こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

どこにも逃げ場は無いわけで

2015年05月31日 | 自然災害・事故・感染症

「地震のとき、どこにいた?」と娘に聞かれた。私は都内にいて、車の運転中だった。JRの駅前の信号待ちをしていたら車が揺れているのに気がついた。「あ、地震だ」と思って外を見ても、歩いている人は気がついていないのだろうか、みんな平静に見える。FM放送はクラシックを流しつづけていた。AMにしたら地震速報が流れていて、確認できた。

小笠原を震源とする地震だが、津波の心配は無いということでホッとした。娘が通っている塾は海抜の低いところにあるので、地震がきたらどうしようといつも心配しているからだ。

 

昨日の地震、震源が地中とても深かったために、程度の差こそあれ日本列島、北から南まで揺れたみたいだ。日本中どこにいても地震からは逃れられないということを悟らされた。

東日本大震災までの数年、日本には地震が少なかったことが不思議だったというようなことをいう地震学者も多い。いまやすべての地殻が連動して動き始めているようだ。映画だったらこの状況をことさら強調して観ているものを不安に陥れるのだろうが、現実世界ではどうしようもないのでそのようなことはしない。

 

いつの間にか、摩天楼よろしく高層ビルがニョキニョキ建っているのを見ると、日本は地震に対して安全というような錯覚に陥ってしまう。たしかに技術力で少々の地震では建物は倒れないが、火山の噴火や津波にはさすがに勝てまい。一昔前は、地震、雷に対する一種の諦めのような感覚があったが、今はみんなそれを忘れている。

今一度、そういう国土で暮らしているということを自覚して、防衛論議よりも防災論議を考える国になってほしいと思うのだが。どうだろう。

 

 

そなえよつねに 
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すこし元気でた

2015年05月30日 | ガーデニング・菜園・花・緑

2年半前に寄せ植えにしたミニバラ。友人が連れて来た子犬(といってもシベリアンハスキー)に鉢を割られて妻が植え替えたと思ったら、義理の母がペチュニアを植えたりとか紆余曲折はあったものの、今年も可愛い花を咲かせはじめてくれている。だが、気がついたらほうっておいたせいだろう、ずいぶんすかすかになってしまっていた。先日行ったバラ園で園芸講習会を聞いたついでに買った苗三つを植え込むことにした。

グランドにはもとからアリッサムが頑張ってくれていたので、その反対側に白いバラのスノーシャワーを這わせる。義理の母がいつの間にか赤いナデシコを持って来ておいてあったので、これも植え込む。ひょろひょろになってしまったアイビーを少し分けて植える。高いところはアスチルベ(チョコレートショーグンという名前の茶色い花)とユーホルビアという白い花をミニバラに絡ませる。この2つは講習会ではじめて聞いた花。二株500円で四株買ったミニバラだったが、数倍高い脇役たちに囲まれてずいぶんにぎやかになった。

それにしても、久しぶりの土いじりだった。植え終わって、水をやっていたら、土をいじるにも気力がいるということに気づいた。花を見ているだけならどうということも無いが、土をいじるとなると準備やら後片付けやら面倒なことも多い。どうやら、いやなことばかり続いていたせいで土をいじる元気も無かったのだということか。

あとは花たちの力に任せます 
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生き方の手引きがいっぱい

2015年05月29日 | 読書、映画、音楽、美術

毎日乗り降りしている駅ナカ書店の平積み台に、“こうしたら上手く生きられる”とか“こうしたらポジティブに”というタイトルの本が所狭しと並んでいる。ニーチェをはじめ哲学をわかりやすく書いた本も多い。どの本もテーマは、“上手に生きる”。

このたぐいの本は以前からあり、私もこれまで何冊も読んできた。それがいい本だったら、手元においておく。こういう本を読みたくなるのは、人間関係に悩んでいるときとか、仕事でつらいときとかいろいろあると思うが。そんな心が弱っているときにこういう本を読んで、世の中、人間の見方を変えて立ち直る。

そのままうまくいってくれればいうことはないが、もとの木阿弥となったときにはまた読む。そんなことを繰り返していると、いくらいい本といっても中身をすっかり覚えてしまい、魔法の言葉の神通力も失われる。そしてまた別の生き方の手引き書を探す。だからそんな本があとからあとから出版されていく。

そんな本を読んで解決できる悩みもあるにはあるが、たいていは対応不能。そういう時はあきらめてその場から立ち去るしかない。

それにしても、本屋の店頭をみると、いかに多くの人が、心に悩みを抱え込みながら生きているかがよくわかる。 

人の数だけ悩みはある 
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すぐそこの公園までではちょっと足りない?

2015年05月28日 | 犬との暮らし

真夏日到来といっても、そこはまだ5月、朝晩は涼しい。犬を散歩させるにはちょうど良い季節だ。だけど、フラットコーテッドレトリバーのナイトのような北の国出身の毛深い犬にはつらい季節の到来だ。この前の天気のよい日の午前中に散歩したら、あっという間に舌を真っ赤にして苦しそうになってしまった。気温はそう高くなかったのだが、ナイトの黒毛は吸熱性も高かったようで、思っていたよりも暑くなっていて驚いた。

今週から、身支度をしたあとボンヤリしている時間を散歩の時間にあてることにした。散歩といっても近所の小さな公園まで行って戻ってくるだけだが、喜んで一緒に歩いてくれる。 嬉しそうに尻尾をびゅんびゅん振って歩くのを見ると、「こいつのためにも少々のことにくじけたりしないで頑張らなくちゃ」という気になる。

大型犬の散歩に10分ほどでは物足りない。ものの本には一時間ずつ朝晩二回が理想とある。通勤時間を振り分けたらそうできるが、勤め先が今のままでは無理だ。鎌倉から都内に引っ越す気もないので、ナイトの散歩のためには勤め先を変えるしかないことになる。もちろん、足りない分はもちろん妻が連れていっている。

冬の間設定していたアラームの時間を変更しないでいるので、これをせめて、あと十分ほど早めて、その公園の先にある神社まで足を延ばしてやろうと思っている。

海にも連れていって! 
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今年も早々に真夏日到来

2015年05月27日 | 通勤・交通・旅行

今朝の鎌倉、すっぽりと霧に包まれた。日の出とともに気温が急にあがったためのようだ。

まだ、季節は初夏の5月なのに、早くも真夏日の声を聞くようになった。暑さに体が慣れていないのに、こんなようではたまらない。いずれにしても暑さに対して注意が必要な時期だ。屋外で仕事をしている方は、十分気をつけていただきたい。私の場合、暑い日中は幸い空調のきいた建物の中にいるが、仕事帰りの時間でも外の気温はそこそこ高い。そこで昨晩、ドラッグストアで冷感グッズを数点買った。暑さに備えるにこしたことはない。いつも通りの冷感スプレーとボディーペーパー。ボディーペーパーはパウダー入りのミニローションがおまけで付いているのを二個買った。

インドでは45度の熱波が襲っているそうだ。平年よりも5度も高いそうで、お気の毒に1,000人以上の方が熱中症でなくなったとのことだ。暑さを避けるといっても、仕事があったり、水分を摂りたくても摂れない人など、いろいろな事情があるに違いない。自然災害だけはどうしようもないことであるけれど、少しでも被害が少なくあってほしい。

気候が狂ってきているのが・・・ 
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みんなが帰ってきたくなる家でよかった

2015年05月26日 | 妻の名言

目覚まし代わりにかけているラジオから、サッカー日本代表DFの内田篤人選手(27歳)が結婚するというニュースが流れていた。DJが「内田選手といえばたいへんモテるナンバーワンイケメン選手ですね。そんな方がついに結婚されると。おめでとうございます、幸せな家庭を築いて下さい」などと祝福していた。

聞いていて、“幸せな家庭”という言葉が耳に残った。

結婚したとき、私もお祝いにそんなこと言われたと思うが、その意味なんてこれまで考えたことあっただろうか。本当の意味での“幸せな家庭”とは、一体なんなのだろう。

先週末、大学生の息子が、予定がキャンセルになったから早めに帰るとラインを入れてきた。それを私に伝えながら妻が「家族みんなが帰ってきたくなる家でよかったわ」と言って喜んでいた。「あなた(コロ健)も、ちゃんと帰って来てくれるし、みんな仲良しよね」とも。みんなが帰ってきたくなる家。それを作り上げるのは並大抵の努力ではできない。家事をこなした上で、笑顔で家族みんなを迎えなくてはならない。家族の誰かにいいことがあれば心から喜び、落ち込んでいる家族がいたら元気になる魔法の言葉を探して元気づける。

家族仲が良いのがコロ健の人生最後の取り柄といえるのだが、これは妻に負うところが大きい。夫婦とか親子はそれぞれなので、必ずしもすべての家族が家庭を集合場所にする必要はないが、“結婚して幸せな家庭を築く”という場合、“帰りたくなる家庭”を築くのが、連れ添うふたりにとっての重要な共同作業となるのだろうと思う。

晩婚のご時世、なんのための結婚と思っている人も多いかもしれないが、これもひとつの目標と考えてやってみてはどうだろうか。

 帰れる家は最後のよりどころ

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そんなのどこでもよくあることよ

2015年05月25日 | 妻の名言

研究というのは競争の激しい世界だ。自分が思いついた素晴らしい考えがすでに世に出ているかいないのか、まだなら世に出せるものかそうでないか、そんなことをひとつひとつ確認してから始めたはずだったことなのに、いざ始めてみたら同じ時に同じことを思いついた人がいて、その人と競争になる。競争相手は他施設にいたり、同じ施設にいたりとこれまたいろいろ複雑だ。

なんとか研究を始めてもまた心配なことが出てくる。研究アイデアの横取りとか、研究の妨害といったことだ。だから、この研究は私のものだからなどと悠長に構えていると、いつのまにか持っていってしまう人がいる。こんなことを考えていると夜中にふと目が覚めることもある。

というようなことを妻に漏らしたら、「そんなこと、どこにでもあることじゃない」との返事。「会社勤めだったりしたら、もっとたいへんよ。横取りしたあと、追い討ちをかける人だっているのだから。」コロ健まだまだ、考えが甘いようだ。

研究に限らず、世の中何ごとも厳しい。足の引っ張り合い、つぶし合いなど日常茶飯事。常に緊張感を持って生きていく必要がある。

人間、いる場所によっては、いろんなことで追い込まれる。

そういったことを気にしながら毎日を送っていると、本業がおろそかになるので注意もいる。だが、本業にばかり気がいっていると自分の居場所の方がおろそかにもなる。

つまらない人間に足もとをすくわれることもある。

男子敷居をまたげば七人の敵あり、である。

 

なかなかたいへんです
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楽しいと思えば楽しく笑顔でいられる

2015年05月24日 | 生き方について考える

少しぐらいつらいこと、悲しいことがあっても、それらをその通り受け止めるからそうなるのであって、そんな風に考えないで世の中楽しく思えば、すべては楽しくなる。

嫌なことをする人間というのはどこにでもいる。人のことを陥れて喜ぶ人間というのもいくらでもいる。

自分がそういうことをされるのがいやな人間なのであれば、そういうこと自体を考えない人間でいたい。

そういうことばかり考えている小さい人間というのは、始末におえないが、いるのだから仕方ない。なるべくかかわらないのがいい。

つまらない人間を相手にしてもらちがあかない。

自分自身を信じて淡々と生きていくしかない。そう考えるだけでも人生は楽しいものになるし、いつも笑顔でいることができる。

バカバカしいことはしない 

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さすがのバラ園

2015年05月23日 | ガーデニング・菜園・花・緑

知り合いにチケットをいただいたので、バラ園というところに行った。

庭園の美しさとそれぞれの花の美しさにはもちろん驚かされたが、それ以上に、世の中には花好きの人がずいぶんいるものだと驚かされた。

バラ園というのは、バラのショウウィンドウのようなもので、園外の売店では園内に植わっていたバラの苗を売っていた。どれも買って帰りたくなったが、まずはわが家にいる子たちを立派に育てないといけない。

解説の人が冗談交じりに、「ここは夢の世界です、おうちのバラをこんな風に育てようなんて、無理しないで下さい」とも言っていた。

たしかにそうだった。なによりも、黒点(黒斑)病におかされた葉が一枚もなかった。さすがである。

 一日中歩き回っていたら、ずいぶん日焼けした。おまけに少々疲れてしまった。

ミニバラ育てを頑張ろう 
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ステキな笑顔は作るもの

2015年05月22日 | 生き方について考える

バスケットボールを自主的に引退してから早くも二年たった。それから体を動かすことといえば通勤での片道35分ウォークと週末の犬の散歩程度だ。これではヒップアップの運動をしてくれと妻にいわれるほど尻が垂れても仕方がない。筋肉というのは重力に逆らうことはできないものだ。壁に手をつき足を後ろに振り上げるトレーニングでもやろうかと思う。

筋肉といえば、笑顔をつくるのもその働きによる。表情をつかさどる多数の筋肉の協調作用によって笑顔はつくられる。一括して表情筋といわれるが大小さまざま、数も多い。そして、やっぱり下に垂れてしまう。人間の顔というもの、意識しないでいるとすべて下に落ちてしまって不機嫌そうな顔となってしまう。そうならないようにするには顔面の諸筋肉を上に引っ張りあげなくてはならない。

もっとも効果的なのは、いつも笑顔でいることだろう。いくらリフトアップのマッサージだの手術を受けても、普段が仏頂面では意味がない。いつも口角を上げてにっこりしていたら、顔の筋肉は自然と持ち上がってくる。だが、いざこれをやってみると難しい。まず、顔が疲れる。頬などつってしまうのではないかと思うほどだ。無理に鍛えるのはどうも難しいようだ。

ならばいつも笑顔でいたらいい。これなら、口角はいつも上がっている。

町中でも軽く微笑みながら歩いているひとがいると、自然とそちらの方に目がいくものだ。無理にでも、笑顔を作ればいいのだが、できたらいつも心からの本物の笑顔でいたい。

そのためには、いつも楽しいこと、嬉しいことを考えているしかない。そういうことは、たくさんあるので心配はいらないだろう。

薄笑いにはならないように
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夜明けのカミナリ

2015年05月21日 | 鎌倉暮らし

四時頃目が覚めたのは新聞配達のバイクの音のせいかと思ったら、低い音が聞こえる。妻に「カミナリの音、聞こえる?」と言われ、その低い音が雷の音だと知った。その時はまだ雨は降っていなかったので、窓をほんの少しあけてみると、小鳥たちの控えめに朝の挨拶が雷の音と一緒に聞こえてきた。彼らにも遠雷は聞こえていたのだろうか、やがてそのさえずりもだんだんと近づいてくる雷の音に遠慮するかのようにやんでしまった。ほどなく大粒の雨が降りだし、稲光も加わった。眠りに戻れず小一時間ほど、そんな空をウトウトしながら眺めているうち、いつもの起床時間となった。

すでに雨はやみ、青空がのぞいてる。このところの蒸し暑さとは違って涼しい空気が満ちていた。寝ている間にも、外の世界では色んなことが起きている。時間というものが前にしか進まず、今ある記憶はすべて瞬間瞬間に作られている虚構とすれば、寝ている間というのはさしずめ記憶作りのための脳のメンテナンス時間といえようか。

そうすると、雷の鳴っていた間のウトウトしていたまどろみは、PCの起動前のじれったいけれども必要な時間ということになる。寝ている間というのが人にとって、短い死だとさえいう人がいるがその表現はあまり好きにはなれない。スッキリと目覚めることで、毎日新しい朝を迎えることができるようにしたい。

すがすがしい一日でした 
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ガンバレ!キセノン(稀勢の里)

2015年05月20日 | スポーツ・健康・ダイエット

今年の日本スポーツ界、それなりに盛り上がっている。

とくに今年の注目は春の珍事で終わらなかったキヨシ横浜DeNAベイスターズとテニスの錦織圭、そして北の富士が期待してやまない“日本人最強力士キセノンこと”稀勢の里だ。

まず稀勢の里、この夏場所も序盤で二連敗したが、その後は頑張っている。このまま直接対決まで勝ち続けて是非、白鵬キラーとして先場所の0.5秒負けの雪辱を果たして欲しい。ところで、稀勢の里はもともととても優しい顔をしていて、そこが好きだったのだが、誰かに言われたのかな?今では仁王さまみたいな怖い顔をしていてるのがちょっと残念だ。なにはともあれ今日11日目も無事勝利し、これで9勝2敗、ガンバレ、キセノン、このまま優勝までいってくれ。

次はベイスターズ。昨日一昨日と連敗を喫したが、復調した番長三浦が23年連続安打というおまけ付きで連敗を止めた。

うーん、カッコいい。

このままいって、まずはリーグ優勝だ。

来週から開幕するフレンチオープンでの錦織圭の活躍も楽しみ。僅差で破れたこの前のジョコビッチ戦は残念だった。少し気押されていたように見えたけれど、ジョコビッチもフレンチオープンの優勝経験はないわけで、その点では一緒。

もちろん、優勝目指して頑張って欲しい。

みんな油断のないように
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男性脳と女性脳

2015年05月19日 | 読書、映画、音楽、美術

女性心理の不可解さに日々悩む私に、知人が『キレる女懲りない男ー男と女の脳科学(筑摩新書)』という本を紹介してくれた。早速購入して読んだ。

男性脳と女性脳。すなわち男と女とでは思考パターンがずいぶんちがうということが、著者(女性)自身の経験も交えて書かれていた。

この前の学会でもいろいろな発表を聴いていて、男性と女性との違いを感じていた。科学的な観点からいえば本質的に発表の内容に違いは無いのだが、プレゼンテーションの進め方が違う。発表者が男性の場合、まずは結果を誇らしげにアピールし、その後ほかのことを話す。これに対し女性は、結果も話すがその点は控えめで、結果にいたるまでのプロセスに重点をおいて発表する。どちらがいいというものではないし、男女逆もある。ただ、男女で違いがありそうだとはその本を読む前から感じていた。

学会発表には形式があり、1.はじめに  2.背景  3.方法など  4.結果とかまとめ  5.考察  6結語、結論の順で話す。だから、発表のやり方に差はないのだが、男性の場合はもう4と6がいいたくてしょうがないのがありありとしているし、女性の場合はどうも2と3が長い。これが、男性脳と女性脳による違いと理解すれば、こんなものかと思って、話もききやすくなる。

男性は、終わり良ければすべて良し型、これに対して女性はプロセス重視型とでもいえようか。

男女が力を合わせてプレゼンや研究を工夫すれば、素晴らしい成果が出そうだが、それがそうもいかない。男性脳と女性脳が相容れないことが原因にあるのだろうか。

冒頭に紹介した本、妻も読んで、女性なりに納得していた。男女それぞれがそれなりに納得できるようなので、興味があったらご一読をおすすめする。

 

理解できたら対応できるか
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読むにも書くにも適当な字数は

2015年05月18日 | 日々思うこと、考えること

 先日1週間ほど休んでしまったが、どうにか復活してまた毎日書いている。一本書くのに30分から1時間ぐらいかかるが、推敲まで加えるとなるともう少しかかる。どんな内容をどの程度の字数で書くかはなかなか難しい問題だ。この間読んだ文章術の本で文章の単位を150字,300字,800字に分けていた。と、ここまでで150字。

 この字数だと、その日あったこと、考えさせられたことで半分、残り半分でそれに対する思い、考えで終わってしまい、広がりといったような、派生的なことがらまでには話が及ばない。業務日誌的にその日一日の出来事とこれに対する寸評の記録としては十分だが、毎日あれこれ考えている私としては物足りない。自分の考えをもう少し整理したい。ここまででほぼ300字。

 起承転結でいえば起承の承まで。ここのところ、起承転結で書き進めることが多いのだが、どうもこの承の先が冗長な感じがしてしまっている。書き出しに来るエピソードを、ネットからひいて長くしてしまえば、全体のボリューム は簡単に増やせるが、そこは他人の書いた文、引用はなるべく短くするか、参照文として文末に置いている。もちろん、参照文の字数は全体のそれには入れな い。それに、そうすると頭でっかちのボンヤリとした文章となってしまい、最後まで読んだときに、この人何が言いたかったのだっけとなってしまいかねない。 ここは面白い展開を考えなくてはいけない。ちなみにここで600字。

 書き出した話題に対するさらなる賛美でも、逆に反論を述べるのでもいいだろう。また、起承転結にこだわらず、序破急とか、ほかの文章パターンもいいが小説ならいざしらず、一回完結が基本の日々のブログにはあまり馴染まない。以前は字数のことなど考えなくて夜に書く手紙よろしく延々と愚痴のようなことを 書き連ねることがあった。書きすぎの文章は決していいものではない。できたら600字程度のこざっぱりした文章が書けるようになれたらと思っている。と書いているところでこれで、ほぼ800字。字というものはあっという間にかさばってしまう。

読みたくなる内容で

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いま読める本、読めない本

2015年05月17日 | 読書、映画、音楽、美術

若い頃は乱読などといってずいぶん本を読み散らかしていたが、この年になると闇雲に読めばいいというものではないと思うようになってきた。ドストエフスキーを読んで、人生のなんたるかを考えたものだが、今、そのうちのなにがどのぐらい残っているのかわからない。ただ、あの頃はドストエフスキーを読む気力があったが最近は少々軽めの本を読むことが多くなってしまった。というよりは、軽めの本しか読む気にならない。 

本を読むにはそれなりの気構えが必要だ。心がつよくて充実しているときに楽しんで読むことができる本というのがあるが、逆に、心がよわっているときに読むと、すとんと腑に落ちる本もある。心がつよいときに、心がよわっているときに読むような本を手に取ることはなかなかない。

最近では毎日心があがったりさがったりするものだから、本は何冊か同時に読むようになった。

心がつよかった昨日手に取った本でも、今日は仕事でがっくりきて読む気が失せてしまうことがある。そうすると、そのままその本は放っておいて、読書そのものをしなくなってしまう。

だから、心がよわっているときのための本も用意しておく。こういう本は、一気に読まなくてもいい、また、心がよわったら、すなわちまた何かあったとき手にとって読み返せばいい、そんなつもりでいたら十分だろう。 

読書は心を豊かにしてくれるが、うっかり読んで心が折れてしまうこともある。

だから、本を選ぶ時は注意を要する。

ただ、これからはなるべく人生を肯定するような、ポジティブな本を読んでいこうと思う。年を取ると、けっこう心もつかれているものだ。

まずは手に取ってみよう 
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