お寺近くのある方の畑・・・実がびっしりついている柿の木。
この光景をみると、冬が近づいてるなぁ~と感じます。
今日は立冬ですが、大変暖かく、毘沙門堂での菊まつりも大勢の観光客で賑わっていました。いいことです。やはり人の姿があるのは元気の源です。
そんな中、今晩は戸たての薬師の護摩修行がありました。
30人くらいの参拝でしたでしょうか・・・ありがたいです。秋の薬師さまの縁日には銀杏の実を護摩修行の火で加持して、参拝者に配ります。
千手院の境内中庭と庫裡の前に2本の銀杏の木があり、その実を使っています。昔は中庭の銀杏の実が主であったようです。昔の子供達はその銀杏の実で遊んだり、縁起物としてお正月の料理に使ったりしたそうです。
それに比べると今の世の中はホント別世界ですね。遊びの種類も食べ物もなんでもあります。便利になることは良いことだと思いますが、それによって失うものもたくさんあったのでしょうね。
今、朝のめざましテレビでも、何かそんな類のコーナーが反響を呼んでいたような気がします。
千手院離れの建て替えも無事に終了しました。
建物内部も外構設備も以前よりはるかに便利になりました。便利になったが故に以前にも増して「大切なものは何か」「バランス感覚」を忘れないようにしたいと感じています。
薬師様は明日がホントのご縁日。浦佐城跡に登ってお参りしてきます。お天気も良さそうです。山の上からは越後三山、八色原、魚野川の大きな景色が広がります。そんなところでじっくりと考えてみるのもいいかも知れません。