自己満日記

最近疎遠になっている方への情報発信のため、
また、低下した自分の記憶力補助のために気づいたことを記録します。

増税なき財政再建

2005-06-25 08:20:05 | Weblog
サラリーマンの税金がまた引き上げられる可能性があるそうです。聞くところによると「取りやすく」「抵抗の少ない」サラリーマンから取るのが一番。という考え方らしいんですけど、ちょっと安直な考え方のような気がします。以前、中曽根内閣では「増税なき財政再建」がキャッチフレーズに使われたことがありました。その政策がどれだけ成功を収めたかという問題は別にして、少なくともこのような姿勢が大事ではないでしょうか。発泡酒や雑酒にしてもそうです。ちょっと売れているといって、税率を上げて税収を増やそうというのでは、従順な庶民といえども納得できません。消費税を上げたからといって、税収が上がっていないのが良い例です。
たとえば自分の家計だったらどうします?サラリーマンの場合、いきなり月々の給料を増やすのは簡単ではありません。となれば今度は支出を減らすしかない。外食を控えたり、買い物を我慢したりという方法です。果たしてこの法則が国家予算に適用されているかどうか。某自治体や某社会保険関連団体のように、あきらかに無駄遣いをしているところは別にしたとしても、まだまだ経費削減の方法は幾らでもあるような気がします。今回の税金引き上げに対して、あたかも「このままでは国家が成り立たなくなるため、苦肉の策です」といった意見があるようですが、果たして政治家側ではどうでしょう?例えば人員の削減や組織改正など、考えられる方法があるにも関わらず、次回の選挙のために踏み切れないのではないでしょうか。でも本当に「国家」のためであるならば、「保身」ではなく、よりよい大胆な方策を採るべきだと思います。サラリーマンといえども馬鹿ではありません。やるべきことを全て行った上で、それでもこのままでは「国家」が成り立たないというのであれば、「増税も止む無し」だと思います。ですが、「やるべきこと」ができてないのにも関わらず、今回のような安易な「増税」では問題ありじゃないでしょうか。
以上、今回は珍しく社会派ネタでした。