こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

先生から挨拶をするのを見て思うこと

2012年05月01日 | 日々思うこと、考えること
朝の通勤路の一つに、某都立高校の前を歩くルートがある。
生徒は、おとなしく、まあ、普通の高校生の通う普通の高校ではないのか、と思う。
朝は校門に先生とおぼしき大人が4、5人立って、登校してきた生徒達を迎えている。

今朝も、1人の先生が校門に立って、2人で連れ立って登校してきた生徒に声をかけていた。
でも、先生の方から、「おはようございます」。

え?
先生の姿を見たら、生徒の方からあいさつをするのが本来あるべき姿ではないのか?
30年以上昔の話だが、「3年B組金八先生」で、武田鉄矢が生徒達から友達のようにため口で話しかけられていたのを見て驚いたが、そこでもまずは、「金八ッツァン、おはよう」とか、「金八先生、おはようございます」とか、生徒の方から、あいさつをしていてように思う。そして、武田鉄矢は生徒達に向かって、「おはよー」、声をかけ返していた。

先ほどの話に戻るが、先生に「おはようございます」と声をかけられた生徒達は、自分たちのおしゃべりが中断されたことが不快であるかの様に、もにょもにょと先生に対して返事をしただけだった。

”本来”などという言い方をしてしまったが、そういう考え方自体、おかしいといわれそうだが、教師というのは子供にとって親の次に近い大人である。長幼の序などという言葉ももはや死語なのだろうか。
そもそも、全共闘世代というか団塊世代がこういったことを打破してくれたおかげで、かえって団塊前後の親に育てられた子供世代が苦労している。昭和ヒトケタに育てられた私などもそう。
だけど、やっぱり、長幼の序、というか、目上を敬う気持ちというものは、とても大切なものであると感じる。


にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ