自己満日記

最近疎遠になっている方への情報発信のため、
また、低下した自分の記憶力補助のために気づいたことを記録します。

商売上手

2008-06-21 08:47:02 | Weblog
梶原しげるの「プロのしゃべりのテクニック」 【12】ジャパネットたかたの本当のすごさ (日経ビジネスオンライン) - goo ニュース

「さすが!」と思わず唸ってしまいました。

画面の大きさや、画像の決め細やかさ、綺麗さをのみアピールする人が多い中、そこから一歩踏み込み、敢えて「家族団欒」を持ってきたところに素直に関心したんです。
これこそ「商売上手」と呼ぶにふさわしいですね。

電化製品などは一通り家庭に行き渡り、買い替え需要に対して「付加価値で勝負」という姿勢を、以前からCM等を通じて強く感じていました。
今回の例はそうした「技術」だけを売り込むのでは無く、テレビを通じた「あたたかい家庭の姿」をプレゼンテーションするという手法な訳です。

正直な所、テレビの通販番組で画面の綺麗さをアピールされても、他と比べてどれだけの違いがあるのか、さっぱりわかりません。(もちろん、店頭で比較すれば別ですが)
ましてや年配の方にとっては「フルハイビジョン」や「何とか回路搭載」などと言われてもピンとこないのは当たり前。
そこでテレビの機能はさておき、そのテレビが自分の家にあった場合のイメージを頭に描かせるその手法に脱帽です。

先週ある番組の中で、大画面液晶テレビを家族一同で相談して購入するというコーナーを放送していました。
そこでも、どのテレビを買うかという家族会議や、家に届いた後のテレビを家族や友人一同で取り囲み、みんなでサッカーを観るという姿が映しだされていました。
その姿は少し極端な例だとしても、「大画面テレビが家族の会話を多くしている」という調査結果もあるように、重要な役割を担っていることも事実です。
映画「ALWAYS」の1シーンにもあったようなテレビが珍しかった時代とは違いますが、この時代にも大画面テレビを中心に家族が集まるという現象が起きていることが興味深いですね。

テレビが無ければ会話が弾まないというのも問題ではあるかもしれませんが、それをきっかけに話が広がるということも多々ある訳で、各自が自分の部屋に閉じこもってしまうよりはずっと良いと思います。
笑いや感動を家族で共有する、その機会を得るだけでも十分な価値が見出せるはず。
自分の部屋に閉じこもり一人でテレビやビデオを観ることが、最近発生している事件の一因として糾弾されてきたことも事実ですが、その問題をテレビ自身が解決していくというのも面白いものです。

ということで、そろそろ我が家も10年選手のブラウン管テレビからプラズマなどの大画面テレビに移行したいなあ。