こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

曖昧になる”こもりびと”と私との境界

2020年11月30日 | 生き方について考える
本格的な寒さがやってきた。布団から出るのにも勢いが要る。11月もいよいよ終わり、明日からは12月。夜明けの時間は6時半、明るいうちに家を出られるのもあと少し、庭木の様子もなかなかわからない。この年末は忘年会の予定が一つもないし、正月の準備も無いので淡々と過ごしていくことになるが、仕事はあとからあとから入ってくるので、それらはちゃんと済ませていかなくてはならない。

病理医人生で初めて1人病理医になって1年、孤独であることには慣れてきたが、コロナ禍の以前にあったいろいろな学会、研究会がなくなってしまったかリモート開催になってしまったのは辛い。そういった勉強会に顔を出せば仲間に会って気を紛らわすことができるだろうに、コロナ禍の今、そういった同業者との交流がほとんどなくなり、自分が1人であることを強く感じる。

最近、NHKで中高年の引きこもりについて特集が組まれている(”こもりびと”)。昨晩は、NHK特集で、孤独死していく引きこもりの人についての話だった。多くは私と同年代、40代後半から60歳手前だった。この人たちと、私と、どこが違うのだろうと考えた。社会との繋がりが希薄となった今、仕事があるかないかの違いぐらいしか見いだすことはできない。その仕事にしても自分でなくてはならないと自信を持って言えるほどのものではなく、そうすると何をもってやっているのかわからなくなってしまう。そんなことを考えていると、自分だっていつ`”こういう社会”と折り合いをつけることができなくなってしまうかもしれない。

だから、日々のできごとが現実のことであって、それらを一つ一つしっかり確認しながら生きていかなくては、あっという間に”生きている実感”が失われかねない。漫然と生きていてはあっという間に"あっちの世界"に持っていかれてしまう。幸い私には妻がいてコロがいる。当たり前のように思っているが、この現実が奇跡的な幸運であるということを自覚しなくてはいけない。
感謝して生きる

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冬への準備

2020年11月29日 | ガーデニング・菜園・花・緑
晴れ間がのぞくという話だったが、天気予報は外れ、肌寒い1日。
鉢植えを家の中に取り込んで、入らない分は霜が降りない軒下に。近所の園芸店に出かけて冬の花を買いに行った。昨日、イトーヨーカドーの横のお花が安いお店で仕入れたポインセチアに合わせて寄せ植えを2つ作った。
これは室内用。
もう一つは、玄関前。妻が花壇から抜いた葉物を加えたら、それなりなものになった。
壁掛けのハンギングもつくったのだけど、5時過ぎでもう暗くなってしまい、手元がよく見えず少し折ってしまったかもず、心配。ミズゴケを上から多めにかけて押さえつけた。
この先、朝も暗くなってしまうから、せっかくのガーデニングだが、週末しか見ることはできないのはちょっと残念。
もう少し室内を充実させるか

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喪中のお知らせと父への思い

2020年11月28日 | 家族のこと
最近、父ともっと話したかったと思うことがある。
父には私がしたいこと、なりたいと思うものをことごとく反対され、私はずいぶん恨んだ。父が亡くなった今となっては、恨みつらみを言うこともできない。そのせいか、もう、恨みもないし、自分の人生を受け入れて生きていくしかないと思うようになった。

父と2人で話したことで覚えていることといえば、進路のこと、部活選びのこと、あとは学業成績が悪かった時(これは何度もあった)ぐらい。生き方とか、趣味とか、そういったことはあまり話した覚えがない。
6月に父が亡くなって初めて、人間というのはどう生きるべきか、どう生きたらいいのだろうと、不安な時に話したい相手がいなくなったことを知った。やっぱり寂しいものだ。
休みの今日は、喪中のお知らせのハガキの宛名書き。100枚あまりとそう多くない。息子たちを見ると年賀状そのもののやりとりがなく、この先どんどん減っていくだけだろう。この先もう、職場での年賀状のやりとりが増えることもない。

ただ、今年の年賀状を読み直してみると、自分のことを気にかけてくださっているのだなと思えてありがたく思う。なかなかお会いすることもままならない状況で、今年はこちらの状況をお知らせするだけとなるのは残念だが仕方ない。
近況は書けず

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日本はGoogle予測に負けてしまうかそれとも勝つか

2020年11月27日 | 自然災害・事故・感染症
Googleが公開した「日本版COVID-19感染予測」、開いてみると結構衝撃的な数字が並んでいる(なお、以下のデータ集めと解釈は素人の私のもので、参照した統計データが複数またがっていたり、細かい点で間違いのあることご容赦ください)。

予測期間は11月25日から12月22日の28日間で新たに亡くなる人が771人、予測される新規陽性者数が94,910人とのこと。累計死亡者数も感染者数もグラフは急激な右肩上がり。

11月26日での新規感染者数が1,848人だから、このまま横ばいだと単純計算で新規感染者は5万人あまりだが、この倍近くが感染することになる。累計の死亡者数は2,021人だから、死亡者数の増加も加速がついている。もう、紛れもない第3波。地域別でみると北海道と大阪が大変なことになっているようだ。北海道の場合医療崩壊が加速すればもっとひどいことになるかもしれない。神奈川県にしても制御不能となりつつあるので、他人事では済まされない。さて、このGoogleの予測が的中するか。それとも、この先3週間の自粛で乗り切ることができるか。でも、まあ、乗り切れないだろう。せめてこの予測に入ってくれたら、対策も立てられる。

99%の人が頑張っても、頑張らない1%が存在すれば、その人たちがCOVID-19をせっせと拡散させる。性行為感染症と同じで、なんにおいてもアクティビティの高い人というのはどの領域にでも存在する。そういう人たちが悪いわけではない、私だってコロナがなければ忘年会を楽しみたい。でも、そういうことをしてはいけないのだ。でもついやってしまう人達はいて、その迷惑は職場に及び、家族に及び、社会全体に及ぶ。
電車で隣に酔っ払いが座ってきたりするともう、生きた心地がしない。その人の指先、顔に、ウイルス粒子が付着していると考えると逃げるかそのまま座っていていいものか真剣に悩む。そんな私の悩みを知ってか知らずか、周りをあざ笑うかのように、咳だのくしゃみをマスクを抑えずに平気でする。。これで感染したら運命と思うしかないと思い始めている。
(11月26日の感染状況 総感染者数 13.8万人、回復者数 11.5万人、現在感染者数 18,734人 前日比 +189人、新規感染者数 1,848人 前日比 +388人、陽性率 4.45% 前日比 +0.00%、死亡者 2,021人 前日比+21人)
1ヶ月後はさて

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今の自分にできることをしっかりと

2020年11月26日 | 日々思うこと、考えること
天気予報で濃霧のことを盛んにいっているので、窓の外を見た。日の出が6時半近くになって、あたりの様子がいまひとつよくわからないが、たしかに霧が立ち込めているよう。出かける頃にはお日様も顔を出し、あたりは乳白色の光に包まれた。
濃霧のせいで東海道線に遅れが生じていると鉄道の運行情報でいっているので横須賀線はどうかとスマホで確かめたが、どうやらこちらは大丈夫そう。朝はあれこれ忙しい。

今日はずいぶん暖かくなるらしい。ただ、一旦病院に入ってしまえばそのまま出てくることはないので、その恩恵にあずかることはできそうにない。それともたまには昼休みに外に出てみるか。濃霧の原因はいろいろあるみたいだが、昨日の雨とか放射冷却とかが絡み合っているのだろう。天気は複雑系だから素人が考えてわかるようなものではない。気象予報士か天にお任せするしかない。
昨日、先日開催された病理学会のオンデマンド配信を視聴した。このブログにも何度か(私が勝手に)ご登場いただいている後輩病理医の講演を聴いた。素晴らしい内容で、優秀な人というのはどこまでも優秀なものだと敬服するばかり。こういう差はどこから生まれてくるのだろうと思う。
私なんぞ、頑張ったと思えるぐらい頑張っても、我ながらよくやった、と思えるようなところに到達できずに現在に至っている。それなら、ブログだの小説読みだのしないで、もっと仕事に研究に没頭したらよかったのにとも思うが、いまさらどうともいえない。五十年以上の蓄積はいまさらどうしようもないのだ。
60歳近くになって劣等感を持ったところで、馬鹿馬鹿しい。自分探しをしたところで、再スタートは難しい。今ある自分を客観的に見つめ、この先自分というものを最大限活かせる道を探すのがベストだ。そうすると、今与えられている仕事をしっかりやっていくしかない、ということになる。そんなわけで、今日1日、頑張っていこう、そう自分に言い聞かせる。
霧は晴れる

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滑り込みセーフ

2020年11月25日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
本降りの雨。昨日から気温がぐっと下がっているが、雨のせいで余計に寒く感じる。冬用のコートを着た。先日、気温が下がった時に一度引っ張り出し、その後暖かくなったので一旦戻していたが、今度はこのまましまうことはないだろう。雨足は途切れそうになく、荷物になるのが嫌だなと思いつつ、長傘をさして出る。多くの人が長傘をさしているが、雨の中どの程度歩くつもりなのだろう。500メートルまでなら折りたたみ傘、それ以上は長傘とか区別しているのだろうか。それとも、傘をさすことがわかっている場合は、後のことを考えて距離にかかわらず長傘をさして出るとか。私の場合、折りたたみの傘は電車内で持て余してしまうので、後者だ。もともと雨に濡れるのは嫌いではないので傘のお世話になること自体あまり好きではないのだが、濡れたまま電車に乗るのは周りの人の迷惑になるので、やっぱり傘を使う。

昨日、ちょっと焦ることがあった。来年4月に東京で開催される第110回日本病理学会総会の一般演題登録の締め切りが11月5日で、それが17日に延長されていたのを10日頃知って、あわてて抄録を書き始めたのだが、のんびりしているうちにその17日を迎えてしまった。来年の発表はもう無理かと諦めていたら、最終締め切りが24日までともう一度延長された。これ幸いと喜んで、さあ、本気でやろうと思っていたのだが、ご存知の通り、連休をぼんやり過ごして何もしないでいた。そして、締切日が昨日だったということもすっかり忘れていた。

夕方までに休み前の仕事を片付け、さあ締め切りはいつだったっけ?たしか木曜あたりだったななどと思いながら、学会のHPを開いたらなんと正午締め切り。ひさしぶりに発表なしとなってしまうことになった。うーん、ただでさえアクティビティーがとてつもなく下がっているところにこれでは全く前に進まなくなってしまう。もちろんテーマはこれまでやってきたことにほんの上乗せするだけのことなのだけど、一歩でも半歩でも進むということが大切。

藁をも掴む思いで、学会HPの登録画面をのぞいたら、まだ開いていた。私のような輩のための親心か、演題が今ひとつ集まっていないからかわからないが、とにかく大慌てで抄録を書き上げて登録した。登録番号はずいぶん後の方のものがついていた。多分、無事登録できたのだろうと思うが、もう少し緊張感を持ってなくてはいけなかった。抄録を書きすすめるうちに足りないことがあるのにも気が付いた。たまには論文かできるぐらいのものを書こうと思うので、その辺りもちゃんとしていきたい。
4月なんてあっという間

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のんびりしちゃった三連休

2020年11月24日 | 日々思うこと、考えること
あと2ヶ月で締め切りの原稿の参考にしようと、わりあいと重い医学雑誌をせっかく持ち帰ったが、この3日、ほとんど開かずに病院に持って行くことになった。そんな雑誌を入れたカバンが重く感じられる。日曜日に参加した臨床細胞学会のプログラムも入っているので、かさも増している。連休中、何をしていたのかと振り返ると、昨日のことはさすがにすぐ思い出すが、土曜日ははて、何をしていたっけ。ブログを開くとお墓の掃除。そうだった、墓石の横に植えたナデシコの根がついていて嬉しかったのを思い出した。あと、NHKスペシャルで三島由紀夫没後五十年の特集をやっていたが、なんら新しいことはなく、期待はずれだったのも思い出した。
GoToキャンペーンのもと、ずいぶん多くの人が東へ西へと移動したようで、一週間後の新型コロナウイルス 感染症(COVID-19)感染者数が爆発的に増えてしまうのではないかと心配だ。テレビでインタビューを受けている人などは大抵マスクを着けているけど、マスクを着けないで大声で喋って飲食する人というのは大変多い。正常バイアスに陥っているそんな人たちが媒介してCOVID-19を拡散する。これまで日本は押さえ込みに成功してきたけど、ここにきてついに耐えきれなくなってきた。
日本医師会の会長さんが言うように、GoToが感染拡大を促進したというのは間違いのないことだろうと思う。せっかくここまで頑張ったのに、と無念に思う人は少なくないだろう。GoToだなんて、旅行を後押しするようなことはしなくてもよかったのではないかと思うが、それは東京の論理。地方の観光産業にとっては背に腹を変えられない状況だと思えばこの施策も完全には否定できない。

妻の体調がまだ完全ではなく、散歩にも出かけられなかったので、運動不足。マルチーズのコロの散歩で近所をぐるっと1周しただけで、いよいよ本格的になってきた鎌倉の紅葉を楽しむこともできなかった。今日から初冬の寒さが始まるようで、体調管理には気をつけたい。のんびりできた三連休だったけど、個人的には仕事は進まず、外ではGoToで感染拡大となったように思う。休みなんていうのはそれでいいのかもしれないが。
それでも休み疲れ

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今日は1日ほぼ家に

2020年11月23日 | 日々思うこと、考えること
今日も新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規感染者が東京で314人。6日連続で300人台。感染拡大はもう止まりそうにない。GoToキャンペーンは一部見直しするというが、もう手遅れの感がある。いつ、市中感染をしてもおかしくない。
息子と嫁が遊びに来るというので、朝から掃除。昼前に食材を買いに出かけた以外は家にいた。といっても、職業がら息子や嫁が来るだけでもリスクが高い。こんなことを言い出すときりがない。
明日から、通勤電車に乗るが、気をつけて乗ろうと思う。
それでも油断せず

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結局、人ごみの中へ・・・臨床細胞学会

2020年11月22日 | 日々思うこと、考えること
空は高く、今日も快晴。
マルチーズのコロの散歩に出かけたら朝からけっこうな人出。鎌倉の紅葉は見頃となってきている。多くの人が紅葉狩りだ。

さて、行くかどうか迷っていた臨床細胞学会、横浜には野暮用もあって結局行くことにした。
ちなみに、臨床細胞学会というのは細胞診断学の学会。細胞診断というのは、女性でいえば、子宮ガン検診でよく行うもの。男性でいえば、喫煙者の人が、喀痰診断。そんなのをやる医者のサブスペシャリティーの学会。
さて、パシフィコ横浜ノース、というのが会場だったのだが、”ノース”というのは初耳。
行ってみてわかったのだが、新しく作られた会場だった。この4月がオープンだったらしい。パシフィコ横浜もカンファレンス需要の高まりもあって新しい会場を増築したみたいだった。
ところがこのコロナ禍、三密防止のための学会開催自粛、今回の学会も会場とリモートの半々。
まあ、そんな状況で、こんなに大きな学会場を作って大丈夫かと思うぐらいの立派な会場だった。
学会場は席を1つずつ離しての配置。知り合いの先生がいて、しばし歓談。これだけでも来た甲斐があった。
学会場からの帰り、コンコースには大きなクリスマスツリー。正時に合わせてお人形さんが動くところに人だかり。ずいぶんな人出だったので、早々に退散した。
来てよかったのか、オンラインの方に出ておけばよかったかもしれない、でも来ちゃったからもう引き返せない。
明日もお休み

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GoTo一体どこに行く

2020年11月21日 | 日々思うこと、考えること
朝からいい天気。
山の紅葉が美しい。
三連休は何しようか、ぼんやり考えているうちにいつの間にか昼。
午後からお墓まいり。霊園の紅葉も美しい。
ニュースではGoToの見直しだとか、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)新規感染者が2500人を超えたとか。暗いニュースばかり。
今日から臨床細胞学会が横浜で開催されている。学会に行くと刺激を受けるので、行って勉強したいのだが、人ごみの中にわざわざ行くべきか行かざるべきか。
どうしよう

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明日からはステイホーム

2020年11月20日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
今月もあと10日。来月ははや師走。なんだか、とろけたような一年だった。私としては新しい職場に馴れるのに必死だったけど、この間には実にいろいろなことがあった。でも、すべては新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が重いベールとしてかぶさっていた。私にだけではなく、世界中に。
この間、感じたことは医療機関というのは恒常的に患者さんにひつようとされているということ。当たり前の話だが、”COVID-19以外の医療を必要とする人”というのはいて、元来そのために存在している病院がCOVID-19という新たな負荷を持ってしまったわけで、これは大変なことだった。そして、患者さんにとっても大変なことになってしまった。

一例を挙げると、腎臓移植を受けた人は、定期的に生検を行って移植した腎臓の状態を調べなくてはいけない。生検の組織診断は病理医が行うが、緊急事態宣言の期間中、生検診断の依頼がぱったりなくなった。臓器移植を行う施設では、移植を受けた患者さんが増えれば増えるほど、生検数は増えていく。もちろん、一生生検を受けるわけではなく、頻度はだんだんと減っていくのだが、毎月数件の移植腎の病理診断を行なっている。臓器移植を受けた人は、COVID-19の感染リスクが高いので、落ち着くまで、ということで目立った症状の出ない人は、定期的な生検は先延ばしにしたわけだが、症状がなくても顕微鏡でみると少し病的であることもある場合が少なからずある。このような時は免疫抑制剤を調整しなくてはならないのだが、その機会を逸したことになる。症状があるかもしれないのに受診を控えるということは、早期発見早期治療の観点、特に医療経済的にもよくないのだ。

話は飛んでしまうが、そんなわけで、COVID-19で医療崩壊を招いてはいけない。COVID-19の感染拡大は何としても防止しなくてはいけない。外で飲み食いした人が家にCOVID-19を持ち帰るなどということはあってはいけないのだ。まあ、こんなこと、ここであーだこーだ書いたところで、飲みにいく人が読むわけなくて、そんな人がコロナを家に持ち帰って誰かにうつしてから、”あれ?かかっちゃったよ”てなことになるのだろう。

そんなわけでコロ健、明日からの3連休、家でじっとしているつもり。
勉強もしないと

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誰とも喋らないのがいちばん・・・自分も感染してるかも

2020年11月19日 | 自然災害・事故・感染症
今朝は朝焼けが美しかった。少し霞がかかっていて、とても荘厳な眺め。朱に染まった雲はやがて金色へと輝き、その奥から朝日が昇った。ただ、これをじっと眺め続けていられたらよかったのだけど、朝の忙しい時間そうもいかず、コーヒーを淹れてから、食事を食べ終わってからと、ベランダとの行ったり来たりしながら見た。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規感染者数が東京ではいよいよ500人を超えた。経済を止める以外歯止めは効きそうにないが、もうそれもできそうにない。知り合いのいる病院で、クラスターが発生したという話を聞くと気の毒と思う。まあ、病棟単位での閉鎖で、病院ごとということにはならないだろうから、市中感染した誰かが、持ち込み、濃密な職場環境の中でクラスターを形成してしまうのだろう。街中には医療従事者を応援するというブルーの光が目立つが、それらもむなしく感じられる。ヨーロッパのようになってからでは遅いけど、遅かれ早かれ同じようになってしまうのだろうと思う。

緊急事態宣言をまた出すのが躊躇われるのであれば、せめて外では誰とも喋るなといってはどうだろう。飲食店を開けてもいいが、喋ってはダメ。菅さんは飲食の際にも会話の時にはマスクを着用する「静かなマスク会食」 といっているようだが、そんなことはしょせん無理だから、食事中は会話禁止とするしかあるまい。適正な飲食店=会話のない飲食店とすれば、感染拡大をずいぶん抑えることができるように思う。感染防止策を施していない飲食店などいくらでもあるが、そういう店は強制的に閉じてほしい。もちろん、電車の中、街中でも会話は厳禁。誰も口を開けなければ、飛沫は飛ばない。

などといっても、実現は不可能。いくら制限してみたところでそんなもの守らない人、無視する人はいて、それが蟻の一穴となる。私の制カバン自由化論争で感じた理不尽さは普遍的なものだった。本音と建前って、都合のいいことを言っているうちに状況は悪化の一途を辿るだろう。まあ、感染症拡大を防ぎたいと思っている人がいれば、そんなことどうでもいいと思っている人もいるのだから仕方ない。
高校時代の友人で、COVID-19に関わっている内科医がいて、医療施設の感染防御はどうしたらいいか相談したら、こんな返事が来た。
”当院は、特別な事はしていませんよ。
自分も相手も感染者である可能性を考えて行動。
管理者から徹底した通達を、職員、職員家族に伝わるように。
院内放送で、来院者への啓蒙とご協力依頼。”とのこと。

当たり前のこと、やっていきましょう。

つまらない世の中になってしまった

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付き添いで病院に

2020年11月18日 | 日々思うこと、考えること
妻の体調が今ひとつということで、午前中休みを取って付き添い。自分の勤務先の病院に連れていけたらいいのだが、なにせ専門医療施設で妻はその守備範囲外だし、ましてや遠い。車でさほど遠くないところにある基幹病院で診ていただくことにして、連れて行った。

入り口で検温するので、院内に発熱者はいないということになるが、医療従事者はどうしているのだろうと、少々心配した。全国の医療施設のうち、職員の検温を、簡易的にでも行なっている施設はどれぐらいあるのだろうか。それはさておき、院内にはお年寄りが多い。それにけっこう密。高齢者がほとんどで、若い人はちらほら。医療の現況がよくわかる。去年までいた大学病院であったら、少なくとも診断する組織はそういう年齢だったので、なんとなくこんな状況も想像がついたかもしれないけど、今の勤務先の勤務先ともなるともう想像もできない。

それぞれの人に、それなりに高度の医療が施され、急性期を脱する。その後の慢性期の医療はまた別のシステムで診ることになるが、在宅医療も手厚く施されているだろう。誰がどのような医療を必要としてどの程度の医療を施されることを必要としているか、それを判断することは難しいとつくづく思う。

午後は迅速診断の予約がもともとあったうえ、会議とカンファレンスも入っていたので、精神的にはテンパっていた。
近所の方が迎えに来てくださるというので、ご厚意に甘えさせていただき、所見を担当医に伺ってから、私は自分の職場に向かった。こういうことがあるといつもあれこれやってくれているありがたさをしみじみ感じる。
仕事と家族と

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死ぬ時はちゃんとお別れしてからがいい

2020年11月17日 | 生き方について考える
 先月(2020年10月)自殺した人が2153人もいたそうだ(先月の自殺者 去年より40%増加 女性が大幅増 コロナの影響も 2020年11月10日  NHK)。去年の同じ時期に比べて4割増とは深刻だ。昨日も、朝から人身事故で電車のダイヤが大幅に乱れた。通勤時間帯の電車は2分間隔ほどの極限状態で運行しているから、一旦事故があったらもう大変なことになる。僕は比較的すいている方向に乗っているのだけど、昨日は久しぶりにぎゅうぎゅう三密詰めとなってしまった。

 生きている人間が自殺した人の気持ちをいくら考えても、失われてしまった命は帰ってはこないのだから、ある意味何の役にもたたない。絶望の向こうに行ってしまった人と、まだそこに至っていない自分を比べたところで一体何になるだろう。著名人の自殺がときどき報道されるが、年齢はあまり関係ないようだ。どこかの時点で絶望し、絶望の淵から死の世界へと飛び込む。その境界はとても曖昧で、ほんの少し勇気を出せば飛び越えることができる。



 去年のいまごろ、フラットコーテッドレトリバーのナイトの病状が急速に悪化し、ほとんど歩けなくなった(もう、頑張らなくていいよ 2019年11月19日)。この後、ナイトはゆっくりと僕らにお別れを告げ、静かに死んでいった。父もお別れする時間をくれた。自分が死ぬ時に、自分が死ぬことを周りに知らせてあげるのは、今、生きている人間としてやらなくてはいけないことではないか、と思う。

 今から死のうと思う人に、僕の思いが伝わることはないだろう。おそらく、もう、何日も考えた上でのことだろうから、たまたま、この文を目にしたところで、決意が変わることはないだろう。ただ、僕の思いを読んでくれたら、生きたくても生きられない人、自分のことを思ってくれる人、そんな人がいるということを思い出してほしい。

辛いのはあなただけではない

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都会は疲れた

2020年11月16日 | スポーツ・健康・ダイエット
おはようございます。

今日も朝からいい天気。
窓を開けたらそれほど気温はさほど低くなく、空気は乾燥していて気持ちいい。

ただ、なんだかだるい。
それにのどが少しイガイガする。
なんだか調子が悪いと思っていたら、妻も喉がどうとか、私の弁当を作りながら言っている。
妻も私同様調子がいまひとつのようだ。
さては、東京行きがまずかったのだろう。
久しぶりに母校の近所を歩き回ったら歩数は1万歩を超えた。
鎌倉だったらこの程度で疲れるわけはないが、昨日は幹線道路の横とか、30年近く前に勤めたことのある病院へのバス通りとか、車通りの多い道を歩いた。
さらには、帰りがけには夕食を買いにデパ地下も歩いた。
電車はそれほど混んではいなかったが。

都心を通り抜けるとはいえ、勤務先との往復だけならさほど疲れないのだが、不慣れな動きをすると勝手が違ってしまうようだ。
もう、何年も前から東京に買い物に出かけると疲れると感じてはいたが、今回のコロナ禍でその度合いが強くなったのだろう。
駅前の広場には、大きなクリスマスツリーが設えてあった。
その横ではバンドが演奏していて、どこも人だかり。このご時世、こういうのが悪いと言いたいのではなく、東京の人たちってこういうのを平気で受け止めて、平気に暮らしている。
これって、すごいことだと感じる。
東京で育った身としては”ものすごいところ”で自分が暮らしていたものだとしみじみ思う。
少々だるいものの、今日も無事、新しい一週間が始まった。
なんだかんだいっても英気を養うことはできた。
自分が元気であることに感謝して大切に、そしていいかげんなことをせず、丁寧で、正確で、迅速な仕事をして過ごしたい。

少し日焼けしたせいもある

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