犬は普段なにを考えているのだろうか。
エサもしくはオヤツのことか、散歩のことか、飼い主と遊ぶことか。どれも真剣に考えているのだろうが、人間とは違うパターンだろう。
うちのフラットコーテッドレトリバーのナイトはなにを考えているだろう。大部分はエサのことを考えていると思うのだが、散歩のことも負けず劣らず真剣に考えている。
エサを待っている間、こんな風に伏せをしている。鉛筆の芯のようだ。小さな頃は左右にずれていたが、昨年あたりから上手にまっすぐに伏せができるようになった。エサをマテの間だが、ナイトは何のために待っているのかわかっているのだろうか。そして、飼い主たる私はなにを待たせているのか。
オスワリはいろいろな場面でさせる。
オヤツの時もあるし、散歩に出かける前もさせる。私を見つめる目は真剣そのものだ。とすると、何につけても真剣ということになる。
人間などと違って犬はまじめ、大まじめだ。
少し、放っておくと、犬はすぐ横になる。少しといっても、ずいぶんしつこくちょっかいを出されたあとだが、飽きるとこの体勢になる。
よほど気持ちがいいのだろうと、まねをしてみるが、まあまあといったところ。犬とは骨盤の形が違うので、仕方ないのだろう。
それにしても、犬はいつも一体なにを考えているのだろう。
ちなみにコロが、娘のことと、散歩に行かないで済ませることの二つを考えているのはわかる。