こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

見ざる聞かざる言わざる

2011年08月07日 | 通勤・交通・旅行
 福島からの帰りに、日光に寄った。
 二十年振りに日光東照宮にも(前回は大学時代の合宿時)。

 今年は、人出もそれほどでも無く、少しゆったりと見ることができるとのがだったが、それでも、私からすれば、ずいぶんな混雑だった。
原発事故の影響で、日光の人でも少ない、とのこと。風評被害も甚だしいが、自然と足が遠ざかってしまうのは、何とも残念。

 さて、東照宮では、有名な三猿、眠り猫、象、キリン、鳴き龍などを見たり聞いたりした。めぐっているうちに、ああ、こんなだったと、学生時代のいろいろを思い出す。
 龍の鈴の音が、聞こえなかったくせに、聞こえた(つもり)になった話まで思い出してくる。

 ところで、見ざる聞かざる言わざるの三猿の話、おおいに勘違いしていた。


 私は、あの猿達、困っている人がいても、見てみぬふり、悪事が働かれていようとも、聞こえぬふり、義憤を感じても、なにも言わない、と、まあ猿たちを無関心な人の象徴としたような、そんな話かと思っていた。
 ところが、実際(諸説あるらしいが)は、若い人が悪しきものを見たり、聞いたりせず、また悪口をきいてはならない、という教育的な話らしい。
 世の中を斜に構えてみているとよくないと反省する。


 キリンをロゴマークにしているビール会社が奉納したビール瓶。キリンの模様が東照宮のものと違うとのこと。


 いろいろと、うんちくがあり、一つ一つ知っているとなかなか話が弾むだろうと思う。
 眠り猫にしても、家康のお墓に、ネズミ一匹通さないために守っているとか。


 世界遺産たるもの、これくらいの話が詰まっていてしかるべき、かと。

 なによりも、緑豊かな自然の中に、このような美しい寺社があること、あらためて、世界遺産にふさわしいものと感じた。

 鎌倉も世界遺産登録を目指しているが、はたして日光、京都に匹敵するものがあるやなしや。

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