自己満日記

最近疎遠になっている方への情報発信のため、
また、低下した自分の記憶力補助のために気づいたことを記録します。

中山道広重美術館

2012-05-08 22:36:48 | Weblog

岐阜県恵那市にある「中山道広重美術館」。
その名の通り、歌川広重の浮世絵版画などが展示されています。



自分が住む東美濃地区には、かつて中仙道の宿場町として栄えた土地がいくつかあります。
この美術館がある恵那市にも「大井宿」があり、多くの旅人が訪れました。
そんな関係もあり、10年前にこの美術館が建てられたそうです。



自分の家からも実家からも近い恵那市。
買い物等で立ち寄ることは年に何回かありますが、
美術館には一度も足を運んだことがありませんでした。
なかなか訪れる機会のなかった美術館ですが、今回は「名所江戸百景」の
展示が行われているということで、GW中に出かけてきました。

恵那駅から駅前通りを歩くこと数分。
車に乗ってきた人にも無料駐車場が準備されており、立ち寄りやすいせいか、
開館直後の時間にも関わらず、予想していたよりもはるかに多くの人が来ていました。

今回は特別展示らしく観覧料は大人800円。
田舎の美術館としては、正直なところ少し高めかと思いましたが、
展示を一通り見学した頃には納得できる料金でした。

まずは1階にある「名所江戸百景」の展示室を見学です。
何を隠そう最近は江戸時代を舞台にした時代小説を読むことが多く、
江戸時代の風景にとても興味があります。
江戸っ子が眺めた景色を版画という形で自分も眺められるということで
今回の展示は非常に楽しく見学できました。

館内を2階に上がると、「重ね摺り体験コーナー」があります。
ここでは樹脂製の版材に絵の具をつけ、重ね摺りを体験することができるんです。
このコーナーは大盛況で、多くの人がバレンを片手に、重ね摺りをしていました。
それにしても自分よりも年配の方々が、一心不乱に重ね摺りをしている姿というのも
なかなか珍しい光景です。

当然自分も中学生の頃以来のバレンを握り締め、重ね摺りを体験してきました。
ちなみに出来上がった作品はこちらです。





また、2階の奥には特別展示の続きもあり、ゆっくりと展示を眺めることができました。

今回は「名所江戸百景」の「前期展示」らしく、5/10からは「後期展示」が始まります。
帰り際にアンケートを記入した人を対象にしたクジで、無料招待券が
あたったことですし、次は「後期展示」を観覧に行こうと思います。