こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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鎌倉が世界遺産を目指すのであれば

2012年05月20日 | 鎌倉暮らし

今年の大型連休に関連して、鎌倉が世界遺産を目指しているのであれば、という意見がリンク先のブログにあったので、あらためて、鎌倉の世界遺産登録について私なりに考えてみた。

このブログ(こんきも)でも、4年前から鎌倉の世界遺産登録について考えていた。このときは、喫煙所の問題。このころよりは、喫煙に関する環境はずいぶん改善されたが、それでもまだまだ。禁煙の表示は誰にでもわかるように立看板にすべきだ。

次は、3年前。京都との比較。京都は、市全体で歴史を保存していることがよくわかる。
京都は古い建物を大切に残しているが、鎌倉はどうだろう。旧家の保存など、個人レベルの保存には限界がある。市、県、国レベルで歴史を残す努力をしなくてはいけない。
新しい建物にも気を使ってもらいたい。今度の鎌倉警察の建物はどうなるだろう。

日光とも比べているが、日光は本当に緑が豊かな町だ。そのなかに世界遺産の寺社が点在している。緑を守っているということがよくわかる。それに対して、鎌倉市には緑を守ろうという意識があるのか不安になる。新しい家ができるのは仕方がないとして、そういった家の緑化がほとんどされていない。鎌倉市には「鎌倉市緑の保全及び創造に関する条例(平成9年7月4日)」というのがあるが、きちんと遵守して緑を守り、増やしてほしい。
経済的理由で緑化ができない世帯には市が何らかの形で緑をあっせんしてもいいと思う。

次は、鎌倉の人口密集への危惧。休日の鎌倉(平日を知らないだけだが…)は人でごった返す。この記事を書こうと思ったきっかけになったブログの記事(コメント)に、鎌倉市の景観保存と観光客対策についての意見があった。鎌倉に住んでいると、景観保存にばかり目が行くが、観光客対策についても十分考えないとならない。
   

まず、休憩所が少ない。無料の休憩所を今の20倍くらい設置するべきだ。マナーの悪い人がいるのが常であり、残念だが、維持には市の内外から清掃のボランティアを集めるしかあるまい。災害時の対策も、もっと具体的にするべきだ。ある程度の高さがあって広い場所と言えば、附属(横浜国立大学人間教育科学部附属小学校、中学校)の校庭くらいしかない。あそこも、標高は15メートルほどなので、実際は、二小二中御成中まで上がらないといけないが、ああいった施設に観光客向けの備蓄物資はあるのだろうか。観光客で潤っている、JR、江ノ電、京急などと連携して対策を練ってほしい。

鎌倉育ちの妻に言わせると、鎌倉がいいところである証は、来ている人皆がにこにこしていることだそうだ。誰も、つまらないところに来て笑顔にはならない。その笑顔は必ず持ち帰ってもらわなくてはならない。

ほかにもまだまだたくさんあるし、ご意見も多くあろう。でも、今日はせっかくのいい天気。薄曇りで湿度も低い。オンコールだが、病院からの呼び出しもない。ナイトの朝の散歩だけではもったいないので、妻と出かけようと思うので、続きは、また別の記事で。



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