自己満日記

最近疎遠になっている方への情報発信のため、
また、低下した自分の記憶力補助のために気づいたことを記録します。

釣りキチ三平

2009-06-06 07:23:23 | Weblog
少し前の話になりますが、映画「釣りキチ三平」を観てきました。

ご存知、釣りマンガの最高峰とされるマンガ(自分の勝手な評価ですが)の映画化です。
名前の通り魚が多く登場するため映画化が困難とのことで、今まで映画化されていなかったらしいのですが、昨今のCG技術の進歩により、魚を自由自在に表現することができるようになり遂に映画化が実現しました。

で、映画を観た感想はと言いますと、進歩したとはいえどうしても魚のCG感が目についてしまいました・・・。
原作を読み込んだ人にとっては、登場人物のイメージが頭の中に出来上がっており、キャストに違和感を感じることもあるかもしれません。
でもそんなことはどうでもいいんです。
「釣りキチ三平」で描かれている内容は、原作の頃から家族愛や環境破壊に対する警鐘といったものですから。
この映画も「釣り」にこだわらず、ヒューマンドラマとして見た方が楽しめると思います。

子供の頃から、何十回と読んだ「釣りキチ三平」。
海の無い県に育ち、海釣りに大いなる憧れを抱たのもこのマンガがきっかけです。
釣りマンガだけあり、普段なかなか目にすることのない珍しい魚や釣り方にドキドキしながら、マンガを読んだことを思い出します。
実は以前新たに発売された、愛蔵版と呼ばれる小説サイズのマンガを数年前に全巻購入し、今でもたまに手に取り読んでいます。

この「釣りキチ三平」という作品、名前の通り釣りのシーンや魚も多く登場しますが、決してそれだけではありません。
鯉釣りを通して人生が表現されていたり、魚紳さんと父親、三平くんとおじいさん、父親といった家族の関係を通して、どれだけ多くのことを学んだことか。
また、釣り場環境を通して環境破壊といった問題や、寒村と都会のあり方といったことも書かれていたりもします。

「釣りキチ三平」の説明をする際に、自分は「釣りだけではなく人生の教科書」だと表現します。
面白おかしく説明するための若干の誇張表現ではありますが、このマンガを読んだ人にはきっと納得してもらえるはずです。

最近はマンガ喫茶なども多く、マンガを購入せずとも気軽にマンガを読む機会があります。
興味がある方は一度目を通してみては如何でしょうか。