こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

対岸の火事はいつでもこちらに飛んでくる

2015年06月30日 | 日々思うこと、考えること

ギリシャの財政危機がいよいよ現実のものとなりそうだ。明日、さらには来週の今頃、世界経済どうなっているか誰にもわからない。経済学が進歩してもなお経済を動かしているのは、そこにいる人間がうんと言うかいいえと言うか。机上の計算だけではどうにもならない。

先日、株価がずいぶん上がったという報道があったが、今度は世界同時株安の危機とか。ギリシャが金融危機を乗り越えたら、その懸念は一気に払拭されるのだろうか。それでも悲喜こもごも、いろんな人生が生まれる。株を買ったことのない私にしても、儲かった、損したという話を聞くとうらやましかったり、ホッとしたり。

変わらないのは、コンマ数秒の単位で取引をするスパコンだけか。

 

金融のグローバル化は遠くギリシャの問題が”対岸の火事”ではなくなっていることを知らしめてくれる。

もう、多くのことにあっちとこっちという境はもはやない。国境線一本でものの値段が異なることを受け入れることができなくなりつつある。

TPP交渉が進めば、医療界も門戸が開放されるだろう。そうしたら、高い技術、知識を持つ外国人の医師も増えるに違いない。そんな時に備えて、日本の医者もいつまでも「日本の医学教育のレベルは高い」などという幻想にあぐらをかいていないで、もっと自己研鑽しなくてはいけなくなる。

みんなよく勉強している 
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しあわせもマーケティングに

2015年06月29日 | 電脳化社会

ビッグデータをいろいろな方向から解析、解説するテレビ番組があった。子供の数が多い地区とか、駅前にコンビニがない駅とか。

中でも興味深かったのは、ツイッターなどで幸せだと言っている人の頻度が高い曜日の解析だった。

 

これは土曜日が一番多いそうだ。翌日曜日がお休みという人が多くて「明日は休める。幸せ」という思いが反映されているのだろうか。ハッピーサタデー。土日の休みが当たり前の欧米はこれがTGIFとなって、金曜日が一番になりそうだ。

おどろいたことに、日本では金曜日は幸福感がいちばん低いようだ。家に帰りたくないお父さん、週末旦那の顔をみたくないお母さんでもいるのか。グラフを見る限り日曜も同じようなものだった。これはサザエさんシンドローム。

 

ところでこの番組を見終わってえらいと思ったことがある。

それはビッグデータがどうやって収集され、解析されているかを視聴者に知らせているということ。どのようにデータは解析されているか。そしてものすごく多くの人がこのような仕事に従事しているかということを知れば、自分たち一般人がどうやって行動、思想を操作されうるのかがわかる。

普段からPC、スマホをいじって、情報発信しているつもりだったのに、自分自身がこういった情報に疎かったということを知った。

 

こうやって、幸せまでも含めた情報を利用すれば、われわれのような一般情弱を動かすなんてチョチョイのチョイだろう。現代のマーケティング最前線というところだ。

こういう事実を積極的に国民に公開しているというところは、さすが皆さまのNHK。手の内を明かすというのはたいしたものだと思った。

今、幸せ 

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梅雨だるの熱中症にはご注意を

2015年06月28日 | 日々思うこと、考えること

ウィークデイと同じ時間に目が覚めてしまった。だが、今朝はなでしこジャパンがワールドカップベスト4をかけてオーストラリアと戦うので、観戦のためそのまま起きた。

少しぼんやりした頭でテレビをつけたら前半半ばで0−0。日本が圧倒的にゲームを支配しているがなかなか得点に結びつかないまま、前半が終わった。

昨日思った通り、今朝は快晴。窓の外はすっかり明るい。少しでも涼しいうちに犬の散歩に行ってやらないといけない。丁度ハーフタイムなので、終わるまでに帰ってくればと思い出かけた。

鶴岡八幡宮 茅の輪

日曜の朝なのに、多くの人がでていた。

梅雨の時期、低気圧と高湿度のせいで梅雨だるという状態になるそうだ。さらには気温の上昇に体がなかなかなついていけない。

今日は快晴

日中は晴れ間のひろがるところが多く、7月下旬並みの気温となるそうだ。気候順応がうまくいっていない状態では、熱中症になりやすい。

十分注意が必要そうだ。

七夕飾り

家に帰ると、依然として0−0のまま。

だが、終了間際、見事なゴールで勝ち越した。これでベスト4。なでしこジャパン、たいしたものだ。

元気をもらうとは、こういうことをいうのだろう。素直に嬉しく、誇らしい。

夏がそろってきた 
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夕焼けの明日は晴れ

2015年06月27日 | 日々思うこと、考えること

夕焼け空はいつまでもみていたい。

子供の頃見たのと変わらない夕焼けをみると、その時だけ人生の残り時間が延びるような気がする。

日が長い今の時期、鎌倉に帰ってきたときにまだ残照があった。東の空が美しい。

鶴岡八幡宮の七夕飾りを見ようと散歩に出かけた。

夕焼けをみながら、これまでのことを考える。そしてこれからのこと。

考えても仕方ないかもしれないけど、考えてしまう。

夕焼けの翌日は天気がいいという。

私の明日は天気だろうか。

あした天気になあれ 
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私自身が明るい話題に

2015年06月26日 | 生き方について考える

この前参加した学会のとき、久しぶりに会った先生がいて、少し立ち話をした。例の連休がすべて潰れたほどの風邪にやられていた病理学会で、元気と言える状況ではなかった。

別れ際、「コロ健先生、元気ないですね。いつも明るい先生がいいのに。」といわれてしまった。 

体調も悪かったが、いろいろあって気分も沈んでいたことを見透かされたような気がしてドキリとした。きっとその時は暗くて悲しい顔をしていたのだろう。

 

人はたいてい、いつも元気な人、明るい人のそばにいたい、と思う。そうしていると、自分も元気になるし、明るくなる。

私が求められるのは、明るくてまわりの人に元気を分けてあげることのできるコロ健だ。誰も暗くていつも怒っている人のところには集まろうとはしない。

私は、これまでそうやって生きてきた。

 

でも、それだけではダメなこともある。

人生難しいものだ。

ほっといてほしい時もある 
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つらいことを楽しく思う

2015年06月25日 | 生き方について考える

生きているとつらいことが多い。

新聞やテレビのニュースは暗いことについてが多い。外交問題にしても、国内の問題にしても、見たり聞いたりすると悲しくなる。

身の回りのことにしてもそう。老い、病、仕事、いさかい。見た目と実情はしばしば異なる。どうしても悲観的なことを多く考えてしまう。ネガティブ思考に陥るのは簡単だ。

だからポジティブシンキング。いつもそうやって生きていられるといい。だが、コロ健そうありたいと願っても、いつもそうしていることは難しい。

つらいことを楽しく考えるコツはいくつかあるだろう。たとえば今、自分の置かれている状況が最悪ではない、それだけで幸せだと考えたら、人生いつもよく考えることはできる。いや、そうしなくてはいけないのだ。

 

人間いつかは骨になって土に帰るといっても、そこまでには人生という厄介なものがある。この人生をどう生きるかで人は悩む。

これから歩む階段は上に登っていくものか、それとも降りていくものなのか。それすら判断できない。ならば、それはいつも登っていくものだと考えているのが良いのだろうけど、いまひとつ自信が持てないでいる。

それでも希望をわすれずに 
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最近あった交通事故から思うこと

2015年06月24日 | いじめ飲酒とタバコとギャンブル

最近あった3つの交通事故。

一つめは、まだ捜査段階なのかもしれないのでわかったようなことは言えないが、北海道砂川市の一家五人が死傷したいたましい事故。飲酒運転の車が猛スピードで赤信号を無視して交差点に入り、一家の車を吹き飛ばしたらしい。これほど悲惨な事故、最近では聞いたことがない。交通事故は起こしたくて起こすわけではないというが、これは起こそうと思って起こした事故といわれても言い逃れできまい。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

 

二つめの事故は、都内のターミナル駅前で私が目撃したもの。私が横断歩道を渡り終え、歩道を歩き始めたら、車道を走って来る人がいる。私がたった今渡り終えた信号はチカチカし始めていた。と、突然車道に停まっていた車のドアが開いて、走って来た人の行く手を阻んだ。その人はドアにぶつかって転んでしまった。転ばされてしまったその人は車に向かって何か言っていたが、人の諍いはみたくなく、その場を立ち去った。目撃者としてそこにいるべきだっただろうか。さて、この場合、どちらが悪いのだろう。いくら車道とはいえ、やはり安全確認をせずにドアを開けたほうに非があるように思える。

転んだ人が大怪我しなくてよかった。

 最後は交通事故とはいえないかもしれないが、スピード超過でオービスを光らせて、それを動画投稿サイトにアップしたという男性のこと。何かしたいということに、確固たる動機は必要ない。急に思いたったのだろう。いくらそれがばかばかしいものでも、その人にはそれなりの価値があったに違いない。だが、道路にはほかの車が走っている。昔、第三京浜で200キロ以上で走る二台の車に両脇から追い越されてすごく怖かった思いをしたことがある。スピード超過は、自分と覆面パトカー、自分とネズミ獲り、オービスみたいなつもりでいる人が多いかもしれないが、ほかの車の走行にも影響を与えるということを知っておかなくてはいけない。ちなみに、件の二台、しばらく走っていたら制限速度以下で仲良く走っていた。一台は大学生らしき若者が運転していて、もう一台は赤灯を回していた覆面だった。

 車を運転していると、みんな見事に走らせているものだと驚く。高速道路など特にそう感じる。ある意味、シンクロしている訳で、素晴らしいことだ。それでもほんの数人のルール違反、一瞬の気の緩みが事故を招く。

もらい事故もあるし、自分が加害者になることもある。

さっきも、住宅街を歩いていたら、猛スピードで車が横を走り抜けていった。まず、私がそんなことをしないように気をつけたい。

自転車も安全運転で 
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ないものがある

2015年06月23日 | 日々思うこと、考えること

ないものがあったのだがそれがなんだったかを思い出せないということがあった。

「あれ、なんだったっけ。えーと」といくら考えても、それがなんだったのか出てこない。

ようやく、洗面所で使うもの、というところまでは思い出せたのだが、そこまで。

ひげ剃りの刃、シェービングフォーム、整髪料・・・、ほかに何があっただろう。

そのうち「ないものがあるのに思い出せない」という言い方が矛盾しているようだけど正しいことに気がついた。

だじゃれのようだが、日本語の特徴を表していて面白い。

「これはいったいどういうことだ」と、考えはこっちの方に移ってしまった。

歩きながらだったので、どうやら音だけで考えを巡らせていたのが良くなかったのではないかと思って、漢字に直してみた。

「無い物がある」。

ないものを、足りなくなった物、とか使い切った物、とかいえばいいのだが面倒だ。

また、「ある」を「有る」として、「無い物が有る」とすると完く矛盾してしまうような気がするので、「ある」はひらがなのままのほうがいいだろう。

などとやはり歩きながら考えていたら、ドラッグストアの前にさしかかった。

さっき、洗面所で使うものが無いと思っていたけど、なんだっけ。危うく忘れてしまうところだった。

と、急に「あ、アフターシェーブローション。」

 

店に入り、無事、いつものものを探し出すことができ、翌朝のひげ剃りは事なきを得た。

 

あとてんか粉 
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もう半分過ぎた。

2015年06月22日 | 日々思うこと、考えること

今日はもう夏至。また、一年の4分の1が回ってしまった。

時間がどんどん過ぎていく。この感覚は一体どうしてだろう。というようなことの説明を今さらしたところで意味が無い。年を取ったというだけのことだ。

夏至というと、天気の悪い日が多い気がするが、今日は曇りがちだったが、まあまあいい天気でよかった。

 

天気と同じで、人生も日々移り変わる。晴れたり、曇ったり、雨が降ったり。

昨日いいことがあっても、今日はいやなことがある。

さあ、明日はどんなことがある日だろう。そんなことを毎日考えているうちに、いつしか季節は移り変わっていく。

14時間36分 
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ちょっと晴れたね

2015年06月21日 | 家族のこと

大阪からは朝のうちに帰ってきた。新幹線はずっと雨の中を突き進んで、雨雲を連れて来たような感じだった。

父の日ということで、そのまま実家に顔を出した。先日祖母が亡くなり、急に両親の年が気になるようになった。会えるときには会っておきたいものだ。会いにいけば喜んでくれるし、話すことはいくらでもある。親からしてみたら子供というのはいつまでたっても、子供のままであるし、逆もまたそうだ。

 

それでも、やっと最近親の顔色を気にしないようになったのは、多少は私も自分の人生を受け入れることができるようになったからかもしれない。

決して、自信をもてるようになったというわけではないが。

夕方になって、雲がとれてわずかに青空がのぞいた。

散歩に出かけたら、東の空には少しだけ虹がかかっていた。西の空には残照に照らされた雲が美しかった。

蛍を探していたらいつのまにか暗くなっていて、三日月と金星と火星がならんで見えた。

穏やかな一日 
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久しぶりの緊張感

2015年06月20日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと

今日は久しぶりの講演。

大学の教員ではないので、50分もぶっ続けて話す機会はこういうときしかない。

終わってから、コロ健をよんでくださった先生に、「いやー、すごく緊張しました。」と伝えると、「ええ?そうなんですか、先生、全くそんな風に見えませんでしたけどね。」と応じてくれた。そして、「堂々としたものでしたよ」とも。

いやいやほんと、大変でした、といいながら、白髪がだいぶ目立ってきて、というかすでにごま塩を通り越しているような外見でそう思われるのかもしれないと思った。自分では若いつもりでも、人にはそんなように見られるだろう。

今朝は、少し早めに起きて、犬の散歩で近くの天神様をお参りした。その時は、「今日、聞いてくださる方が満足していただける話ができますように」とお願いした。どうやらお願いは通じ、無事終わったようだ。

若かった頃は、自分が話すことが精いっぱいだったが、こんな風に考えられるようになったのは、多少進歩したと言えるかもしれない。

 

それにしても、講演というのはしんどい。さすがに、前の晩眠れないということは無いが、朝起きてから終わるまで緊張してしまう。

新幹線の中で発表スライドの仕上げをしていると、後から後から足りないことが出てくる。そして、知らないことが山ほどあることにも気がつく。それでも、今はパワーポイントがあるし、足りなことはググれるので、それなりに準備はできるし、知ったかぶりはしないで済む。

1時間前には着くように行ったのだが、電車の乗り継ぎが悪く、わずか15分前に会場に駆け込んだ。汗がひくかひかないかのうちに開始時刻がやってきた。あとは、よく覚えていない。時計を見ると残り5分。時間通りに終わらせることができた。

われながら、これはなかなか、見事だった。

いつ乗っても新幹線は速い 
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風邪のぶり返し

2015年06月19日 | 日々思うこと、考えること

先週からの風邪がぶり返してきた。5月の連休中にもダウンしたので、もうかれこれひと月半調子が悪い。

その連休以来残っていた喉のイガイガの再燃か、喉が弱っていたところに息子の持ってきたウイルスが新しくくっついたのかはわからない。

いずれにしても厄介なことになってきた。

今度の風邪、一昨日にはだいぶ良くなったと思ったのだが、昨日からまた咳が出始め、今朝からは頭痛もしだした。

よほど休んでしまおうかとも思ったが、仕事のほかに明日の講演スライドを取りに行かねばならず、いつもどおりに出勤した。考えてみたら当然である。

関東地方、今日は1日雨模様で気温があまり上がらず、5月上旬並みとか。少し着込んで出かけてきたが、温度調節ができてかえってたすかった。半袖ばかりになる6月というのがやはり夏だと実感する。と、ここでもう、6月かと驚いた。それももう下旬にさしかかる。

この半年、いろいろなことがあり、整理できていないことが山ほどある。だが、仕事もぼちぼちやっており、無為徒食に過ごしているわけでもない。自分にできることが何かと考えながら日々送っていくしかない。

まずはこの風邪をこじらせることなく治すことが大事。

明日は大阪
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論文とブログ、どちらも推敲

2015年06月18日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと

論文を書いている。といっても書いているもののテーマもレベルもわからないのに、話をされても困るだろう。それにこれが、将来世に出るか、それとも結局書き上げられず、もしくはなんとかsubmitしても、reject ばかりでお蔵入りになるかはわからない。ただ、まあデータが揃って書きはじめたところなので、とにかくconclusion まで持っていこうとは思っている。

書いていて思うのは、論文というのも文章であるという点ではブログと変わらない。もっとも共通しているのが、「推敲が必要」と言う点。

今回、コロ健、新しい仮説を提出しようとしているのだが、表現の仕方がなかなか難しい。どうすれば、editorやreviewerを納得させることができるか。

自分がどこかの論文の査読をする時を思い浮かべれば、他人がどんな文章に興味を持ってくれるかというのは薄々わかってはいるので、余計にこんがらがってくる。

「お、この論文、面白いな。最後まであっという間に読めたよ」というような論文を書きたいのだが、そのためには、十分に推敲して冗長な文や、繰り返しを取り除く。

ブログとの違いは、日本語ではないということか。日本語なら、漢字が目に入って「あれ?これさっき書いたじゃない」と気がつくのだが、英語だとうっかり見過ごしてしまう。同じような内容を繰り返してしまうことがあり苦労する。

いつかacceptされ、ここで報告することができるのいいのだが、半年経っても何も書かなかったらダメだったと思っていただければいい。

 

英文校正も・・・
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ブログについて思うこと

2015年06月17日 | 日々思うこと、考えること

先日、ブログについて「なぜ、私生活を世間一般にさらす必要があるのか」と尋ねられた。そんなことを尋ねてきた人自身、私よりもよほど素晴らしい文章に美しい写真を付けたブログを書いているので、そんなことを聞かれてもなんと答えていいか困る。

 

ただまあ、ブログについて考えるにはいい機会だ。

私にとってこのブログは日記兼エッセイ集。具体的な事項が書かれていなくても、キーになる言葉や写真をみたらいつのどんなことかはすぐわかる。

そしてエッセイ、すなわち随筆として日々考えることを綴る。世の中にあまたいるエッセイスト、随筆家とやっていることは同じ。小説家にしても、自身の頭の中で考えたことを物語として書き表しているという点ではあまり違いはない。

 

私のことを嫌っている人もたまには読むかもしれないし、読んでいるうちに私のことが嫌いになる人もいるだろう。それもまた、世の中の文章家と同じ。

かつては文章の達人にしか許されなかったことが、私のような一般人でも愚考を開陳することができる。これをもって“私生活をさらす”とはならないだろう。

それでも、自分が病理医だとか犬を二匹飼っているということを書いているだろう、と言われたらどうしようもない。

価値観は多様で、常に移り変わる。ある意味、難しい世の中だ。

おしゃべりなだけかも
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風邪がなかなかおさまらない

2015年06月16日 | 日々思うこと、考えること

咳がなかなかとまらない。薬を飲んだら、今度は眠い。自分の体、機械ではないので簡単に治るわけはないのはわかっているが、つらいのはどうか勘弁してほしい。

この年になると、体調管理にも一応気をつけている。

なにより免疫力は徐々に低下してきているし、精神的にも病や老いという将来への不安は募っている。

かといって何かするというものでもない。通勤時間に多くを取られている身、仕事以外のことに時間を割くのは難しい。せめてもが、このブログ。だが、最近、どうもトーンダウンしていることを自分自身感じる。

ここは愚痴を書き込む場ではない。コロ健、少しは元気のよいことを書きたいと思っている。

銀河鉄道999では、鉄郎は機械の体を求めて旅したが、いざ自分の体が機械に置き換えられてしまうのもいやだと思う。

つらいかもしれないが、人には病があり、死があるべきだ。

人生という死への旅、行き着く先は一つしかないのだから、何があろうと結局それまで。ならばそれまでの旅路は楽しいものにしたい。

 

自分自身の人生すらままならず 
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