思うこと、考えること

秋の病理学会で沖縄に行ったが、やっぱり、というか予想通り暗い気持ちになってしまった。

決して三日酔いになるほど泡盛を飲みすぎたせいではない。

沖縄は日本のリゾートであり、米軍基地の土地である。私が住んでいる鎌倉は神奈川県にある。神奈川県も米軍基地の土地であり、上空を米軍機が飛ぶこともある。横須賀に海産物を買い物に行くときには軍港の横を走っていく。だけど、神奈川県は空襲にはあったけど、地上戦には巻き込まれていない。鎌倉は文化財が多いということで京都、奈良とともに空襲すら受けていない。

米軍基地を抱えた地域としては共通することもあるが、その量は桁が違う。あと、全滅した広島、長崎と比べても比較のしようがない。先の大戦に負けてから70年近くたっても、戦勝国は既得権益としてその枠組みを変えることはしないし、日独はいつまでたっても反省させられる。人類を滅亡させることが可能となってしまって、この先地球上ではもう世界戦争は起こるまい。

人類が宇宙に大挙して出て行く時が来て、そのまた先にSFアニメに出て来るような、宇宙戦争の時代がくるのかも知れないが、私が生きているうちにはそのような時は来ない。とすると、私とか日本は先の大戦の戦勝国と敗戦国の関係の枠組みの中で生きていくしかない。

これは、けっこうな閉塞感であり、打破することは容易ではないが、仕方が無い。

広島でも長崎でも名状しがたい悲しみを感じた。

沖縄に来たら、やっぱり悲しいだろうと思いっていたので、来たくなかった。

来てみたら、やっぱり悲しかった。

なぜ沖縄で地上戦を行ったのかも分かった様な気がした、基地を押し付けていることもわかる。平等であるべき地方分権がこれほど歪められているとは想像していなかった。

学会出張だったので、あちこち訪ねることはできなかったが、首里城だけは訪れることができた。

現在、修復中とのこと。

この得難き文化遺産を失ってしまったということを、私たち日本人は深い悲しみとともに反省しなくてはならない。

 

沖縄、長崎、広島。

戦争で私たちが失ったものは計り知れない。

今でも、世界の多くの場所で戦争が行われている。すべての場所で、悲しみが生まれている。

なんと愚かなことだろう。

 

失わせた償いを
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刺激が強すぎた

2014年11月23日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと

先日、秋の病理学会に参加した。

沖縄での開催だったが、ずいぶん多くの病理医が参加していた。国立劇場沖縄、というところで開催されたのだが、さすが国立、立派なホールだった。

10年ほど前にできた施設だそうだが、もったいないことに学術会議を開くのは今回が初めてとのこと、スタッフはみんなずいぶん張り切っていた。

さて学会だが、私より少し若い先生方が大変素晴らしい発表を続々としていた。こういうのは、まだ燃え尽きていない中年親父には少々刺激が強すぎた。

これまでに得て来たモノと、失ったもの。この先、得ることの出来るものと、残りの時間。いろんなことを考え、複雑な気持ちになる。

 

NHKの朝のバラエティー番組「あさいち」でゲストの武田鉄矢が中年を過ぎた人生を登山にたとえて、「登山は頂上までではなくて降りて帰って来て終る。だから、私の人生も(彼は現在65歳)下っているところです。すなわち人生をどう終わらせるかというのが今のテーマです」というようなことを言っていて、とても感動した。

学会で話を聞かせてくれた若い先生方はいよいよ頂上目前。一方、私の病理医人生は頂上を極めることないまま、そろそろ下りにさしかかってきている。途中で降りはじめたとはいえ、ちゃんと麓に戻らないといけない。あちこちに落としてきたモノがあるはずなので、それらを拾いながら、ゆっくり降り始めようと思う。

 

それともまだ登ることができるか 

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衆議院解散総選挙によせて(3)日本、見事に104位

2014年11月22日 | 日々思うこと、考えること

相次ぐ閣僚の不祥事、というか女性閣僚が相次いで槍玉に挙げられた(『残念なダブル辞任』10月22日)。脇が甘かったと言えばそれまでだが、女性ということで必要以上に大騒ぎになったような気がする。女性重用に対してのやっかみが無かったかということも心配になる。

先日発表された日本における女性の社会進出のランクが世界で104位だったとのこと。想像以上に悪い。

今更、嘆いても仕方ないが、日本の女性の社会進出はどうしてこうもしづらくできているのだろう。右を向いても、左を向いても女性が活躍する場というは著しく制限されている。

制限されている上に、子育てのうえに、仕事もしろという。女性が働きやすい環境であれば、それもいいと思うが、有形無形の障壁がある上に仕事のブランクをなくすような手当は無い。

那覇でタクシーに乗った時に聞いたのだが、琉球王朝は女性が政(まつりごと)を司っていたそうだ。だから、穏やかに400年も王朝が続いたのだろう。政治などは、女性がやった方がいいような気がする。女性が政治を行えば今よりは女性に優しい社会を作ることができそうだが、どうだろう。

ただ、女性同士の諍いというのがあるが、これがどういう具合になるのかがわからない。こればかりは、永遠の謎である。

 

今回の総選挙、女性はどのぐらい立候補するだろう。女性なら無条件でいい、というわけにはいかない。

役には立たないかもしれないが、選挙公報には目を通してから投票に行こう。

 

今度はこれで身ぎれいに? 
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衆議院解散総選挙によせて(2)寝首をかかれた野党勢

2014年11月21日 | 日本のこと、世界のこと

みんなの党が解党するそうだ。代表の浅尾さんは鎌倉が選挙区なので、私にも興味がある。久しぶりに小沢さんがテレビに出ていたけれど、今更なにが野党勢力の結集なのだろう。民主党の代議士の何人が海江田さんの下で選挙戦を戦うことになると考えていただろう。みごとに男だらけだった維新の党は橋本さんが出馬すると大阪都構想は頓挫してしまうのではないか。ほかに、結いの党とか、社民党、共産党、こうして挙げていくとどの党もどれほどの影響力を持ちうるだろうか。

それに比べて、自民党幹事長の谷垣さんは「常在戦場」を口にしていた。自民党はひと月前ぐらいから、このタイミングを計っていたのだろうか。

なんだか、やる前から勝負がついているような気がする選挙だが、どこまで野党が対抗できるのだろう。

安倍さんは、過半数割れをしたら退陣といっているけど、まあ、公明党をあわせれば自公政権がひっくり返るようなことはないだろう。

ここで、徹底的に野党をつぶすというのはたいしたものだ。

それにしても、長期政権になるだろうと高をくくって、党内抗争、合従連衡に明け暮れていた野党はまさに寝首をかかれたといわざろうえまい。

 

政治は少々拮抗しているほうがいい 
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衆議院解散総選挙によせて(1)金持ちが余計金持ちになっただけのアベノミクス

2014年11月20日 | 日本のこと、世界のこと

安倍総理大臣が衆議院を解散し、総選挙に打って出ることを決めた。不肖コロ健にも選挙権があり、選挙に参加する義務があるので、この選挙に関して思うことを書き留めておきたい。

今回の解散総選挙の大義はいったん決めた消費税増税を延期することの是非を問う、というようなことらしい。実情としてはいろいろ取沙汰されているが、アベノミクスが思ったほどうまくいっていない、烏合の衆と化して死に体の野党の息の根を完全に止める、相次ぐ閣僚の不祥事、などらしい。

衆議院解散総選挙によせて、コロ健なりにこの3つについて考える。

今日はアベノミクス。

 

アベノミクスで、株価がずいぶん上がった(らしい)が、これは庶民には恩恵は無かった。

国内生産拠点を海外に多く移転せずに頑張ったトヨタと、あとは株を買う余裕のあるお金持ちだけにお金が流れてしまった。

そして、そこからお金は溢れ落ちてこない。

残念ながら、家と車のローンと学生の子供二人を抱えるコロ健にも株にまわすお金はない。ということで、アベノミクスの恩恵はゼロである。働く世代のボリュームゾーンである私たちの世代およびその下の世代に恩恵が無ければ世の中のお金は回らない。

株で儲ける余裕のある人はおそらくもう少し、年齢層が上で、モノを十分持っている人たちではなかろうか。彼らの買い替え需要しかお金は回らない。これでは景気は良くなるわけがない。薄く広くお金をとるということで、消費税を上げるのは一つの方策だったのだろうから、そのままやればいいだろうに、残念ながら思っていたように景気は回復せず、延期となった。

総選挙最大の争点となることと思うが、もう、やってしまったことなので、後戻りはできない。

どんどん刷ってしまったお金は一体この先どうなってしまうのかとても不安だ。

そんなに簡単にお金は溢れない
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沖縄那覇で孤食してたら

2014年11月19日 | 日々思うこと、考えること

明日からの秋の病理学会。今年の会場は沖縄ということで、前泊した。昼過ぎまで病院で仕事をしてから、やって来た。東京よりは5度くらい高くて暖かい。

 

ホテルの紹介してくれた近くの定食屋で、オリオンビールを頼んで一杯やっていたら、知り合いの教授がいらした。私のことをずいぶんかわいがってくれた先生だ。偶然を喜んで、那覇の、それでもけっこう流行っている定食屋であれこれ楽しく小一時間話した。

 沖縄と言えば、ステーキ、らしく、980円でこの定食、お腹いっぱいになりました。

それにしても、ずいぶん混んでた。

ビール代は別
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先達の訃報

2014年11月18日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと

以前、お世話になったことのある病理の先生が亡くなられた。

私が所属している研究会を立ち上げ、その道で一時代を築いた方。教室の先輩というわけではないが、われわれ後進に道を拓いて下さったということで、そのご功績には感謝するばかりだ。

ここ2,3年、学会、研究会でお見かけしないと思っていたが、ご病気だったそうで、たいへん残念だ。

 

高倉健さんの訃報も今日もたらされた。私と同じ「健さん」。

お悔やみ申し上げます。

 お通夜に参列したが、いつの間にかずいぶんと寒い季節になっていた。少々体が冷えてしまった。

 

明後日から、秋の病理学会
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休む時には休んでいいから

2014年11月17日 | 日々思うこと、考えること

昨夜、妻に「あーあ、今日は一日中、何もしなかったなー。」と一日を振り返って言ったら、「何言っているの、たくさん歩いてリフレッシュしたでしょ?どうしてそれが何もしなかったになるのよ。休むべきときにちゃんと休むのも大事なことよ。」と諭された。

たしかに、ずっと働きづめでは心も体もダメになる。それはわかっているのだが、”働きづめで成功した人の話”とか、”偉い先生の頑張った話”とか、”Facebook上で働きづめだと話をしている友達”とかを見聞きすると、自分ももっと頑張らなくてはと焦ってしまう。こんなことの繰り返しでずっとやってきているが、結局いつも途中でくじけ、自分はダメだと余計に落ち込む。

 

そろそろそんなことから抜け出してもいいのではないのかと思っているのだが。

 

 

無理は禁物
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鎌倉からの富士山ポイント

2014年11月16日 | 鎌倉暮らし

よく、「(コロ健)先生のところからは富士山は見えますか?」と、尋ねられることがあるのだが、残念ながら富士山は見えない。

源頼朝は三方を山と海に囲まれた天然の要害である鎌倉に幕府を開いたが、現在ではその内側のエリアを地元民は”旧鎌倉”と呼んでいる。三方が山なので、箱根駅伝の中継ではよく見える富士山も、この旧鎌倉地区からはほとんど見えない。

由比ケ浜までいっても、新田義貞が潮が引いたところを衝いて海を回って攻め上った稲村ケ崎は急峻で、やはり富士山は見えない。稲村ケ崎を越えたところで江ノ島、富士山の絶景が見える。

反対の材木座からも富士山はやっぱり見えない。

だが、旧市街地区でも少し高台に上ると見える場所がある。もちろん、天園まで上ってしまえばいいのだが、散歩で行くにはちょっと遠い。その手前、ハイキングコースの入り口のあたりから、富士山が見えるポイントがある。

道路際に小さなお花畑があって、そこの奥にこれまた小さなハイキングコースの入り口がある。このお花畑の上から富士山が見える。

手前に遮るものが無いので、都内からみるよりもむしろ小さめに見えてしまうが、このようなところから見えるという意外さがうれしい。

天園まではここから、2、30分だが朝食前でおなかが減っていたので、すぐに家に帰ることにした。

2、3分歩いたところで、私と同じぐらいの年の中年夫婦が地図を広げて辺りを見回していた。フラットコーテッドレトリバーのナイトを連れて歩いていた私に気がついて、「すみません、”天国(てんくに)”にはどこから行けばいいかわかりますか?」と尋ねられた。

『オイオイ、それって、銀座の天ぷらやだよ』と心の中で素早く突っ込みを入れつつ、「”天國”?ああ、“天園(てんえん)”ですね。それなら、この先に小さなお花畑があって、その先に小さな入り口があります。探してみてください。富士山がよく見えていいですよ。」と教えてあげた。朝から、気持ちよかった。

観光客が多く歩く道から帰ったのだが、朝のうちから焼き芋屋さんがお店を出していた。「もう食べられる?」と聞いたら、大丈夫とのこと。

わが家の朝食にと、買って帰った。すぐ食べたらほくほくで美味しかった。

昨日今日は七五三のお参りがピーク。今頃は、もう大にぎわいだろう。

 

お芋の皮はコロとナイトに 
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