こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

ちょっと気になる言い回しと言葉狩り

2024年06月19日 | 日々思うこと、考えること
早起き鳥に起こされて、窓の外を見たら東の山には霧。
昨日の大雨でまだあたりはびっしょりだが、ホコリはあらかた流されて梢の葉は輝いている。
ゼラニウムなど一部の花はやられてしまったので、出かける前に萎れたところだけ剪定した。
出かける頃には空はすっきりと晴れた、沖縄地方を除くと全国的に晴天となり、関東地方は30度を超える暑さとなるそうだ。

大リーグドジャースのリードオフマン(lead-off man)だったムーキー・ベッツがデッドボールによる骨折で長期離脱、代わりに大谷翔平が先頭打席に入った。
僚友の無念を晴らすかのように、3安打の大活躍でチームの勝利に貢献した。
中継放送を見ることができず、文字でしか知り得ないのだが、信じがたい大活躍で、ネットニュースでそのことを知った時にはおm感動した。
彼には野球の神さまがついているに違いない。

それはさておき、私が普段から拝読させていただいているブログ2本を読んでいたら、気になる言い回しがあった。
どちらも元記者の方が書いておられ、とても読みやすいのだが、この、大活躍した大谷翔平のことを、お二人とも”核弾頭”と表現していた。
確かにそうだが、これってどうなんだろう。

ロシア、北朝鮮、イラクなど核兵器について世界中が敏感になっている今、この言い回しについて急に違和感を感じてしまった。
ましてや日本は世界唯一の核弾頭を用いられた被爆国だ。
揚げ足取りをするつもりはなく、それぞれの方のコメント欄にそのことを書き込もうと思ったが、それは止めた。
私だって、このエントリーを書いていて、ベッツのことを”戦線”離脱として、あれ?これもおかしくないかと、”長期”離脱に直した。

スポーツには威勢の良い言葉がしっくりくる。
スポーツは、戦争での殺し合いの代替となる”平和”の証だが、平和だからこそスポーツができる。
戦争を示唆する言葉というのはいたるところにあって、それは平和のなかに容易に忍び込む。

言葉狩りという言葉が思い浮かぶ。
星新一は傑作『白い服の男』で戦争という言葉を抹殺する社会を描いたが、なにもそれは戦争だけでなく、病気や障害などあらゆる差別でおこり得る。
こんなことをいちいち気にしていたらブログなんて何も書けなくなってしまうかもしれないが、ほんの少し配慮した方がいいこともあるように思う。
そんな時は言葉を磨くことで文を書くように努めたい。
自戒を込めて

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