自己満日記

最近疎遠になっている方への情報発信のため、
また、低下した自分の記憶力補助のために気づいたことを記録します。

プレゼンテーションとは

2009-10-10 07:39:04 | Weblog

すでに昔の話になった感があるオリンピック招致ですが、残念でしたね。
自国で開催されるオリンピックを、一度この目で観たいという人は、自分以外にもたくさんいるかと思います。
でも積極的に支持していたかと聞かれると、決してそうではありません。
東京に住んでいる人はどうなのかわかりませんが、東海地域に住む自分が東京の招致活動に関して知ったのはここ数ヶ月のこと。
今回の招致活動、直接の開催地はともかく「国をあげて」という意気込みが感じられなかったのは事実です。
そう考えると「南米での初の開催」に向けて、一丸となって招致活動をしていた(ように感じられた)リオデジャネイロに決定したのは当然の帰結だと思います。

落選後のコメントの中で盛んに耳にした「プレゼンテーションは最高だった」という言葉。
そこに日本落選の理由がある気がします。
確かに力が拮抗した状態で、最後にプレゼンテーションで決まるというケースはあります。
ですが、プレゼンテーションはあくまでも限られた時間内で状況を説明、アピールする手段であって、それが全てではありません。
訴えたい内容が全く伝わらないプレゼンテーションはともかく、テクニックだけに注力するのはどこか見当はずれの感が拭えません。
(内容では全く勝負にならず、プレゼンテーションにかけるしかないという場合もありますが・・・)

仕事の場でも時々あるんですよ。
プレゼンテーションは確かに良いんだけど、やる気や熱意がまったく伝わってこないことが。
むしろ平凡でも、熱意に溢れるプレゼンテーションの方に好感を持てます。
少なくともリオデジャネイロには、欠点を補って余りある、招致に向けた意気込みが感じられたように思います。
某知事が「政治的な力が」という発言をしていましたが、その事実は別として、敗因は決してそこだけではないと考えるのは自分だけでしょうか。