こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

休まなくてはならない時には休むこと

2011年12月31日 | 日々思うこと、考えること

このブログ、日記のつもりで書いている。
書きっぱなしというのももったいない話で、この一年を振り返ってみた。

わが家では妻が寝込んで久しぶりに弁当を作ったり、息子がボーイスカウト世界ジャンボリーでスウェーデンに行ったり、娘もホームステイで米国に。私自身、台湾ノルウェー韓国と国際学会に参加したのをはじめ(もちろん発表も)、いろいろな学会に呼んでもらったりとか。何よりうれしかったのは、論文がIF3の雑誌にacceptされたことか。

世界では、ニュージーランドの大地震で多くの日本人留学生が亡くなった。そして、その記憶が消える間もなく、東日本大地震原発事故台風もあった。

総理大臣が今年も変わった。

私自身、忙しすぎたような気がした。11月、12月は疲れて、壊れそうになった

だが、先週の3連休、おととい、昨日と休んでやっと元に戻れたような気がする。

大晦日の今日は、病院に出て、少し仕事をすることができた。

人間、体が一番、頑張るときには頑張ることも大切だけど、休むことも必要だということが、今年最後にわかった。
来年は、少しペースを落として進むようにしよう。

鶴岡八幡宮もすっかり新年を迎える準備が整ったようだ。
あちこちから除夜の鐘が聞こえてくる。

いろいろな読者の方にも恵まれた。
れんとハウス さん、ある さん、荻野誠人 さん。
最近、ロドリィ さんがコメントを寄せてくれないが、お元気だろうか?病気とか事故に遭ってないといいのだが。また、気が向いたらコメントください。

来年が皆様にとって良い年になりますように。


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未来の世代につけ回しをしてはいけない

2011年12月30日 | 家族のこと
先日生まれた二人目の姪を連れて、少し年が離れている妹が旦那さんと拙宅まで来てくれた。

お互い、忙しくてなかなか会う暇がないのだが、兄妹で互いの連れ合いとも仲良くしておかないと、あっという間に年を取ってしまい、いざというときになかなか仲良くできない・・・という、妻のアドバイスがあって、妹に年内にみんなで会えないかと相談したところ、暮れの忙しい時だが、今日なら大丈夫ということで会うこととなった。

残念ながら、わが家の長男は冬期講習のためちょっとしか皆と会えなかったが・・・。


幸い、天気は良く、昼間の暖かい2時間ほどをテラスで過ごすことができた。

赤ちゃんはやっぱりかわいい(もちろん赤ちゃんは外には出せないので、家の中のソファーでお休み)。
下の娘が生まれた14年前を思い出そうにも、ずいぶんと昔のことで、なかなか思い出せなかったが、いざ抱っこしてみると、軽くて、はかない。

「この子が大学を出るころには、私は70歳か・・・」
などと思うと、自分の人生、この先短いことを実感する。

それでも、この子達、次の世代を守るのは私たちの義務だ。

この子達の未来につけ回しをしてはいけない。
そんなことを、深く思った。

人心が深く傷ついた今年、国家の将来には暗雲がたれ込め、環境破壊は極限に達した。
私たちは将来に向けて、なにができるか。
自分たちのことだけ考えていてはならない。



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今年の年末は

2011年12月29日 | 生き方について考える
去年の暮れは福島の猫魔スキー場に行っていた。
今年の年末はオンコール当番なので、遠出はできない。
朝いちばんでナイトの散歩。首の包帯の上にバンダナを巻いたのだが…いまいち。なんだか、風呂敷を巻いているようになってしまった。

娘は自分が使っていたマフラーを巻いているらしい。

仕事に行こうとも思ったが、鎌倉霊園の私の家のお墓と、妻の実家のお墓参りも欠かせない。
鎌倉霊園は犬を連れて行っても大丈夫なので、マルチーズのコロも一緒。コロはお墓参りに連れて行くことがよくある。

フラットコーテッとレトリバーのナイトは、鎌倉霊園は良いが、妻の実家のお墓はお寺さんにあり、2頭を車に残すことになるので、留守番。

寒過ぎず、いい天気となった。墓参の人も多い。
新聞、テレビでは、一年を振り返る報道が多い。今年亡くなった人の記事もある。
多くの人は70歳以上。お墓でも、没年齢は70歳以上と刻まれている。
人間、70歳までが神様にいただいた年齢。それ以降はオプションというか、おまけというか。
今はつらくとも、それくらいになればのんびり生きているのだろうか?

いずれにせよ、私もあと、20年もすればいつ死んでもおかしくない年齢に達するのだ、とぼんやり思う。あと、20年か、きっと、あっという間なんだろう(現在48歳なので68歳)。
 
午前中のうちに移動したので、鎌倉市内でも渋滞には遭わずに済んだ。

手術創をみてもらうために、ナイトを連れて動物病院に行った。
経過は順調とのこと。抜糸は来年早々とのこと。
それまでに、包帯をどうするか、と聞かれたが、そのままでもよかろう、ということになった。
さいわい、ちょっとかゆそうにするだけで、包帯を取るほどではなく、過ごしているようだ。
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陽のあたる道

2011年12月28日 | 日々思うこと、考えること
ここ数日、とても寒い日が続く。
池には厚い氷が張るようになった。

いつの間にか木々の葉はほとんど落ちてしまった。
クリスマスの騒ぎが収まり、お正月の準備が進んでいる。
今日は仕事納め。
この道を歩くのもしばしお休みだ。

厳冬期にはいると、日なたを選んで歩く。
陽のあたる道だ。
陽のあたる道だけを歩いているように見える人がいる。
それでも、陽のあたる道にも必ず影はあるし、くぼみもある。
そもそも、やがて日も暮れ夜が来る。
人生、いろんなことを乗り越えながら進んでいく。
それが、人生なのかな、と思う。

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ナイトの腫瘍の手術と病理診断

2011年12月27日 | 犬との暮らし


先日、フラットコーテッドレトリバーのナイトの頸部に拇指頭大の腫瘤が見つかった。

妻が獣医さんへ連れて行ったら、穿刺吸引細胞診で、組織球腫と診断された。
まだ、1歳半で、自然消退もあるという疾患だが、まあ、さっさと切ってしまうほうが、安心、と手術切除をお願いした。

さて、今日は手術だったのだが、手術に先立ち、是非、標本を見たいと思って妻に、切除した組織をそのままもらえないか頼んでくれるように伝えた。
ところが、主治医の獣医さんに「餅は餅屋です。人間の病理と犬の病理は違います。動物には動物病理の専門の獣医師がいます。」とお返事をされ、さらに、「この子(ナイト)のためには正確な診断が必要です。ご主人が診断をするのなら、当院では切除術はしません」と言われた。
当然なお話だったので、すべてお任せすることにした。
人間の病理医として人間の組織が読めれば、犬の組織もある程度はわかると思っていた私がつけあがっていた。細胞診の診断が正しければ、良性だし、それほど心配することも無いとも思っていた。
でも、実際のところはどうだかわからない。組織球系細胞の病変として、人間でみる黄色肉芽腫(ナイトもまだ子供なので、正しくは若年性黄色肉芽腫)みたいなものと思っているのだが、全くのカウンターパートかどうかはわからない。仮にそうだとして、組織像は似ているかもしれないが、私が行った診断そのものが正しいかも怪しいものだし、そもそも鑑別診断として、全く知らない犬独特の病気があるかもしれない。
さらに、断端の評価、治療方針を含めれば、専門の知識が必要なのは言うまでもない。
犬ではどうなるか?
まだまだ、人間ダメダメだと、感じた。ただの親バカ。

でも、標本ができたら、後学のために貸してもらいたいとは思っている。
首の包帯が痛々しいが、比較的元気なようだ。
とりあえずは手術が無事終わってよかったね、ナイト。


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今日からお正月バージョン

2011年12月26日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
クリスマスも終わり、ご挨拶も今日から、「良いお年を」となりました。
それにしても寒い。

日本語には相手のことを思いやる言葉(Good morning!, Have a good night!とかYou too!)がない、なんていうけど、実はあったんですね、「良いお年を」。
一年分、丸ごとです。

日本語、良いです。

「来年もよろしくお願いします。」
良いです。来年、一年分、よろしくお願いします。

これって、人と人との信頼があってこその挨拶です。
一年でも、年越えても、変わりません。

日本語は表現があいまい、と言いますが、少なくとも日本人が使う日本語には、はっきりした意味があります。
だから、外国人と話す時は、相手の国の言葉で話す方が無難でしょうね。
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将来への漠然とした不安

2011年12月25日 | 日々思うこと、考えること
ついに、八ツ場ダムの建設も続行されることになった。与党であるにもかかわらず、党としては反対するが、政府の決定には従う。どいういう意味か。

外環道にしても、地域経済のこととか、いろいろあるのだろう。
2,3年したら朝霞の公務員住宅も再着工されるだろう。

バラマキとは何か?

子ども手当も、高速道路無料化も、バラマキだったが、これらは全部だめになった。

人よりも、コンクリート。
子どもは票にならない。

そして、93兆円あまりの過去最大の予算。
国の借金はさらに増える。

1,000兆円の借金があっても平気と、小泉さんが言って、私たちは迂闊にもそれに乗った。

子供世代への借金の先送り。
漠然とした不安を感じる。

これは、まずい。このままで、私たちの日本は大丈夫か。

だれか、止める人は出てこないか?

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イブにおおそうじ・・・といっても、私だけの

2011年12月24日 | 日々思うこと、考えること
今日は、私だけの大掃除。

職場の大掃除は、明後日の午後みんなでやるのだが、その前に私の周りのごみ箱のようなスペースだけでもと思い職場へ出てきた。それにしても、よくこれだけ積み上げた、という感じがする。

さて、いよいよ掃除開始。近藤 麻理恵著”人生がときめく片づけの魔法”に感化されて、思いっきり捨てはじめたのだが、半分ほどで断念してしまった。

もちろん、むやみに始めたわけではなかった。
『ここの書類がなくなれば、下で押しつぶされている教科書がちゃんと立って、いつでも調べられるようになる』
とか、
『ここの書類がなくなれば、滞っている仕事の進捗状況も把握できるようになり、一石二鳥』
だとか、
『昔のように顕微鏡が使いやすくなる』
だとか。いろいろ、「片づけが終わったあとのことを、思い浮かべて開始したのはいうまでもない。

先週から片づけは開始していて、先の大地震のときに、すべりおちたのち、床に平置きにしていた標本はすべていったん標本箱に返すことにした。
ターゲットの書類も決めていて、「先の大地震以来、(すなわち9ヶ月間)置き場所の変わっていない書類は、すなわち”用無し”の書類」とし、廃棄することにした。

しかし・・・
論文のコピーなど、資料類はいいテンポで捨てられるのだが、これらに混じって、診断書の下書きとか、カンファレンスの用紙(なんと、7,8年前のもあった)などなど、個人情報の入った紙が出てくる。ようするに、ずーっと捨てられずにいた書類。
これらが多い。
いきなり、”思い出もの”に近い厄介な状況に陥った。

案の定、個人情報の有無を確認していくうちに、「おお、これは!」という、2、3年前の資料が混ざって出てくる。「これ、今度の研究会に使える」「こんなこと、前に喋っていたのか!」とか、うれしいやら、情けないやら。

なんとかかんとか、途中で、”全捨て”はあきらめた。
あとは、シュレッダーがけ。30分近くかかって、個人情報の入った書類のシュレッダーがけ終了。あとの片付けは、明後日に回すことにした。


(顕微鏡がこちらから見えるようになっただけで、よしとする!)
先週末、固定した検体を一人で切り出しし、また、遅れていた診断書にも目を通して、仕上げて帰宅。結局、普通の週末の休日出勤。

でも、今夜はクリスマスイブ。両親が(孫の顔を見に)来てくれるとのこと。さて、今度はその準備だ。


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クリスマスの飾りつけ

2011年12月23日 | 家族のこと
今年の天皇誕生日は真冬なみの寒さとなった。
学校のスキー教室で北海道に行っている娘、リフトは全山止まってしまったようだ。かわいそうに。

ところで、今日、フィンランドのサンタクロースがトナカイの橇で出発したようだが、うちの子供たちのところには、そろそろ来なくなりそうだ。
 
とはいっても、妻は例年通り、クリスマスの飾りつけをしている。
IKEAで購入した生モミの木。最初は、家の中に入れていたのだが、葉が落ちるので、玄関先に出した。
 
家の中は、いつも通り、葉の落ちないモミの木。
娘が小さい頃には抱っこして、てっぺんの星を付けさせていたのだが…
今は、もう妻が全部やっているようだ。

新しい飾りつけは、スリッパのアドベントの窓飾り。

なかなかかわいらしい。
クリスマスガーランドは、手作り。なかなかの出来だ。




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ディスカッションの効用

2011年12月22日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
現在、海外で活躍している教室の後輩が、久しぶりに帰国したついでに、私たちのところへ顔を出してくれた。ちょっと私の研究的な仕事が行き詰っていたので、そのことを相談した。とくに、彼の専門分野というわけではないのだが、さすがは研究室をやっているだけのことはある、十分な刺激を与えてくれ、ずいぶんたくさんのアイディアを引き出してくれた。

大学の教室のように何人ものスタッフがいるところであるとか、研究所のようなところでグループをつくってやっているとかだったらばディスカッションの場もたびたびあるのだが、そうでないふつうの病院ではスタッフの数も限られ、日々の報告、自分の(細々とした)研究で精いっぱい、それに、いつも顔を合わせているので、新しいアイディアもなかなか出てこない。

大学院の頃、教室にいた頃、週一回の研究報告ミーティングがすごく嫌だった。
「毎週毎週、新しいデータが出るわけがない」など、不満たらたらだったが、ディスカッションを毎週する、ということで、少しずつ前に進んでいたのかもしれない。思い出すと複雑な気持ちになるが、大切だったのだと、いまさらながら実感する。

いくつか、新しいアイディアが出てきたところで、ねじを巻きなおして、新たなデータをたたき出すことにしよう。でも・・・まだ、年賀状も、大掃除も・・・終わっていない。


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通勤・通学・・・家と家族と北極星

2011年12月21日 | 日々思うこと、考えること
いつも、だいたい夜9時に病院を出る。朝は8時過ぎに病院に入る。
こうすると、夜11時に家にたどり着き、翌朝6時過ぎに家を出る。家にいるのは、7時間。
昨晩の場合は、病院の近くで忘年会があり、帰宅は午前様。
でも、今朝は6時過ぎに家を出た。

これは、その、昨晩、病院から駅までの35分間、歩きながら考えたこと。

働き始めてから、地下鉄サリン事件までは片道30分、往復1時間かけ、地下鉄サリン事件をきっかけに自転車通勤になったが、片道40分、往復1時間半。
その後、鎌倉に住むようになってからは、往復3時間以上かけている。
医者のクセして、こんなに通勤に時間をかけて、と思われるかもしれないが、それは通勤手段が電車だからかかるので、1時間足らずで、都内に車で通う先生は鎌倉にもいる。

いや、今日は、通勤・通学にかける時間のことをいいたいのではない。

なぜ、人は家に帰るのか?

少々酔っぱらっているので、帰るのがめんどくさくて、こう思ったに違いないのだが・・・

職住近接という言葉もあるほどだし、病院の寮に住んでいる人も多い。
だが、横須賀線は毎朝、毎晩混んでいる。東海道はもっとだ。
多くの人が毎日家に帰っている。
私と同程度の時間しか家にいられなくても、だ。

家とは、不思議なもの。だけど、心安らぐ場所であるのだろう。

結論にもならないが、帰宅難民、という言葉があるほど。
多くの人は、家に帰ることが大切なのは、間違いない。

〈追伸〉
わが家も「家政婦のミタ」さんをみていて、私もここ4回ほどみた。
最終回で、私の疑問に対するそれなりの答えがあった。なるほどそういう例えもあるか。北極星。

家、家族というものがおろそかにされている現在、せめて、この番組をみた人だけでも、家、家族の再生を考えてみてはどうだろう。

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テンションあげないと・・・でも、↓

2011年12月20日 | 日々思うこと、考えること

木々の葉っぱがどんどん落ちていく。
朝、駅まで車で送ってもらったのだが、鎌倉の山奥、車の温度計は0度を指していた。

寒い。

年末に向けて、なかなかテンションが上がらない。
このままでは、何もしないまま年を越してしまいそうだ。

なにかにつけてきっかけを探し、気を取り直して頑張ろう!と思うが、気合いとは逆にテンションは下がる一方。

どうすればいいか?

考え方を変えるか。生活リズムを変えるか。
後者は、社会生活をしている以上、ほぼ不可能。

となると、考え方を変えるしか無い。
ポジティブシンキング。

困った。コロ健、ピンチ。

今夜の医局の忘年会、転機になるといいのだけど・・・
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あんなふうに見えるんだ

2011年12月19日 | 日々思うこと、考えること
駅のホームで口論している男性二人をみた。

何を言い争っているのだろう。まわりの人は、少し離れてチラチラ見たり、無視して携帯いじっていたり。
止めに入ろうとする人はいない。

きっかけはおそらくは、些細なことに違いない。
電車を待つ列が(多少)乱れるようなこととか、カバンが当たったとか。
非難されている方(発端者)は、多少悪気があったかもしれないが、まさか怒ってくるとは思わないでやったことだろう。
いっぽう、非難している方(発見者)は、本気だ。
少なくとも、発端者が発見者の気に触ることをしたのは事実なのだろう。

つい先日、私自身の心に起きた波風を思い出す。
あのとき、駅のコンコースには、発端者に対して怒鳴っていた私と、傘を大きく振って、私の膝頭に傘の先をぶつけてきたにもかかわらず、無視して4、5メートル先を歩く中年男性がいた。

一緒だ。傘の先が当たろうが、電車を待つ列が乱れようが、他人には関係ない。発端者にとっても、これといった動機が無ければ大したことではない。

心に波風が立っている当人だけが、苦悩する。
自分の心の中の波風。それは自分自身の心の中でおこっていることに過ぎない。

やり過ごしたり、別の考え方をすれば、それはやがておさまる。

でも、私のような凡人にとって、心の波風をおさえるのはとても難しいことだ。
そして・・・これは、個人から国家レベルまで、様々なことで起きている。

私たちは、もっといつも穏やかで、優しい気持ちでいたい、そう願う。


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今日は何日?

2011年12月18日 | 日々思うこと、考えること
12月ももう、18日になってしまった。
残り2週間を切っている。

この調子では・・・あっという間に、年が明け、病理学会もすぐなんだろう。

間に合いそうにない。
どうなることやら。

考え込むといやになる。あんまり怖がっていてもしょうがない。
明日は明日の風が吹く。


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へたり込んでしまう週末

2011年12月17日 | 日々思うこと、考えること

ここのところ疲れ気味。
忘年会が多いというわけでもなく、ただ疲れているだけ。気力も、体力も。

下手だったけれど大好きだったバスケも、もう、半年以上やっていない。
練習や試合の誘いがあっても、なかなかいけない。
時間も気力も体力もない。

週末になるとどうしようもなく、今日もへたり込んでしまった。

それでも、メールボックスを開くと新しい仕事の依頼。
仕事といっても、お金になるものではない。

論文の査読、学会のコメンテータ。

昼になって、動けなくなって、ベランダでぼんやりした。
冬の日差しを浴びていると、木になりたい、とも思ったりする。

ナイトは、どう?


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