千手院のBlog

タイトルそのまま・・・お寺の紹介・生活日記!冬期は墓地の積雪状況もアップしています。

八海山登山。

2013年10月05日 | Weblog
今日は何年も前からお世話になっているお寺さんから、「八海山に登りたい」というリクエストを受けて、八海山登山に出かけました。

天気予報は曇り、降水確率も少なかったですが、山はやはり違うので先ず雨だと予測して行きましたが、八海山のゴンドラ降り場に着く頃には雨模様。しかしある程度のところまで行ってみようということで登山を開始しました。

今日は同じく浦佐小学校の生徒父兄の登山が予定されていましたが、あいにくの雨で中止になりました。山で誰かに会えるのを楽しみにしていたのですが・・・残念。

バシャバシャ降りの雨の中、女人堂まで登り、避難小屋で休憩し、雨がひどいのでここからは引き返そうか、進めるか?などとお話をしていると、徐々に空が明るくなり、うっすらと青空が見えるようになってきました。山の天気は変わりやすいので、ただそれだけで安心はできませんが、大丈夫と判断して歩を進めました。

山頂下の山小屋に着く頃には良いお天気になりました。
山小屋で昼食をいただき、せっかくなので地蔵岳までチャレンジしようということになりました。もちろん鎖場があります。



八ツ峰の入り口、地蔵岳。





地蔵岳からの紅葉です。
山頂付近はちょうどいい頃を迎え始めています。と~ってもキレイでした。皆さん感動していました。
雨が降ったあとなので、時折、大きな虹が出たりして、山の上にいる間はとても良いお天気で過ごせました。



ナナカマドと向こうには百名山の越後駒ヶ岳。こちらも山頂付近は真っ赤に紅葉していましたよ。

紅葉はこの三連休あたりが最高の頃になりそうです。

最高の時間を過ごした後は下山。
下山する頃になるとまた雨が降り出し、あたりは見通しが悪くなりました。

やはり雨の登山は滑りやすくて、滑らないように気も使うので、一緒に登ったお寺さんもかなりお疲れになったのではないかと思いますが、この景色を思い出すとそんな疲れも吹っ飛んでしまいます。



さて、話は変わりますが、県の里山整備事業のお力を借りて、浦佐城跡の水の手の遺構へ通じる通路を作ってもらうことになりましたが、その作業がボチボチと始まったようで、ステップに使う資材を担いで上げ始めたようです。

山の下から水の手まで約30分以上かかります。これだけの資材を人力で上げるのは容易ではありません。
私も時間を見つけて、ほんの少しはお手伝いをしたいと思います。

八海山のような著名な山もいい、浦佐の西山のような里山もいい、山の中へ入っていくと妙に心が落ち着きます。

今日の1日。

2013年10月03日 | Weblog
寒いような暑いような・・・朝晩は冷え込んで、日中は少し動いただけで汗がにじむような、何ともいえない気候が続いてます。
今日は朝から雨模様、一時的な冬型の気圧配置になり、日中も気温が20度以下の天気予報でしたが、そんな感じはしませんでした。

今日は久しぶりに1日中心配事相談、夕方からはお彼岸に伺うことができなかったお宅からの依頼があり、お参りにでかけました。
「お参りに来て欲しい」そう言ってもらえるのは本当にうれしく、有難いことだと思います。

お寺さん、お坊さん、副住職さん・・・「さん」づけされ続けるように、「あの寺」「あのクソ坊主」などと言われないように頑張りたいと思います。

楽しい1日でした。

2013年10月01日 | Weblog
いよいよ10月のスタート、衣替えでもありますが、台風の影響か・・・今日は10月にしては気温が上がりました。
朝、ご法事がありましたが、まだ夏物の着物で失礼させていただきました。

今日は先月に雨のために延期になっていた三用小学校の全校遠足があり、浦佐城跡を登り、毘沙門堂や千手院の歴史を散策しました。
私はご法事のため、途中から合流させてもらいました。



浦佐城三の丸跡から。
写真の左端の山の下あたりが三用小学校になります。



先生や父兄を含め、約90名で登ってくれました。



山頂で浦佐城・薬師様の会のSさんから城跡の特徴や歴史、見える山々のことについてお話しをしてもらいました。
今日はちょっと暑かったですが、生徒の皆さんも一生懸命に耳を傾けてくれました。

ふと思ったのは、この地点に子供とはいえ約90名が楽々と座ることができるということは、単純計算で浦佐城跡全体では軽く1,500~2,000人は収容できることが分かりました。

お話しのあと山を下りるわけですが、やはり山城跡です。滑りやすく、子供、大人共々慎重に足を運びました。

下山してからはお昼休憩の後、私の方から千手院と毘沙門堂のことについて簡単にお話をさせていただきました。
1年生から6年生までいたので、果たして私の話がどこまで伝わったか分かりませんが、今は分からなくても、きっと大人になった時の糧になるはずだと思います。

今日、私がとくに子供達に伝えたかったのは、毘沙門堂境内のケヤキのこと。
境内には樹齢300年、400年というケヤキが何本もあります。これは県内でも、いや近県をみても浦佐の毘沙門堂だけでしょう。

毘沙門堂はケヤキで建てられ、何百年経った後には必ず建て直したり、修復が必要になる。
そのために境内にケヤキを植えて、ご神木として守っていること。

これは何百年後のことを考えていなければできないことです。
もちろん「今」を生きることは大切ですが、先人達は自分たちがいなくなった後のことまで考えて物事に取り組んでいること、目先の利益、自分の損得だけにこだわらない、大きな物事の視点があったのだということ。

今の時代にそぐわない・・・と思われる方もあるかも知れないが、私はそのようなスタンスで物事を捉えられることはとても大切だと思っています。

少年少女よ、大志を抱け!!!