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経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

■【話材】 徒然なるままに日暮パソコンに向かいて 001 06 勢ひ猛に、ののしりたるにつけて、いみじとは見えず

2024-04-25 12:03:00 | 【心 de 経営】 徒然なるままに

■【話材】 徒然なるままに日暮パソコンに向かいて 001 06 勢ひ猛に、ののしりたるにつけて、いみじとは見えず

 

 「徒然草(つれづれぐさ)」は、吉田兼好による随筆集の冒頭の文章です。作者は、兼好であるという明確な証拠はないようです。おそらく大半の方が、何らかの形で、この文章に接しているのではないでしょうか。

 徒然草といいますのは、清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』とならび日本三大随筆の一つといわれています。

 

 高校生時代に戻った気分で、また、社会人として人生を歩み、自分の高校時代には理解できなかったり、誤解していたりすることを発見しながら、独断と偏見に満ちた、我流の解釈を僭越ながらお付けしました。

 徒然なるままに、日暮パソコンに向かいて、よしなしごとを、そこはかとなく書き付けてまいります。

 お届けも、徒然なるままにアップロードしますので、読者の皆様も、日暮パソコンに向かいて、末永く、徒然にご覧下さるよう、お願いします。

 

 

◆06 勢ひ猛に、ののしりたるにつけて、いみじとは見えず。増賀ひじりの言ひやんやうに、名聞苦しく、仏の御教へにたがふらんとぞ覚ゆる。ひたふるの世捨て人は、なかなかあらまほしきかたもありなん。

 

【語彙】

 勢ひ: 威勢、権威
 猛なり: さかんである
 ののしる: もてはやされる
 いみじ: 立派
 増賀: 天台宗の高僧で、名誉や利欲を嫌うことで知られている
 ひじり: 高徳の僧
 名聞苦し(ぐるし): 「名聞」は世間の評判の意。
     「名聞苦し」で一語、名誉に夢中になっているように見える
 覚ゆる: 思われる
 ひたふる: いちずなようす
 なかなか: かえって、むしろ

 

【現代語訳】

 活溌な活動が世間でもてはやされていても、それが素晴らしいことだとは思いません。

 名誉や私欲を嫌うことで世間に知られています高僧の増賀が言ったとかいわれていますが、名誉に夢中になっているように見え、仏の教えに背くように思えます。

 それよりむしろ、仏道にひたすらな世捨て人の方が、かえって好ましいところが、きっとあるでしょう。

 

【ひと言】

 増賀という高僧が言っているらしいのですが、僧侶でありながら、その活動やあり方が世の中でもてはやされたとしも、それが利欲や名誉などを求め続けるような仏の教えに背くような行為は、僧侶たるもの、すべきではないのに、それを行うことは、過去において、処々で見られたようです。

 僧侶は僧侶としての務めを果たすべきで、有名なことが必ずしも良いことではないことを認識すべきでしょう。

 たとえば、私が従事してきました経営コンサルタントという職業におきましても、同様なことがいえます。

 経営コンサルタントというのは、クライアントに対して、エネルギー投入をいくらしてもしたりないほど、いろいろとクライアントのためにやってあげたいことがあります。そのために、時間不足になるほどです。

 その結果、出版のための原稿を書いたり、マスコミ対応をしたりする時間は限定されてしまいます。そのために、知名度を上げるような活動は中々できません。

 一方で、知名度の高い経営コンサルタントなどは、マスコミ対応に追われがちで、クライアントの現場に行く時間に制約が生じ、机上の考えが中心になりがちです。

 このことから、知名度の高い経営コンサルタント、必ずしも現場コンサルティングの実力・実績が高いとはいえないのです。

 経営コンサルタントなど、外部ブレインと契約するときの難しさが、そこにあります。

 

■ バックナンバー

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/eb88c477696adc4e2e78376c81b7274b

 


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【経営コンサルタントの独り言】 省エネ技術が進んで来ていますね 0325

2024-04-25 10:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言

 

  【経営コンサルタントの独り言】 省エネ技術が進んで来ていますね 0325

 

 

平素は、ご愛読をありがとうございます。

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

 

■ 省エネ技術が進んで来ていますね 0325

 2010年東日本大震災の時には、計画停電が実施されました。

 その時には、日本国中が省エネ努力をしたと思います。


 喉元過ぎれば熱さを忘れる

 あの時の必死さは、薄らいできているように思えます。

 われわれの世代では、停電をしばしば経験していますので、電気をこまめに切るというのは身に染みついています。

 ところがそうでもない年配者が結構いるのですね。

 ある会社に週末訪れたときに、お休みですので社長さん以外は誰もいません。

 その誰もいない部屋にも電気が点きっぱなしでした。

 私に対する配慮から点けたままにして下さっていたのでしょうが、「もったいない」という思いが強いです。


 近年は、技術進歩で、人感センサー付きの電灯が普及してきています。

 人がいなくなれば自動的に電気が消えます。

 電気を食うといわれる冷蔵庫にしろ、エアコンにしろ、省エネ技術のおかげで、なんと一般家庭の電気使用量は減ってきているそうです。

 電気料金は、電力会社の利益が出るように勝手に変更できる法律になっていますので、下がっていないのが現状かもしれませんね。

 

(ドアノブ)

 

 

 【カシャリ! ひとり旅】を映像にして紹介しています。

 

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◆ ツイッターでのつぶやき 

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【経営コンサルタント(志望者)へのお勧めブログ】

 

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 4月24日 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 4-31 【経営支援】 経費を抑えて効果を高める社員研修のカリキュラムづくり 

2024-04-25 08:03:00 | 【老いぼれコンサルタントのひとり言】

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 4月24日 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 4-31 【経営支援】 経費を抑えて効果を高める社員研修のカリキュラムづくり  

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

  「人材を育てる時代は終わった」という人がいます。

 人材は、出来上がった人を採用すれば、教育費用を削減できるというのです。

 世の中の風潮に乗っていてよろしいのでしょうか。


  コンサルタントを目指す人達の集まりがあり、出先ですが、オンラインで参加しました。このようなときには、オンラインを使えるのは便利ですね。

 【あたりまえ経営のすすめ】について、お話をする機会を得ることができました。

 下記のようなテーマでお話しました。

 ■第4部 【あたりまえ経営のすすめ 経営支援編】 3 社員研修で人財を効果的に育てる

 半世紀にわたる経営コンサルタント経験から、いろいろな事を体験し、コンサルティング現場で活かしてきました。
 士業・コンサルタントは、経営者・管理職に対して、いろいろな局面からの支援をしていくべきです。そのためには、経営者・管理職の立場も理解をしていなければなりません。
 経営者・管理職向けの情報に対して、「俺は、コンサルタントだ。経営者・管理職向けの情報など必要がない」という姿勢でよいのでしょうか。「裏を返せばコンサルティングに通じる」という発想を士業・コンサルタントがしますと、視野が広がると考えています。
 士業・コンサルタントも経営者・管理職も、フレキシビリティを持った発想が必要なのですね。
 このような視点で、第4部をお届けします。

 1章は、「コンサルタントとは何をしてくれる職業なのか」という視点で、士業・コンサルタントの本質を経営者・管理職に知っていただきたいと思うコンテンツでした。

 第2章は「信頼できる経営コンサルタントの見分け方」というテーマでお話してきました。

 残念ながら、世の中には、悪徳コンサルタントといわれる人もいます。

 また、この人を信頼してよいのだろうかどうかの判定も難しいことです。

 そのような経営者・管理職の皆様に、少しでも参考となればと考えてお届けします。

 コンサルタント・士業の先生方は、それを裏返して、自分は経営関連の専門家として如何にあるべきかを考えていただきたいと思います。

 すなわち、それを理解でき、行動に移せる士業・コンサルタントがホンモノのプロといえるのではないでしょうか。

 第3章では「社員研修で人財を効果的に育てる」というテーマでお話します。

 社員研修は、景気が悪くなると実施しなくなる企業がいます。一方で、社員研修には麻薬性があり、やり始めると、それを継続しないと心配で仕方がない企業もあります。

 社員研修は、適切な方法で実施すれば、少ない資金投入でも実施できます。

 「社内で意図を育てる時代は終わった」という人を時々見かけますが、それを鵜呑みにしていて良いのでしょうか。


 ■ 第4部3章 31 【経営支援】 経費を抑えて効果を高める社員研修のカリキュラムづくり

 研修には、OJTとOffJTの方法があることはよく知られています。

 OffJTとは、Off the Job Trainingの略で、社員研修というとこちらをイメージする人が多いでしょう。業務に直接携わらない時間帯に、研修講師から、研修室で座講を受けたり、ロールプレイングなどの演習を行ったりする方法です。情報の収集、知識の習得や基本動作を学ぶには、最適な方法といえます。
 それに対して、OJTはOn the Job Trainingの略で、業務を通じた教育です。
 ところが、研修コンセプトや体系がきちんとできていませんと、年度経営方針やOJTとOffJTがバラバラで、投資対効果が上がらないという問題を抱えている企業が多く、「社員研修は金食い虫」と決めつけられることすらあります。

 社員研修は、全社員に公平に機会が与えられ、全体的に、かつ効果を上げるために重点的にという問題を抱えています。それととともに、継続的に実施したい、しかし費用や時間をかけたくないという矛盾など多くの問題をはらんでいます。
 受講により、モチベーションが高まり「研修で修得したことを活用し、さあこれからがんばろう」と意気揚々と職場に戻ってきても、周囲にいる人たちは相変わらず以前と同じような低い意識で仕事をしています。受講した人が、それを見ていますと幻滅し、受講で高まったモチベーションは急速に低下してしまい、以前と同じ状態に戻ってしまうのです。
 かといってそこで教育を中断してしまいますと、それまでの投資が水泡に帰してしまいます。
 そこで、企業は「研修部門」や「研修担当者」を設けて社員研修を必死に継続し、モチベーション維持を図ろうとします。その結果、社員研修に力を入れている企業の多くは、「研修麻薬症候群」に罹ってしまいます。
 研修をやらないと社員のレベルを維持できないような錯覚に陥ってしまっているのです。研修麻薬症候群に罹りますと、研修予算を潤沢に使うようになります。そして「わが社は社員研修に熱心な会社である」と自己満足に陥り、ますます研修麻薬症候群から抜けられなくなります。
 研修麻薬症候群に罹らないためには、「社員研修コンセプト・研修体系」作りに続いて、研修をやらなくても日常の管理を通じてできる仕組み作りが必要です。
 この仕組みを「管理設備」と筆者は呼び、この設備ができれば、管理職は部下が仕事をしやすい条件を整え、部下が自己管理を通して、日々の仕事を自信を持ってこなすことができるようになります。すなわち、OJTを通じて社員を教育していくことができるようになります。その結果、OffJTを減らすことも可能となります。
 企業の研修担当者の中には、「OJTの進め方を研修の場で学んでも少しも効果が上がらない」とおっしゃる人がいます。それは、OJTを知識として学ばせようとするからです。OJTは、管理設備を使うことにより「管理職の管理」や「自己管理」を心と体で覚えさせることにより、研修だけでは一過性で終わりかねない効果を持続させることができるのです。

 この管理設備をきちんと使える企業体にするには、それを使うおおもとである管理職の意識が変わらなければなりません。
 そのために、管理職研修をまず見直す必要があります。管理職の「管理とは何か」から始めます。
 「管理」という言葉は冷たいイメージがつきものですし、企業経営において、難しい管理論よりは実務的な「管理」の理解が重要です。管理職における管理というのは、部下が仕事をしやすくなるように条件を整えたり、他部門と仕事をスムーズに運べるような環境を整えたりすることです。
 すなわち「管理とは、仕事をしやすい環境・条件作り」ということで、管理とは温かいものなのです。ちなみに、社員における自己管理は、「自分自身の仕事をしやすいように条件を整える」ことです。
 このように管理職研修は「温かい管理」とは何かをきちんと心と体で理解させることが、管理職研修のカリキュラム研修には重要なのです。

 

 近年、社員研修などやっている暇はない、その必要のない人を雇用すれば良い、という考え方の経営者も増えてきています。

 中途採用者が増える場合に、その対応策を考慮しなければならない時代ですね。


■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
     https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

  ■【今日は何の日】 4月25日 ■ 孔子祭 ■ 壇ノ浦の戦いの日 ■ 【今日の写真】 春の京都 仁和寺  一年365日、毎日が何かの日

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

■ やさしい植物学 424

 4月24日は「植物学の日」です。
 日本の「植物学の父」といえば牧野富太郎博士です。
 子供の頃、伝記を読み、草花に興味を持った時期があります。
 歳を重ねるうちに樹木に興味を持つようになってきました。
 私の知人が樹木医をしています。

 公園などを散歩していますといろいろな樹があります。
 でも、名前札がついてある樹もありますが、何という樹かわからないことが多いのです。
 草花の名前がわからないことはさらに多いです。
 せっかく丹精込めてお作りでしょうから、いろいろな人に見ていただくためにも、名前札を付けて欲しいですね。

 ちなみに易しい植物学に関する名著をご紹介しておきます。
  植物学のおもしろさ
   著者:本田正次(朝日新聞社)
 植物の名前は学術名に和名が付けられことから始まり、その付け方など、私たち素人でも興味を引くような内容です。
 タンポポの名は「病気を治す」ということから命名されたなど余録も含まれています。
 このブログを書きながら、再読してみたくなりました。

■【一口情報】 台風
 この時期、台風一号が発生することが多いのです。
 台風は「颱風(ぐふう)」とも書くそうです。南シナ海や太平洋西部で発生した、風速34ノット(17.2m/秒)以上のものをいいます。ただし、世界気象機関(World Meteorological Organization、WMO)では、64ノット以上をtyhoonと定義付けしています。
 台風の語源は、ギリシャ神話にあります。神話の中に登場する巨大な怪物「テュポン 」に由来し、英語の「typhoon」になったようです。

 

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。


 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

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■バックナンバー   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db


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◆【経営コンサルタントの独り言】 ■【一口情報】 台風 やさしい植物学 424

2024-04-24 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言

 

  【経営コンサルタントの独り言】 ■【一口情報】 台風 やさしい植物学 424

 

 

平素は、ご愛読をありがとうございます。

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

 

■ やさしい植物学 424


 4月24日は「植物学の日」です。
 日本の「植物学の父」といえば牧野富太郎博士です。
 子供の頃、伝記を読み、草花に興味を持った時期があります。
 歳を重ねるうちに樹木に興味を持つようになってきました。
 私の知人が樹木医をしています。

 公園などを散歩していますといろいろな樹があります。
 でも、名前札がついてある樹もありますが、何という樹かわからないことが多いのです。
 草花の名前がわからないことはさらに多いです。
 せっかく丹精込めてお作りでしょうから、いろいろな人に見ていただくためにも、名前札を付けて欲しいですね。

 ちなみに易しい植物学に関する名著をご紹介しておきます。
  植物学のおもしろさ
   著者:本田正次(朝日新聞社)
 植物の名前は学術名に和名が付けられことから始まり、その付け方など、私たち素人でも興味を引くような内容です。
 タンポポの名は「病気を治す」ということから命名されたなど余録も含まれています。
 このブログを書きながら、再読してみたくなりました。

■【一口情報】 台風
 この時期、台風一号が発生することが多いのです。
 台風は「颱風(ぐふう)」とも書くそうです。南シナ海や太平洋西部で発生した、風速34ノット(17.2m/秒)以上のものをいいます。ただし、世界気象機関(World Meteorological Organization、WMO)では、64ノット以上をtyhoonと定義付けしています。
 台風の語源は、ギリシャ神話にあります。神話の中に登場する巨大な怪物「テュポン 」に由来し、英語の「typhoon」になったようです。

 

(ドアノブ)

 

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◆【お節介焼き情報】 社員研修には、どのくらいの費用がかかるのか?

2024-04-24 12:03:00 | 【話材】 お節介焼き参考情報

◆【お節介焼き情報】 社員研修には、どのくらいの費用がかかるのか?

 ちょっとした情報が、私達の智慧となることは多々あります。

 その情報が知恵の源泉であることに気づかないで機会損失を起こしていることは、それ以上に多いのかもしれません。

 大企業ですと、独自の研修施設や関連企業を持っていますし、連日開催している企業が多いので、どのくらいの費用がかかるのかは解っているでしょう。

 一方で、中小企業が、自社独自の社員研修を行うことは希なケースと言えるほど、一般的には行われません。

 その理由のひとつが、費用がかかるからです。

 

 では、本当に費用がかかるのでしょうか。

 中小企業でも社員研修に社員を派遣することがあります。

 一回あたり平均して2万円とします。年間で10人を派遣したとしますと20万円プラス交通費や日当がかかります。

 一方、経営コンサルタントに社員研修を依頼した場合には、どのくらいの費用がかかるでしょうか。

 その差額は表面上の差でしかありません。

 他方、経営コンサルタントを自社に呼びますと、一度に多数の社員を受講させられます。

 しかも、自社に即したカリキュラムを組んでくれますので、社員研修の効果は抜群です。

 観念的に、経営コンサルタント費用は高いと思い込まないで、一度経営コンサルタントに社員研修について問い合わせてみては如何でしょうか。

  http://www.glomaconj.com/keieisha/2kenshutantosha.htm

 


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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 4月23日 群馬県・谷川岳の高山植物園 

2024-04-24 08:03:00 | 【老いぼれコンサルタントのひとり言】

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 4月23日 群馬県・谷川岳の高山植物園   

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 私の後進として会社を託した竹根好助の経営コンサルタント起業経験や、その会社の日常業務、自分の思いなどを「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」として連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

4月23日(火)

 浜松出張で、アポイント先を訪問しました。

 社長の世代交代準備での諸問題に取り組みました。

 幸い、娘婿があとを引き継ぐために、会社勤めを辞めて、3ヶ月目ということです。

 経営者の心得をいろいろとお話しました。

 

 【カシャリ!ひとり旅】で旅をしてきていますが、写真の整理はなかなか追いつきません。一方で、時間がある時に、一息入れるために、かつてアップロードした写真を見直すこともあります。

 

 

 

 

 

 群馬県・谷川岳の高山植物園 
 

  

■■ ◆【カシャリ!ひとり旅情報】 群馬県・谷川岳の高山植物園 

 

 谷川岳は、群馬・新潟の県境にある三国山脈の山である。日本百名山のひとつ。周囲の万太郎山・仙ノ倉山・茂倉岳などを総じて谷川連峰という。

  頂部は二峰に分かれており、それぞれトマの耳(標高1,963m)、オキの耳(標高1,977m)と呼ばれる。

  一ノ倉沢などの谷川岳の岩場は、その険しさから剱岳・穂高岳とともに日本三大岩場の一つに数えられ、ロッククライミングのメッカとなっている。ロープウェイのおかげで、軽装でも、谷川岳ロープウェイ「てんじんだいら」駅まで行かれる。(【Wikipedia】より作成)

 私が訪れたときは、あいにくの雨で、お花畑はぬかるみでした。

 写真を撮るのに夢中になってしまい、靴をぐっしょり濡らしてしまいました。

 それでも、好天の時には撮れないような、雨粒を花びらや葉に載せた花は、凜として自己主張をしていました。

 腕の悪さで、私が表現したい写真にはなっていませんが、ご覧下さると幸いです。

 

谷川岳のお花畑

 

 

谷川岳のお花畑をもっと見る

↑ クリック

 

 

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 

  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

  ■【今日は何の日】 4月24日 ■ しぶしの日 ■ 植物学の日 【今日の写真】 春の京都 仁和寺  一年365日、毎日が何かの日

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

  原子力に代わるエネルギー源 423

 東日本大震災による福島第一原発事故では、多くの人が原子力発電に否定的な考えを抱いたのではないでしょうか。太陽光発電や風力発電など、海外で設備投資が先行していますが、日本では今ひとつ力が入っていないことが、今回の東日本大震災による計画停電でクローズアップされました。かといって、いまさら石炭による火力発電に戻るわけにもいかないのかもしれません。

 ところが、「緑の原油」と呼ばれるエネルギー資源が、日本近海の海底に眠るハイドロメタン、メタンハイドレートと共に日本が有力な産出国になり得ることはあまり知られていません。これは湖などに漂う藻から油分を抽出して作る次世代バイオ燃料なのです。神奈川県横須賀市にある電力中央研究所が必死になって研究しています。

 日本が産油国になる夢が生まれました。

  無線をあまり意識しない中で生活している私達

 昨今では、スマホ/ケイタイなしでは生活できないという人までいるほどに、電波の中で私達は生活しています。
 電波というのは目に見えませんので、「無線」ということをあまり意識していません。
 世界で初めて無線通信を行ったのは誰なのでしょうか?
 何が契機で無線通信の研究を始めたのでしょうか?

 

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 

  明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
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■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
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◆【経営コンサルタントの独り言】  ■ 原子力に代わるエネルギー源 ■ 無線をあまり意識しない中で生活している私達 423

2024-04-23 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言

  【経営コンサルタントの独り言】 ■ 原子力に代わるエネルギー源 ■ 無線をあまり意識しない中で生活している私達 

 

 

平素は、ご愛読をありがとうございます。

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■【一口情報】 原子力に代わるエネルギー源 423

 東日本大震災による福島第一原発事故では、多くの人が原子力発電に否定的な考えを抱いたのではないでしょうか。太陽光発電や風力発電など、海外で設備投資が先行していますが、日本では今ひとつ力が入っていないことが、今回の東日本大震災による計画停電でクローズアップされました。かといって、いまさら石炭による火力発電に戻るわけにもいかないのかもしれません。

 ところが、「緑の原油」と呼ばれるエネルギー資源が、日本近海の海底に眠るハイドロメタン、メタンハイドレートと共に日本が有力な産出国になり得ることはあまり知られていません。これは湖などに漂う藻から油分を抽出して作る次世代バイオ燃料なのです。神奈川県横須賀市にある電力中央研究所が必死になって研究しています。

 日本が産油国になる夢が生まれました。

■ 無線をあまり意識しない中で生活している私達

 昨今では、スマホ/ケイタイなしでは生活できないという人までいるほどに、電波の中で私達は生活しています。

 電波というのは目に見えませんので、「無線」ということをあまり意識していません。

 世界で初めて無線通信を行ったのは誰なのでしょうか?

 何が契機で無線通信の研究を始めたのでしょうか?

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【経営コンサルタント(志望者)へのお勧めブログ】

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【経営コンサルタントのお勧め図書】 『「経営」稲森和夫、原点を語る』 2404

2024-04-23 12:03:00 | 【心 de 経営】 経営コンサルタントの本棚

本  【経営コンサルタントのお勧め図書】 『「経営」稲森和夫、原点を語る』 2404   

経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。

 日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月第4火曜日にご紹介します。

 【経営コンサルタントの本棚】は、2012年に、経営コンサルタントがどのような書籍を読んでいるのか知りたいという、ブログ読者の声を反映して企画いたしました。

 幸い、日本で最初に創設された経営コンサルタント団体である日本経営士協会には優秀な経営士・コンサルタントがいらっしゃるので、その中のお一人である酒井闊先生にお声をかけましたところ、ご協力いただけることになりました。

 それが、今日まで継続されていますので、10年余もの長きにわたって、皆様にお届けできていることに誇りを持っています。

本

■    今月のおすすめ

   『「経営」稲森和夫、原点を語る』
     稲盛ライブラリー+ダイヤモンド社

     「稲森和夫経営講演選集」共同チーム編


本

  稲盛経営の原点は何?(はじめに)
 本欄「経営コンサルタントのお勧め図書」では、2024年3月から5月にかけて、経営理念を新たに構築、或いは、再構築する企業に参考となる図書をご紹介しています。3月は理論的な『「経営理念2.0」会社の“理想と戦略”をつなぐ7つのステップ』をご紹介しました。4月は、実践的な『「経営」稲森和夫、原点を語る』をご紹介します。
 今回の紹介本が示す稲盛「経営」論の価値は、稲盛氏が経営者として実戦・実践してきた経験から編み出した経営論であることです。つまり、実際の企業経営で、自身の考え方を創出、適用し、検証し、積上げ、結果を出していることです。ジム・コリンズ「ビジョナリー・カンパニー・シリーズ」の、‟永年存続企業18社”‟偉大な企業への飛躍企業11社”‟10倍以上の成果「10X型企業」7社”について‟比較対象企業との「一対比較法」“により歴史的・実証的・体系的・帰納的に導き出した、経営理論と高い親和性を有しています。
 ところで稲盛流「経営」は企業経営者としての経験に加え、稲盛氏が理系出身だからでしょうか、人生・経営についての方程式が背景にあり、それらの方程式が連立して、稲盛流「経営」論の中核をなす“フィロソフィ”“アメーバ経営”(=“MVV”+“仕組み”)が出来上がっています。その方程式を見てみましょう。

〔方程式1:大切なのは、「魂」のレベルでの判断〕
 稲盛氏は人間の判断のレベルを、本能、理性、魂の3段階と捉えています。
 本能は、人間が生まれた瞬間からある働きで、小脳の近くにある脳幹網様体が本能を司っています。本能は肉体を守るための機能で、食欲や敵に向かう闘争心などです。本能で判断しているケースは、“自分”、“自分の課”などは“エゴ(自我)”が働く領域です。
 理性は、推理推論し物事を決めていく機能です。人間が生まれてから4歳までに発現する機能で、前頭前野が司ります。理性は論理の組み立てによる判断は出来ますが、前例も何もない状況では判断・決断を導けないのです。これが理性の限界です。
 理性を超えた先にあるのがのレベルでの判断です。魂について、稲盛氏は、「心の階層をラッキョウの皮の様にめくっていくと最終的にたどり着くのが魂」、「魂とは、“自我”の対極にある、“真我”(ヨガ用語。読み方;しんが。悟りの意)の領域」、「人格を高め、人間性を豊かに美しくするには、魂を磨くこと」等と表現します。
 方程式1の結論は、「最終的に頼るべき判断は、本能でもなければ理性でもなく魂であり」行きつく処は「人間とはどのようにあるべきか」「真・善・美」です。

〔方程式2:人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力〕
 能力と熱意は0点から100点迄あり、足し算ではなく掛け算で人生に影響を与えるとします。能力は学歴を例に試算しますと、優秀なA大学出身のAさんの能力を90点とします。普通の大学B大学出身のBさんの能力を60点とします。社会人になってからの熱意はAさんのレベルは30点、Bさんは90点とすると、Aさん,Bさんの熱意×能力は、Aさん2,700点(90×30)、Bさん5,400点(60×90)となります。
 これに“考え方”の掛け算が累加されます。“考え方”はプラス100点からマイナス100点迄あります。反社会的考え方はマイナス、純粋な正義感で社会貢献をする考え方はプラスです。Aさんの考え方が30点、Bさんの考え方を90点とすると、二人の人生・仕事の結果は、Aさんは81,000点、Bさんは486,000点となります。要は魂の力で高めることの出来る“熱意”と“考え方”が大切なのです。
 “考え方”は人生観、哲学です。学校では教えてもらえません。稲盛氏は、27歳で会社を起してから、仕事をする中、魂で学んだ「人間としてこうあるべきだ」ということを、箇条書きにして書き記してきました。その成果物が経営12カ条です。それを企業版に展開したものが“フィロソフィ”と“アメーバ経営”です。組織の「考え方」であるフィロソフィが一人一人の人間力を高め、最善の企業文化を創り、ファンを増やし、売上に繋がっていくのです。“アメーバ経営”は、経営12カ条・第5条の“売上を最大限に、経費は最小限に、利益は後からついてくる”を体現し、事業のプロセスを重視した部門別・独立採算制の管理会計の仕組みです。以下に「経営12カ条」「京セラフィロソフィ」「JALフィロソフィ」「アメーバ経営」のURLを記させて頂きます。一つ一つの原理原則に、その背景を思い浮かべ、貴重な重みを覚えます。
(経営12カ条)
 https://www.kyocera.co.jp/inamori/about/manager/twelve/
(京セラフィロソフィ)  
 https://www.kyocera.co.jp/inamori/about/thinker/philosophy/
(JALフィロソフィ)
 https://www.jal.com/ja/philosophy-vision/conduct/
(稲盛会計学 7つの基本原則)(アメーバ経営)
 https://www.kyocera.co.jp/inamori/about/manager/accounting/
 https://www.kyocera.co.jp/inamori/about/manager/amoeba/

〔方程式3-①:方程式1-2の連立から導かれる、“稲盛流のMVV”〕
 稲森流「経営」論で、ミッションとは、魂レベルの考え、全従業員の共感を得られる大義名分とし、「全従業員の物心両面の幸福」「人類、社会の進歩発展に貢献」を掲げます(京セラ、JALのミッションは下記URL)。
(京セラM)
 https://www.kyocera.co.jp/company/summary/philosophy.html
(JALのM)
 https://www.job-jal.com/introduction/philosophy/

 ビジョンとは、「共通の夢、願望を持ち、そこに至る道筋を共有し企業発展の推進力」であり、「一つ一つの山・目標を超えていくゴール」であるとします。
 バリューは“フィロソフィ”です。“フィロソフィ”は「全部門、全従業員が共有でき、粉骨砕身尽くせる大義名分」であり、「組織の価値観」「考え方」を「表出化・形式知化」したものです。因みに“JALフィロソフィ”の素晴らしさは、再生前の評価の低いマニュアルに基づくサービスに対し、“JALフィロソフィ”に基づく人間力でその場その場で臨機応変に応じて、マニュアルを超えて、適切に提供されるサービスを生み出し、驚くほどの高評価を得ているのです。

〔方程式3-②:方程式1-2から導かれる、MVVを反映した“仕組み”である、
  “経営理念を共有し、
   仲間と経営人材を創り、
   業績を上げる「アメーバ経営」”〕

 フィロソフィに基づき行動し、業績をあげる仕組みが「アメーバ経営」です。その特徴は3つに集約されます。一つは、事業として完結でき、会社全体の目標を実現できる「ユニット」を部門とした、部門別独立採算制度の確立です。二つ目は、ユニットを通して経営者意識の人材育成の場とすることです。三つ目は、フィロソフィをベースとした全員参加経営を実現しパートナー(仲間)の絆を深めることです。
 フィロソフィと一対のアメーバ経営がJALの驚くべき再生・復活で実証されました。アメーバ経営についてのJALトップ植木社長(当時)の発言に注目です。「一人一人が数字を真剣に追いかけ始めたのです。費用は最小限に、収入を最大化することをDay By Dayで出来るようになりました。それよりももっと大きいのは、一人一人の社員が、経営者の感覚を持ったということです(次項インタビューより引用)」。

〔JAL再生で実証された稲森流「経営」のパワー〕
 以上で稲盛「経営」の解析をしてみました。ところで、海外メディアからも「奇跡」と報じられた、2024年1月2日の羽田空港での海保機との衝突事故においてJAL機の乗員乗客379人全員の脱出に成功したことは、JALフィロソフィにより、予想を超えた危機に直面しても、最適のサービスを提供した結果と思います。
 また、再生から2年余りで約3,350億円の利益の改善は「アメーバ経営」の力です。
 この様に、再生から大きく変革したJALにおける、稲盛流「経営」の偉力について、次項で見てみたいと思います。
本
■ JAL再生での稲盛経営の中核“フィロソフィ”と“アメーバ経営”の偉力

 JALは2010年1月に会社更生法の適用を申請。申請直後の2010年3月期の営業利益は▲1,337億円。2012年9月に再上場。再上場直前の2012年3月期の営業利益は2,049億円の黒字。約2年余りの再建期間で、3,349億円の採算改善を成し遂げました。2023年には「ワールド・エアライン・アワード」で、世界一のエコノミークラスを提供している航空会社として「ワールド・ベスト・エコノミークラス」を受賞しました。これは、再生前のJAL評価(稲盛発言より)「傲慢さ、横柄さ、プライドの高さ」から脱却し、JALフィロソフィの“一人一人がJAL”の精神で、経営理念の「お客さまに最高のサービスを提供します」を実現する企業へと生まれ変わった結果と言えます。
 稲盛氏は、2010年2月にJALの会長に就任し、2012年9月の再上場までの2年8ヶ月、JAL再生・復活を導きました。
 稲盛氏が『私は航空事業に関する知識も経験も全くなく、勝算もありません。JAL再建のために携えて行けるのは「フィロソフィ」と「アメーバ経営」だけ』と言っているように、稲盛「経営」の中核的「考え方」「仕組み」によりJAL再生を導いたのです。
 何故この様な奇跡と言えることを成し遂げられたのか、稲盛経営のパワーはどこにあったのか、このことを受入れ側のJALサイドから見てみます。以下で、稲盛会長当時、専務・路線統括本部長を務め、2012年2月には社長に就任した植木義晴氏のインタビューでの発言を見てみましょう。
〈“賢者の選択;特選インタビュー”「2014.6.22;翼の再生を納得する“フィロソフィ”の中身とは? 元操縦士の挑戦と行き先 日本航空株式会社代表取締役社長 植木義晴」〈https://kenja.jp/2346_20180214/〉より引用。〉

 ≪「フィロソフィ」について≫
 「経営破綻になるまでは、一生懸命であったが、それぞれのベクトルが合ってなかっ。“フィロソフィ”という共通の考え方を持ったことで、全員が1つの方向へ向かっていけるようになりました」
 「2010年6月から全役員と一部の主要な部長、50人ほどで、稲盛会長をリーダーとする勉強会をしました。1カ月の間に18回、大体午後6時から9時・10時までというのを、ほぼ毎日のように続けていました。今さら道徳的なこと何の足しになるのだと半信半疑でした。しかし、稲盛さんの圧倒的な存在力というか、過去の経営も含めてお話をして下さる中で、乾いた砂に雨が降ったときのように、皆の心の中に入ってきて、最後には、皆で“フィロソフィ”を大切にして行こうという気持ちが出来上がりました(フィロソフィは2011年1月に公開)。」
 「フィロソフィの中の『一人一人がJAL』ですが、これは、客室乗務員が機内でお客様と接しているとき、或いは、カウンターの女性がお客様とお話しているとき、まさしくJALを代表してくれているのです。お客様からすると、その一人の女性を通して、JALをお知りになる。その意味では全てあなたに任せましたよという気持ちで我々はいます。そのためには一人一人の人間力を高める教育が大切であり、それがJALフィロソフィ教育だと思っています」

 ≪「アメーバ経営」について≫
 「意識改革である“JALフィロソフィ”の業績への寄与については自信が持てず、利益が出る仕組みとしての“アメーバ経営”という部門別採算制度を取り入れました。“アメーバ経営”を採用してびっくりしたのは、皆が真剣になって数字を追いかけ始めたことです。今まで計画自体の存在すら気にしなかったような集団が、自分たちの目標とする数字に毎月毎月達成しているかどうかを、本当に真剣に追うようになりました。毎日の一つ一つの便の収支が出ますので、それをベースに、非常に速いスピードで対応しています。例えば、予約の入りが悪いとしたら、中型機から小型機に変えることによって費用は最小限ですみます。逆にここはいいぞと思うと、大型機に変えて、収入を最大化する。そういうことをDay By Dayでやっています。この仕組みは利益を出す仕組みですが、それよりももっと大きいのは、一人一人の社員が、経営者の感覚を持ったことです」
 上記で、植木氏のご発言を見てきました。JALの皆さんが、稲盛氏の熱意を糧に弛まぬ努力をし、「JALフィロソフィ」と「アメーバ経営」を生かし、奇跡的な再建・復活を果たされたことをご理解いただけたと思います。マニュアルによる、型通りのサービスではなく、「人間力」による、マニュアルを超えた、適宜・適切なサービスの力の大きさを確認できます。Day By Dayで収入の最大化と費用の最小化を全員参加で行い、驚異的利益の改善を果たした事が良く判ります。
本
■ 経営理念策定の際は稲盛流経営を守破離しよう(むすび)

 経営理念の実践例としての、稲盛「経営」とJALの奇跡的再建における、MVV、フィロソフィ、アメ-バ経営を見てきました。JALの実践例は、「ミドル・アップダウン・マネジメント」「アウトサイド・インとインサイド・アウトの共創」の成功例でもあります。
 稲盛流「経営」、フィロソフィ、アメーバ経営を学び、これらを守破離し、或いはクリティカル検証のツールとして活用し、自社の経営を生き生きと支える経営理念を構築しましょう。
本

【酒井 闊プロフィール】

 10年以上に亘り企業経営者(メガバンク関係会社社長、一部上場企業CFO)としての経験を積む。その後経営コンサルタントとして独立。  企業経営者として培った叡智と豊富な人脈ならびに日本経営士協会の豊かな人脈を資産として、『私だけが出来るコンサルティング』をモットーに、企業経営の革新・強化を得意分野として活躍中。

  https://www.jmca.or.jp/member_meibo/2091/

  http://sakai-gm.jp/index.html

【 注 】  著者からの原稿をそのまま掲載しています。読者の皆様のご判断で、自己責任で行動してください。

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【経営コンサルタントのひとり言】 「拙速巧遅」ズボラ人間と完璧主義者とどちらが良いのか

2024-04-23 12:03:00 | 【話材】 お節介焼き参考情報

  【経営コンサルタントのひとり言】 「拙速巧遅」ズボラ人間と完璧主義者とどちらが良いのか 

 

 

 「そんなこと、常識だろう」と言ったり、言われたりしたことはありませんか?

 コンサルタントなど士業・経営の専門家だけではなく、ビジネスパーソンの皆さんの「あたり前」とはなんでしょうか?

 「常識」とか「あたり前」と思っていることが、じつは、必ずしも適切な判断に繋がるとは限りません。

 こんな、日常茶飯事のことに疑問を持つことの積み重ねが、思考力を高めたり、相手のことを思いやったりと、人間性を高めることに繋がるような気がします。

 経営士・コンサルタントを1970年代からやってきた経験から、思ったこと、考えたことを独断と偏見でもって述べてみたいと思います。

 

「拙速巧遅」ズボラ人間と完璧主義者とどちらが良いのか

 ある中小企業の開発部長は、東北大学出身の聡明な人であり、人間も信頼に足る人です。ところが、神様は、万人に平等なようで、彼にも欠点というか、問題点があります。
 彼が新たなプロジェクトを始めるときに、資料・情報の収集や調査にたっぷりと時間をかけます。また、事前テストをいろいろとやったり、試作品を何度も作ったりします。完璧主義者といえるように、何ごともキチンとやる人なのです。そのために、社内での人望は厚い方です。
 一方、機械設計担当課長は、どちらかというとずぼらな人で、こちらも開発スケジュールに無頓着です。なにかを先送りすることが多く、部下からは「いいかげんな人」、「ズボラ課長」とみられています。
 技術者上がりの同社の社長は、てきぱきと仕事をする人で、どちらかといいますと、気が短い人です。そのために、開発スケジュールに無頓着な二人にイライラすることが多いのです。

 上述の部長さんが、事前の準備ばかりに時間をかけるのは「失敗したくない」という気持ちが強いのではないでしょうか。完璧主義者で、プライドの高い人に多く、失敗したことを他の人に知られたくないという気持ちが強いのです。
 このような人というのは、スケジュール通りの成し遂げるという意識の低い人が多いのです。それは、「大切なこと」を問題視せず、先送りしているにすぎないという意識もないのではないでしょうか。「事前作業に時間をかける」ことにより自己満足されていては、企業は成り立ちません。とりわけ、部長という立場にいる人ですから問題は大きいです。
 逆に、先送りするのを日常茶飯事にしている課長の評価は一般的には好ましくありません。ところが、近年、「ズボラ人間」が見直されるべきだという考えが出てきています。
 アメリカのベストセラーになった本のひとつに『SECOND BRAIN 時間に追われない「知的生産術」』(ティアゴ・フォーテ著)がその契機です。氏は、完璧主義者は、物事を先延ばしにしがちで、生産性を下げている」と言っています。

 「拙速巧遅」という四字熟語があります。拙速が良いのか、功遅が良いのかは、状況による判断で決まります。
 タイムリミットがある場合には、その状態で最善の策を打つことが求められます。一方、時間的にも資金など他の要因もゆとりがある場合には、良い結果をだすことに重点をおくべきです。
 ケース・バイ・ケースという言葉がありますように、状況をキチンと把握して、判断することが求められます。

 

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 4月22日 徒然なるままに日暮パソコンに向ひて 第一段5 法師ばかりうらやましからぬものはあらじ 

2024-04-23 08:03:00 | 【老いぼれコンサルタントのひとり言】

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 4月22日 徒然なるままに日暮パソコンに向ひて 第一段5 法師ばかりうらやましからぬものはあらじ   

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

4月22日(月)

 何とか新幹線切符を取れましたので、明日から浜松です。

 核となる訪問先の企業さんからも確認の電話を頂きました。

 今回は、花博2024にも行きたいので、二泊することにし、その準備に終日追われました。

 

 「日暮パソコンに向日て 徒然草に思う」シリーズは、数年前に部分的に当ブログに投稿しました。

 その内容を追補したり、新規に加えたりして参ります。

 

 

 「徒然草(つれづれぐさ)」は、吉田兼好による随筆集の冒頭の文章です。作者は、兼好であるという明確な証拠はないようです。おそらく大半の方が、何らかの形で、この文章に接しているのではないでしょうか。
 徒然草といいますのは、清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』とならび日本三大随筆の一つといわれています。
 高校生時代に戻った気分で、また、社会人として人生を歩み、自分の高校時代には理解できなかったり、誤解していたりすることを発見しながら、独断と偏見に満ちた、老いぼれコンサルタントが、我流の解釈を僭越ながらお付けしました。
 徒然なるままに、日暮パソコンに向かいて、よしなしごとを、そこはかとなく書き付けてまいります。
 お届けも、徒然なるままにアップロードしますので、読者の皆様も、日暮パソコンに向かいて、末永く、徒然にご覧下さるよう、お願いします。

【 注 】 加筆等再編集して、再掲の原稿を含んでいます。

 

◆第一段その5 法師ばかりうらやましからぬものはあらじ

 

 

◆05 法師ばかりうらやましからぬものはあらじ。「人には木の端のやうに思はるるよ」と清少納言が書けるも、げにさることぞかし。

 

【語彙】

 木の端: 取るに足りないものの意で、情けない人間を指す
 げに: 誠に、本当に

 

【現代語訳】

 天皇や貴族に次ぐ位置にいる法師ほど、うらやましくないものはありません。(二重否定)

 清少納言が枕草子の中で「他の人から見ると、木の端のように取るに足りない人間のように思われます」と記述していますが、本当にその通りです。

 

【ひと言】

 徒然草は、鎌倉時代に執筆されましたので、平安時代の枕草子は当然流布されていたことがわかります。

 兼好は、30歳代で出家していますので、世間一般にいわれるのは、法師もうらやましい高貴な立場といわれていますが、法師は木の端のように取るに足りないものと謙虚にいっているのでしょうか。

 経営コンサルタントは、相手の理解を求めることが多く、学校の先生的な口調になりがちです。その結果、「上から目線」と捉えられてしまったりします。

 かつては、とりわけ、ベテランの先生に多かったのですが、自分が経営コンサルタントであることは、クライアントより偉いと思い込み、「指導してやるのだ」という意識につながり、顰蹙を買うことが結構ありました。

 しかし、近年は、その様なコンサルタントも少なくなってきましたが、いまだに散見されます。

 彼等の全てが、「好ましくないコンサルタント」というわけではありませんので、コンサルタントと契約するときには、その辺りも勘案し、自社に即した先生を選ぶことが肝要といえます。

 

■ 「日暮パソコンに向日て」 バックナンバー

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/eb88c477696adc4e2e78376c81b7274b

 

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
    この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

  ■【今日は何の日】 4月23日 ■ 子ども読書の日 ■ 国際マルコーニデー ■ 【今日の写真】 春の京都 仁和寺

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

◆  梵鐘の名産地で銅器に独自の色を出す 422

 私は、かつて経営コンサルタントとして伸銅会社の支援をしたことがあります。
 銅の独特の色はなんとも言えませんね。

 お寺さんにつきものの梵鐘といえば富山県高岡市です。
 その高山市に在る会社が、独自の技術で元気な会社になっています。
 銅といいますと、真新しいときには独特の薄い赤茶色をしています。
 その色をさらに独特なものにして注目を浴びています。

 

(ドアノブ)

 

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。


 本日は、明細リストからではなく、下記の総合URLよりご覧下さるようお願いします。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

>> もっと見る

■バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db


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【経営コンサルタントのひとり言】 「拙速巧遅」ズボラ人間と完璧主義者とどちらが良いのか

2024-04-23 00:39:03 | 【専門業】 経営士からのメッセージ

  【経営コンサルタントのひとり言】 「拙速巧遅」ズボラ人間と完璧主義者とどちらが良いのか 

 

 

 「そんなこと、常識だろう」と言ったり、言われたりしたことはありませんか?

 コンサルタントなど士業・経営の専門家だけではなく、ビジネスパーソンの皆さんの「あたり前」とはなんでしょうか?

 「常識」とか「あたり前」と思っていることが、じつは、必ずしも適切な判断に繋がるとは限りません。

 こんな、日常茶飯事のことに疑問を持つことの積み重ねが、思考力を高めたり、相手のことを思いやったりと、人間性を高めることに繋がるような気がします。

 経営士・コンサルタントを1970年代からやってきた経験から、思ったこと、考えたことを独断と偏見でもって述べてみたいと思います。

 

「拙速巧遅」ズボラ人間と完璧主義者とどちらが良いのか

 ある中小企業の開発部長は、東北大学出身の聡明な人であり、人間も信頼に足る人です。ところが、神様は、万人に平等なようで、彼にも欠点というか、問題点があります。
 彼が新たなプロジェクトを始めるときに、資料・情報の収集や調査にたっぷりと時間をかけます。また、事前テストをいろいろとやったり、試作品を何度も作ったりします。完璧主義者といえるように、何ごともキチンとやる人なのです。そのために、社内での人望は厚い方です。
 一方、機械設計担当課長は、どちらかというとずぼらな人で、こちらも開発スケジュールに無頓着です。なにかを先送りすることが多く、部下からは「いいかげんな人」、「ズボラ課長」とみられています。
 技術者上がりの同社の社長は、てきぱきと仕事をする人で、どちらかといいますと、気が短い人です。そのために、開発スケジュールに無頓着な二人にイライラすることが多いのです。

 上述の部長さんが、事前の準備ばかりに時間をかけるのは「失敗したくない」という気持ちが強いのではないでしょうか。完璧主義者で、プライドの高い人に多く、失敗したことを他の人に知られたくないという気持ちが強いのです。
 このような人というのは、スケジュール通りの成し遂げるという意識の低い人が多いのです。それは、「大切なこと」を問題視せず、先送りしているにすぎないという意識もないのではないでしょうか。「事前作業に時間をかける」ことにより自己満足されていては、企業は成り立ちません。とりわけ、部長という立場にいる人ですから問題は大きいです。
 逆に、先送りするのを日常茶飯事にしている課長の評価は一般的には好ましくありません。ところが、近年、「ズボラ人間」が見直されるべきだという考えが出てきています。
 アメリカのベストセラーになった本のひとつに『SECOND BRAIN 時間に追われない「知的生産術」』(ティアゴ・フォーテ著)がその契機です。氏は、完璧主義者は、物事を先延ばしにしがちで、生産性を下げている」と言っています。

 「拙速巧遅」という四字熟語があります。拙速が良いのか、功遅が良いのかは、状況による判断で決まります。
 タイムリミットがある場合には、その状態で最善の策を打つことが求められます。一方、時間的にも資金など他の要因もゆとりがある場合には、良い結果をだすことに重点をおくべきです。
 ケース・バイ・ケースという言葉がありますように、状況をキチンと把握して、判断することが求められます。

 

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◆【経営コンサルタントの独り言】  梵鐘の名産地で銅器に独自の色を出す 422

2024-04-22 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言

 

  【経営コンサルタントの独り言】  梵鐘の名産地で銅器に独自の色を出す 422

 

 

平素は、ご愛読をありがとうございます。

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

 

■  梵鐘の名産地で銅器に独自の色を出す 422

 私は、かつて経営コンサルタントとして伸銅会社の支援をしたことがあります。
 銅の独特の色はなんとも言えませんね。

 お寺さんにつきものの梵鐘といえば富山県高岡市です。
 その高山市に在る会社が、独自の技術で元気な会社になっています。
 銅といいますと、真新しいときには独特の薄い赤茶色をしています。
 その色をさらに独特なものにして注目を浴びています。

(ドアノブ)

 【カシャリ! ひとり旅】を映像にして紹介しています。

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◆ ツイッターでのつぶやき 

konsarutanto

 

【経営コンサルタント(志望者)へのお勧めブログ】

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◆【カシャリ!ひとり旅情報】 仙台・大崎八幡宮は国宝・重文

2024-04-22 12:03:00 | 【カシャリ!一人旅】 おすすめ

◆【カシャリ!ひとり旅情報】 仙台・大崎八幡宮は国宝・重文

 ちょっとした情報が、私達の智慧となることは多々あります。その情報が知恵の源泉であることに気づかないで機会損失を起こしていることは、それ以上に多いのかもしれません。
 仙台市は、宮城県県庁所在地で人口108万人を擁しています。東北地方債大の都市であり、政令指定都市でもあります。杜の都、学園都市といろいろな顔を持っています。

 大崎神社は、仙台市の西方にあり、正式には「大崎八幡宮」といいます。
 仙台観光の重要な足である「るーぷるバス」ルートのちょうど中間くらいに位置していますので、仙台駅からまっすぐ向かっても30分以上はかかります。青葉城址を訪れた後、るーぷるバスに乗りましたところ10分ほどで着きました。

 その辺にある神社(そう言っては失礼ですね)に毛が生えた程度と思って訪れましたが、あに図らんや、立派な神社です。
 御社殿は国宝、長床が国の重要文化財に、石鳥居が県の重要文化財に指定されています。
  参道は、大きな杉並木で、荘厳な雰囲気を作っていました。参道左右には神社に付帯した建物と左手には馬場があります。正面の一段高い所に社殿があります。
  御社殿(拝殿)は、権現造りで、外観は長押上に、鮮やかな胡粉極彩色の組物(斗きょう)が施されています。内部は素晴らしい彫刻や格子天井、下は総黒漆塗りと風格を感じます。

大崎八幡宮

カメラ【趣味・旅行のブログ】



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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 4月21日 アナウンサーは正調派標準語を話せ!! 経営四字熟語「矯角殺牛」 謙虚さがこじれ解消の薬 部分最適が全体最適を損なう

2024-04-22 08:03:00 | 【老いぼれコンサルタントのひとり言】

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 4月21日 アナウンサーは正調派標準語を話せ!! 経営四字熟語「矯角殺牛」 謙虚さがこじれ解消の薬 部分最適が全体最適を損なう 

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 4月21日(日)

 えきねっとで予約・切符購入手続きを済ませていますので、券売機でその発券をしようと駅まで行きました。
 そこは長蛇の列です。みどりの窓口に行列しているのです。
 2021年5月に、2025年までに7割を減らすと当時の社長が明言したのです。その結果、みどりの窓口は次々と閉鎖していますので、当然のこと残っているみどりの窓口は混雑します。しかもインバウンド需要で、外国人も多く、彼等は要領がわからないから時間がかかるようです。
 自動券売機の数を増やそうにもスペースがないのでしょうか。券売機を利用した人によると機能が限定されていて、細かい切符購入ができないのだそうです。
 私も、えきねっとを利用して予約をするのですが、変更できないことが多いです。たとえば、帰りの時間が未定ですので、新幹線はとりあえず特急券だけ購入しておくことが多いのです。それを座席指定に変更できません。たった、これだけのことをネットでできないのですから、困ったものです。
 今後もえきねっとを利用せざるを得ませんが、発券しなくても済むスマホ切符に切り替えることで、少しでもこのトラブルを回避しようと考えています。
 

 経営コンサルタントという仕事を長年してきましたが、その立場や経営という視点で四字熟語を”診る”と、今までとは異なった点で示唆を得られることが多のです。

 経営コンサルタントの視点で見た四字熟語を「老いぼれコンサルタントの日記」で認めることにし、時間を取っては執筆してまいり、それをご紹介します。

 

【経営四字熟語】 第1章 心の経営と経営の心

 1970年代から半世紀もの永きにわたり経営コンサルタントとして、経営者・管理職の皆さんと接してきました。その間、経営コンサルタントの目から見ても素晴らしい経営者・管理職の方がたくさんいらっしゃることを発見しました。一方、そのような素晴らしい経営者・管理職でさえも類似している課題が存在することも感じてきました。
 他方、どちらかというと元気のない企業に、換言しますと「一般的な企業」といえますか、その経営者・管理職の方々に見られる問題点も目の当たりにしてきました。
 本章では、経営者として、あるいは管理者としてのあり方を中心に四字熟語から選択して、私見をまとめてみました。あなたに適した形で感じ取る契機となることを期待しています。

 

■ 矯角殺牛    謙虚さがこじれ解消の薬
   ~ 部分最適が全体最適を損なう ~


 中国の歴史書であります玄中記に、牛の角の形がわずかばかりゆがんでいることが気になり、それを矯正しようとしたら牛が死んでしまったという故事が掲載されています。それが「矯角殺牛(きょうかくさつぎゅう)」という四字熟語になりました。「矯」は、「矯正」という熟語にも使われますが、音読みで「ためる」となり「まがっている(正しくない)ものを(まげて)なおす<広辞苑第六版>」という意味があります。
「角をためて(なおして)、牛を殺す」と音読みができます。すなわち、牛の角が曲がってという些細なことを修正するために、大切な牛を殺してしまう」となります。すなわち矯角殺牛というのは、大勢にあまり関係しないような、わずかな欠点を正すために努力をしても、その結果、全体を損なってしまっては何もならないという意味です。(四字熟語辞典)
 類語に「蝸牛角上(かぎゅうかくじょう)」があります。「蝸牛」は、カタツムリのことで、「角上」は文字通り「角の上」です。カタツムリの左の角には触氏が、右には蛮氏がいて、お互いに領地争いをするという寓話から「些細なことで争う」ことをたとえて言います。牛の角の形のことで煩うより、さらに・・・ <下記より全文をご覧いただけます>

 

【経営四字熟語】 バックナンバー

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

 

  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
  ■【今日は何の日】 4月22日 ■ アースデイ ■ よい夫婦の日 ■ 【今日の写真】 春の京都 仁和寺  一年365日、毎日が何かの日

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

  アナウンサーは正調派標準語を話せ!! 421

 テレビ放送が開始されて65年ほどになるのですね。
 故大宅壮一氏がかつて「1億総白痴」ということを仰って、俗悪番組を非難していました。
 ご記憶の方も少なくなってしまっているかもしれませんね。
 バラエティ番組というのでしょうか、うるさいだけの番組が多いですね。
 私は日本語のことをとやかく言えるほど、日本語に長けているわけではありませんが、彼らの日本語はいい加減ですね。
 とりわけ近年気になるのが、”日本語”アクセントというのでしょうか、英語だと強弱ですが、日本語は高低の違いとして聞き取れます。
 これがでたらめです。
 たとえば「暑い」「熱い」と「厚い」の区別ができていないのです。
 むしろ逆転して、本来「厚い」と発音すべきところを「暑い」の発音になってしまっています。
「葉がいっぱい落ちています」が「歯がいっぱい落ちています」に聞こえ、ゾーとします。
 それを誰も注意しないばかりか、NHKのアナウンサーですら、誤っているのです。
 かつては、ベテランアナウンサーが注意をしたりしたのでしょうか、それともアナウンサーのトレーニングで身についていたのでしょうか、われわれ素人目(耳)にはキチンとしていました。
 昨今では、ベテランのアナウンサーですら、おかしいことが多々あります。
 間違えた発音を日々耳にしていますので、視聴者も、出演者も、それに毒されてしまっているのです。
「悪貨は良貨を駆逐する」
 ますます正しい日本語が崩れてしまうのですかね?
 せめてアナウンサーには正調なる標準語をしゃべっていただきたいです。

 

(ドアノブ)

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 

 本日は、明細リストからではなく、下記の総合URLよりご覧下さるようお願いします。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

>> もっと見る

■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db
 


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◆【経営コンサルタントの独り言】 アナウンサーは正調派標準語を話せ!! 421

2024-04-21 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言

  【経営コンサルタントの独り言】 アナウンサーは正調派標準語を話せ!! 421

 

 

平素は、ご愛読をありがとうございます。

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

 

■ アナウンサーは正調派標準語を話せ!! 421

 テレビ放送が開始されて65年ほどになるのですね。

 故大宅壮一氏がかつて「1億総白痴」ということを仰って、俗悪番組を非難していました。

 ご記憶の方も少なくなってしまっているかもしれませんね。

 バラエティ番組というのでしょうか、うるさいだけの番組が多いですね。

 私は日本語のことをとやかく言えるほど、日本語に長けているわけではありませんが、彼らの日本語はいい加減ですね。

 とりわけ近年気になるのが、”日本語”アクセントというのでしょうか、英語だと強弱ですが、日本語は高低の違いとして聞き取れます。

 これがでたらめです。

 たとえば「暑い」「熱い」と「厚い」の区別ができていないのです。

 むしろ逆転して、本来「厚い」と発音すべきところを「暑い」の発音になってしまっています。

「葉がいっぱい落ちています」が「歯がいっぱい落ちています」に聞こえ、ゾーとします。

 それを誰も注意しないばかりか、NHKのアナウンサーですら、誤っているのです。

 かつては、ベテランアナウンサーが注意をしたりしたのでしょうか、それともアナウンサーのトレーニングで身についていたのでしょうか、われわれ素人目(耳)にはキチンとしていました。

 昨今では、ベテランのアナウンサーですら、おかしいことが多々あります。

 間違えた発音を日々耳にしていますので、視聴者も、出演者も、それに毒されてしまっているのです。

「悪貨は良貨を駆逐する」

 ますます正しい日本語が崩れてしまうのですかね?

 せめてアナウンサーには正調なる標準語をしゃべっていただきたいです。

(ドアノブ)

 

 【カシャリ! ひとり旅】を映像にして紹介しています。

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