早春の花、キクザキイチゲ。とても大好きな花です。
今年は雪がないので、早春の花たちも一斉に咲き始めて、一斉に終わりそうな感じです。
背丈が10cm程度の可憐な花ですが、白や濃い紫など、本当に綺麗です。
また3月12日の十二講から、春木山、ボイだしの作業が始まっており、時間をみつけては薪割をしております。
冬は心も体も暖めてくれる薪火が来寺される方を出迎え、屋根が暖まれば積もった雪を滑り落とし、燃え切ったきれいな灰は香炉や火鉢に入れたり、また畑や木々の周囲に撒けば土壌を消毒し、栄養を補充してくれます。春の山菜のアク抜きにも一役かってくれ、すべてが無駄になりません。
浦佐城跡・薬師山のかなり大きな木も切っておりますが、画像の上部に、見えませんが千手院の杉林があります。
そろそろ60~70年ほど経ちます。国策でもありましたが、将来、本堂や庫裡の修理、建築に使えるようにと、私の祖父達の年代の人が植え、かなりまで手入れをしてくれた杉です。
今は外材を仕入れた方がはるかに安くできるとは思いますが、少々お金がかかっても、この杉を使って将来の補修にあてたいと考えております。
そのために、周囲の木々を少しずつ切らせてもらっています。